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なのは一途のはずがどうしてこうなった?

作者:葛根
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第三章 結びと親友

 
前書き
この小説は魔法少女リリカルなのはの二次創作です。
原作とは異なる設定、独自解釈、キャラクターの著しい崩壊などが含まれております。
原作の雰囲気を重視される方はご注意ください。
割りとマジで原作崩壊しています。 

 


ホテルと言っても様々な種類のホテルが存在する。
ミウラ・ケイタが選んだホテルは所謂《いわゆる》高級ホテルであった。
一階にはレストランがあり、地下にはバーがある。
一泊の料金は、一般社員の給料に結構なダメージを与える金額であり、レストランの方も有名料理人が創作料理を振るう高級レストランである。
そのレストランでミウラ・ケイタ、高町なのはは食事をして、そのまま宿泊するつもりなのだ。
表向きは今後の教導官同士での語り合いで、それは仕事である。
仕事である以上領収書を切るのだが、ミウラ・ケイタは自腹を切る事を決断していた。
それは、後々に余計な詮索を与えない為の対策である。
さらには、昨日高町なのはの友人たちに釘を刺されたのにも関わらず翌日にまさか約束を違えるとは思いもよらないであろう迅速行動であった。
だからこそ、二人きりでホテルに外泊できたのである。

事の始まりは意外にも、女性である高町なのはからであった。
唇を求め合う。
唐突ではあったが、そういった行為をすると約束をしていたので応じた。
お互いに管理局から支給された制服であったが、それはすぐに無くなり互いに生まれたままの姿になった。
――息を呑む。

「綺麗だ」

それが男の感想であった。
女性の身体という物を初めて直視したのだ。
綺麗だと言う感想意外に何も思いつかない。
高町なのはの素肌は透き通るような白。
シミひとつ無い肌に、女性らしいふくよかな胸。
腰回りは、細く引き締まっていた。
曲線的な美がある。
脚は、スラリと伸びており、灯りにより光沢感があった。
ベッドの上、恥ずかしそうに局部を手で防いで、高町なのはは顔を赤くしていた。

「明かり消して、恥ずかしい」

薄暗い光の下一つのベッドで重なりあう。
互いに初めてである。
それでも、男の方がリードする。
知識だけは人一倍あると自負する男は女の身体を喜ばせる事にした。
完全に受けるだけの女は初めての性感に不安と喜びがあった。
男は、不安を感じ取りゆっくりと、優しく女の躰を刺激する。
唇、首、鎖骨。
それぞれに、舌や、指で愛撫した。
始めて触る女性の素肌は、柔らかさとしっとりとしたものがあった。
胸は吸い付くような弾力と、感触。
グニュグニュと形を変えるが、しっかりと反発して、元の形に戻るのだ。
上半身から下半身へと愛撫が移動する。
腰から手を滑らせて、臀部へ。
胸より弾力があり、相手の反応も強い。
太股の外側から内側へ、手と舌で蹂躙する。
女性のモノは、しっとりと濡れていた。
丘があり、谷がある。
割れ目の谷には、舌を使った。
恐る恐る、という舌使いで谷を攻める。
泉から水が溢れ出る。
潤滑油を指に絡めて利用する。
谷の奥。落とし穴に指をゆっくりと。
傷付けないように、細心の注意を持って進入させていく。
一方で、舌は、縦筋の谷にある、一つの突起物を刺激する。
相手の反応から、そこが最も刺激があると理解する。
だが、そこで相手から反撃があった。
それは、態勢の変化。
互いが互いの局部を攻める格好だった。
女は興奮した男の物を薄暗い中初めて直視する。
思った以上に大きい。
そして逞しいと感じる。
だが、愛おしいとも思う。
男と同じく、女も手と口でそれぞれ互いに刺激しあう。
初めて異性に触れられた同士達するのは早かったと言える。
それでも回復は早かった。
互いに準備は万全でついに互いの初めてが繋がったのだ。

「痛くない?」
「うん、大丈夫」

涙した。それは嬉しさと痛さが交わったもので悲しいものではなかった。
二人は実感する。
繋がり合うことの愛おしさと快楽に心まで浸されて満足できるのだ。



朝帰りを初めてした。
高町なのはは自分の中に残る痛みと確かな心の温もりを感じて満足気に自室に戻る。
時計の針は五時を示しており、自室で寝ているはずの親友を起こさない様に静かに扉を開いたのだ。

「げ、フェイトちゃん?」
「おかえり。なのは。随分遅い帰りだね」

高町なのはとフェイト・テスタロッサ・ハラオウンは十年来の親友である。
その親友の感情が読めない。
高町なのははフェイトの無表情を貼り付けにした顔が怖いと思った。

「ち、ちょっとお仕事で、話が長くなってそのまま外泊しちゃった」
「ふーん……。その話し相手って誰?」

正直に答えるべきか誤魔化すべきか迷う。
これ以上嘘を重ねるのは心苦しい。

「えーと、ケイタ君と、仕事の話を……」
「それって二人きりで、しかもお高いホテルで、一緒の部屋で! 泊まって! することなのかな?」

激昂だ。
だが、フェイトは急に感情を変えた。

「でも、結ばれた事をお祝いするのが親友かな?」

激高から涙。
どこで高町なのは達の情報を手に入れたか気にあるが、今は目の前の人物を落ち着かせないといけないと高町なのはは考えた。
相手は情緒不安定だ。

「落ち着いて、フェイトちゃん!」
「私、落ち着いてるよ? だからね、お願い聞いて?」

明らかに落ち着いていないが。
ここで問答してもしょうが無いと思った高町なのははフェイトの言い分を聞こうと思った。

「な、何かな?」
「なのはは私達との約束を破って裏切った。だから私も裏切っていいよね?」

何を? と聞こうとしたが、フェイトが答えた。

「今度の休み。ケイタ君貸して?」

無表情のままフェイトは告げた。



「目撃情報と、ホテル側の顧客情報から間違いないですー」

八神はやては報告を聞いて項垂れた。
まさか約束を翌日に破られて、さらに膜まで破られているとは。

「さすが、エースオブエースや。名実共に誰よりも先にいきおる。こっから先は戦争や!」

それはつまり、どういうことか。

「手段、場所を選ばす、犯せ」

勝てば良いという目的のためには手段を選ばない卑劣な手だ。

「しかし、主はやてよ。私達が先に、その、してしまってもかまわないのか?」
「かまわへんで。何故なら、ヴォルケンリッターは私の所有物扱いや。それを理解しているミウラっちは事後、必ず私の元へ来る。すいません。貴女の物に傷を付けてしまいましたと。そこでや! 私は優しく答える。別にいいんや。男女の仲なんてどうなるかわからへん。でもな、責任をとらないかん。わかるな? 私の言うこと一つ聞けば許したる、と」
「で?」

興奮した様子の八神はやてにシグナムが問うた。

「それでや。ミウラっちは言うことって何と聞く。それは、私を娶ることや。そうすれば万事解決。所有者を妻にすればそれに連なるヴォルケンリッター付きや。愛人3人やで? お得パックや。これに乗らん男はおらへんやろ?!」

ああ、そうか。主はやてはバカだ、と。
疑問が核心に変わったシグナムだった。

「はやてちゃん自体が攻めに行ったりしないんですか?」

シャマルがバカに問うた。

「は、恥ずかしいやん」

頬を朱に染めて顔を押さえる手は可愛らしいのだが。

「何を今更。はやて。私が一緒についていってやるぜ」

ヴィータもバカだった。彼に幼女趣味があるかは知らないが、ヴィータは結構可愛がられている。
だからこそ近づきやすいと自負しているのだろう。
全く、とシグナムは溜息をついた。
……私は剣術指南役で明日彼と会うというのに。
忘れているみたいだ。それに言う必要ないはずだ。
一番槍は私が頂くとしようではないか。
シグナムは静かに決意した。



2012/08/09加筆修正。

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後書き
2012/12/23誤字修正 
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