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仮面ライダーオーズ 心が熱くなるもの

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第二十一章

 それからだ。二人同時に言った。
「変身!」
「変身!」
 それぞれオーズの姿になった。それからだ。
 彼等はすぐにフル武装になった。その姿でだ。早速四人のグリードに総攻撃を浴びせた。
 湊は自分自身と対峙しながら。ポセイドンに告げた。
「御前とは何度戦っても」
「いいというのか」
「それが俺の仮面ライダーとしてのやるべきことなら」
 それならばだというのだ。
「俺はやる」
「そしてここでも俺を倒すか」
「そうだ、倒す」
 そうするとだ。湊はポセイドンを見据えて告げるのだった。
「わかったな」
「ではそうしてみろ。しかしだ」
「今度はか」
「そう簡単にやられはしない」
 このことはだ。ポセイドンは断るのだった。
「いや、それどころかだ」
「俺を倒すというんだな」
「逆にな。そうさせてもらう」
「そうはやらせない」
 湊も負けていなかった。それでだ。
 ベルトを出しそれを装着してからだ。高らかに叫んだ。
「変身!」
 この言葉と共に光に包まれて。それが消えた時にだ。彼は仮面ライダーアクアとなっていた。
 そしてそのアクアの姿でだ。ポセイドンにまた告げたのだった。
「ここで倒す!」
「来い。その言葉そのまま返す」
 二人も闘いに入った。そしてだった。
 左とフィリップもだ。こうエターナルに告げたのだった。
「じゃあ俺達もだ」
「闘いに入るね」
「そうだな。今度はだ」
 この闘いではだと。エターナルはその二人に悠然と言ってきた。
「俺が勝つ」
「貴様のことは聞いた」
「あれから調べさせてもらったよ」
 二人は既にエターナルのことを聞いていた。そのうえでだ。
 その彼にだ。こう返したのだった。
「貴様がそうなった理由はわかった」
「その事情はね」
「それで同情するとでもいうのか?」
「それはない」
 左がこのことを否定した。すぐにだ。
 それからだ。彼はフィリップと二人でだ。こう言ったのだった。
「しかしそれでもだ。貴様がエターナルとしてやろうとしていることはだ」
「許す訳にはいかないんだ」
「その貴様のやることは俺達が止める」
「この全ての力を使って」
 まさにだ。そうしてだというのだ。
 エターナルにこう告げてだ。それからだった。
 二人でそれぞれベルトを出してだ。そのうえでだ。
 左がだ。フィリップに対して言った。
「俺でいいか」
「うん、頼んだよ」
「それでだ。ここはだ」
「あれしかないね」
 フィリップは淡々としながらも左に応えた。そして。
 二人でそれぞれベルトにカードメモリーを差し込んだ。その瞬間に機械声が告げてきた。
「サイクロン」
「ジョーカー」
 あの黄金と緑のライダーになりだ。それからだった。
 フィリップは倒れ亜樹子がそのフィリップを支える。亜樹子はフィリップの身体を持ちながらだ。そのうえでライダーになった左に言ったのである。
「じゃあお願いね」
「ああ、それじゃあな」
 こうしてだ。ダブルもまたエターナルとの戦いに入るのだった。
 エリカと知世子はバーズ達の、そそて比奈は火野の横に来てそれぞれサポートに入っていた。そしてその中でだ。 
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