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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐

作者:グニル
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動乱の始まり

9月1日
 日本ではほぼ全ての学校が第2学期の始まりを意味するこの日、私の通うIS学園もその例に漏れず今日が始業式です。
 そして私は、と言うと1年1組の自分の机に突っ伏して唸っている最中。

「お、おい大丈夫かカルラ」

「大丈夫れすのでご心配なしゃらず……」

 前の席の一夏さんから聞こえる声もぼやけて聞こえます。口も回ってないような気もします。完全な寝不足。
前のように襲われるという可能性を考慮して直通の一本でいいところをダーウィン空軍基地からヘリでインドネシアへ、その後マレーシア、ベトナムまで行ってフィリピンへと遠回り。その後韓国まで民間機で飛んで更にそこから船で日本まで約10時間揺られ、その後はバスと電車を乗り継いでIS学園に着いたのは日付が8月31日を過ぎて9月1日になってからでした。そこから荷物を運びこんで準備をして布団に入れたのは午前3時半。朝起きるのは6時半ですから実質3時間前後しか寝ていません。いえ、3時間睡眠はたまにあるんですけどその前日の移動の疲れがどっとでてしまったようで……もう眠くて眠くて仕方ありません。

「皆さんおはようございます。夏休みは楽しめましたか?」

『はーーい!』

 おおお……山田先生が来ているようです。これは頭を上げないと……ふんぬ! うおお、重い、です。

「どうやら夏休みに呆け過ぎた馬鹿どももいるらしいな」

 はっ、この声は!
 そう考えた瞬間私は今まで重くて上がらなかった顔を思いきり上げました。その鼻先を黒塗りの出席簿が掠めます、しかも縦。あ、危なかった……
 思った通り目の前にはスーツをピシッと着こなした織斑先生が立っていました。織斑先生は私を見て

「最初からそうしろ馬鹿者が」

「す、すいません」

「お前もだ布仏」

「お、起きてま~ZZZzzz」

 後ろの方で起きているのか寝ているのか分からないはんにゃりとした声が聞こえます。ああ、のほほんさんがいると何かIS学園に来たっていう感じがしますよね。当然のように叩かれましたが。その後織斑先生が教壇に立ち課題の提出、連絡事項を説明してHRを終了。授業に入ります。
うおおおお、想像以上にきついですよこれは

「では一時間目は一学期のPICのおさらいから始めますよ。テキストの5ページ目を……」

 しかも1,2を争うくらい面倒くさい範囲できましたよー!? 今は山田先生の声が鬼の声に聞こえます! もってください私の瞼!

 ようやく昼休みとなっていつも通り昼食のために食堂へいつもの面子で向かいます。食堂に入るとそこにはまたもいつも通り鈴さんが待ち構えていて皆さんで一つのテーブルを確保します。ちなみに私はお茶漬けです。なんかもう色々入らないんですけど何か入れておかないときつくてしょうがない状況。

「あんた、そんな状態でよくあの千冬さんの授業もったわね」

「まあ、色々……」

「あの時のカルラさんは後ろで見ていても鬼気迫るものがありましたわ」

 鈴さんの言葉にセシリアさんが感じていたことを答えてくれます。いやまあ、のほほんさんに振り下ろされた断頭台の音を聞いていれば嫌でも目が覚めるというもので、あの後ほとんどの人たちがかなり無理していたのは言うまでもありません。

「あんまり無茶しちゃだめだよ」

「ふむ、そんなに眠いのであれば我が隊でも使っている眠気覚ましをやろう。3日は眠れなくなるが教官の話を聞けなくなるよりはマシのはずだ」

 シャルロットさんは普通に私の心配をしてくれているようです。ラウラさんは……何か使ったら色々まずそうなのでお気持ちだけ受け取っておきます。
 適当に話を流してお茶漬けを胃の中に流し込みます。ああ、この感覚はすごい助かります。流動食っていう手もあるんですがあれは味気無さ過ぎて……日本食様様ですね。おいしいです。
 昼食を流し込んでグロッキー状態の私を置いて皆さんは夏休みの間の話で花を咲かせているようです。私もこんな状況でなければ参加……できませんね。大体謹慎くらっていたか訓練していたかですし、こんな色気のない夏休み話しても誰も面白くないでしょう。
 話がひと段落したところで箒さんが思い出したように鈴さんに聞く声が聞こえました。

「そういえば2組はHRの途中騒がしかったが何かあったのか?」

「え! 何、あんた知らないの!?」

 鈴さんの驚く声が聞こえます。何かあったんでしょうか? そもそも私は騒がしかったことすら気づいていなかったわけですが……

「ん? どうした、何かあったのか?」

「一夏……」

「疎いにも程があるぞ」

「もう少し情報収集にも時間を割くように訓練するべきでしょうか?」

 シャルロットさん、ラウラさん、セシリアさんがそれぞれ一夏さんに呆れた声を出しています。私も知りません。寝たふりしておきましょう。

「はあ、いい二人とも。今日から1年1組以外のすべてのクラスに転入生がきたの」

「は!?」

「2組と4組には1人、3組には2人だね。しかも全員代表候補生って噂だよ」

「つまり一つのクラスに最低二人は代表候補生が配置されるというわけだ」

「明らかに国が関わっていますわ。IS学園の理念はどこへ行ったのやら……」

「う、それを言われるとアタシとしては心苦しいんだけど……」

 一気に4人ですか。それは国が関わっているのは確実でしょうね。鈴さんも中国の偉い人に無理を言ってIS学園に入らせてもらったと聞いたことがありますし、やはりある程度の国からの介入は仕方ないのでしょう。後で確かめておく必要がありますか。でも2組には鈴さんがいるとして3組、4組はどうしましょう。直接行くにしてもあまり理由がないですよね。合同練習の時くらいしかないです。一週間あればなんとか分かるでしょうか。
 と思った時点で昼休みは終了。午後の授業に入るために教室へ戻り、授業と同時にまた瞼との戦いが始まり、何とか勝利して放課後。既に体、精神共にボロボロのため一夏さんたちとの訓練は遠慮しました。流石にこの状態でやってもいい結果は出せないでしょう。
 部屋に戻って電気をつける間もなくベッドにダイブします。制服が皺になるなーとか考えつつ意識が気持ちよく闇に包まれていきます。おやすみなさーい……


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「さん…………カルラさん」

 んー、誰ですか。私の眠りを呼び覚ますのは……

「ああ、お目覚めになりましたのね。少しお話がありますの。お時間よろしいかしら?」

「セシリア……さん? はい、それは構いませんけど……」

 どうしてセシリアさんが私と箒さんの部屋にいるのでしょう? 時間は……私が戻ってきてから1時間くらいですか。まだ皆さん訓練してる時間ですね。セシリアさんだけ抜けてきたという事でしょうか? とりあえず体を起こして部屋の扉の前で待っているセシリアさんの所に向かいます。

「どうしたんですか?」

「ここでは少し……そうですわね、第6アリーナの客席辺りで」

 セシリアさんにしては要領を得ませんね。しかも第6アリーナなんてよく分からないです。とりあえず私は生返事をしてセシリアさんの後に続きます。第6アリーナって言ったら確か高速機動の練習などによくつかわれるコースがあるアリーナですよね。その用途的にも大きさが確かこの学園1を誇るはずですけど、その関係上2学期のIS競争イベント「キャノンボール・ファスト」の前後以外はあまり使われていないアリーナって聞いていますけど……
 第6アリーナに着くとそのまま観客席へ向かいます。やっぱり使っている人はまばらで、そのせいか観客席にはほとんど人がいません。セシリアさんはその中でも最前列の端っこに座りました。私もその隣に座ります。3分くらいの沈黙が続きます。第6アリーナは何か新しいものを作っている最中なのか、敷地の半分ほどに建設用の資材と思しきものがおかれています。そんなことを確認していた私の目の前を高速機動用パッケージを付けたリヴァイブが通り抜けて、その風で私とセシリアさんの髪が巻き上げられました。

「腕……大丈夫ですの?」

 その風が収まった時、セシリアさんが口を開きました。その一言で私はこの場に呼ばれた意味を理解します。

「はい、後4日もすれば普通に動かしても問題ないそうです」

「そうですか、良かったですわ……」

 セシリアさんがこちらを見ずに言葉を続けるので、私も正面を見ながら返事をしました。

「カルラさんはどこまで聞かれましたか? その……例のISについて」

「直接聞いたのは機体名くらいです。後は、実際戦いましたしある程度は……」

「そうですか。申し訳ありません」

「別にセシリアさんが謝ることじゃありませんよ?」

「それでも、ですわ」

「そうですか」

 『サイレント・ゼフィルス』の1件についてはセシリアさんも聞かされているようです。コールフィールド候補はセシリアさんの先輩だと言っていましたし、襲撃事件の件も全て聞いているのでしょう。

「戦ってみた感想とか、聞かせて頂いても?」

「正直な、ですか?」

「はい……」

 セシリアさんの声に切実なものが入っているのを感じます。

「実力としては……私では足元にも及ばない程の使い手です。純粋なIS操縦技術もそうですが……セシリアさんと違って既に例の兵器を動きながら使いこなしていました。それだけ聞けばセシリアさんも実力が分かると思います」

「そう……ですわね」

 隣からは悔しそうな声が聞こえる。 ビット兵器の適性が最も高かったのはイギリスの国家代表、候補生全ての中でセシリアさんがトップ。それを上回っていたということはイギリスのISを使いこなしているのは開発したイギリスではなく亡国機業ということになります。これは国自体の面子も相当ですが、セシリアさん自身の誇りにも相当傷をつけることでしょう。と言ってもここで嘘を言っても仕方ありません。

「あとでその映像、見せて頂いても?」

「ええ、構いません。私の視点ですからあまり参考にはならないかもしれませんが」

「よろしくお願いしますわ」

「へえ、ここが第6アリーナか。やっぱ広いな」

 セシリアさんと映像データを見ようとしていた時、観客席の入り口辺りから聞こえた元気な声に慌ててそれを仕舞い込みます。セシリアさんも私の方に頭を寄せていたのですが一瞬でアリーナの方を向いているのは流石です。
 誰が来たのかと思い後ろを振り返ると生徒が二人おり、こちらに気づいたみたいで歩いてきました。黒髪のショートカットの人と小柄の鮮やかな黒い長髪を持った人はIS学園の制服に身を包んではいますが……

「おー、カスト候補生じゃないか。久々だねえ」

「ん……久しぶり」

「上杉候補生と江本候補生!?」

 夏休み、ジャクソン社の本社でパッケージについて説明した日本の代表候補生の二人、上杉千歳候補生と江本響候補生。確かどちらも自衛隊所属だったはずでは?

「えっと、カルラさんのお知り合いですの? 確かお二人とも日本の候補生だったと記憶しておりますが」

「ああ、えっと……まあ知り合いと言うか一度会ったというか」

「お、そっちは確かイギリスの候補生だったよな。江本響、日本の候補生で今日からこの学園に通うことになった。これからよろしく」

「上杉千歳です。よろしく……」

「セシリア・オルコットですわ。お二人とも確か1学期はいらっしゃいませんでしたわよね?」

「ということは転入生4人のうちの2人って」

「ああ、それは僕たちのことだな」

 ああ、やっぱりそうでしたか。IS学園の制服を着ている時点でそうではないかと思いました。しかしこうまで露骨に日本の候補生を入れてくるなんて、日本も結構大胆なことしますね。

「ちなみに私たちは3組……」

「今まで専用機持ちがいなくて目立たなかったらしいが僕たちが入ったからにはそうはいかないからな」

「は、はあ……お手柔らかに」

「今はこれから過ごす学園を二人で見て回ってるんだよ。よし、じゃあ次行こうか千歳」

「お腹……空いた」

「夕食まであと一時間なんだから我慢しなよ。榛名さんにまた怒られるよ」

「……うん」

 お二人はそんな会話をして観客席を後にしました。なんというか……相変わらずだったというか、変なところで転入生を知ることが出来ましたね。それにしても知り合いと顔を合わすとは思いませんでした。

「すごい個性的な人たちでしたわね」

「ええ、まあ……」

 セシリアさんの言葉に素直に頷きます。その時アリーナの使用終了時刻を知らせるチャイムが鳴り響きました。どうやら結構な時間いてしまったようです。

「あら、では例の映像はまた今度見せて頂けますか?」

「今データだけ渡してもいいですけど」

「誰が見ているか分かりませんし、それはカルラさんの方で保存して頂いていた方がよろしいですわ」

 今まで具体的な名前を出しませんでしたしここでそういうことをするのは軽率と言うことなんでしょうね。私は一度だけ頷きます。
 私とセシリアさんはその場で別れて別々に寮に戻ります。こういうところも秘密にするのはやり過ぎな気もしますが、こういう警戒はやりすぎるという事はありません。なるべく秘密裏にというのは難しいものですね。
 そのまま再度寮へと戻ると扉の前で食堂に行こうとしている箒さんと鉢合わせました。

「ああ、カルラか。調子はもういいのか?」

「ええ、ある程度は……そう言えば先ほど転入生2人と会いましたよ」

「そうか」

「ええ、上杉千歳さんと江本響さん。どちらも日本の代表候補生で……」

「上杉……だと!?」

 今まで興味なさそうにしていた箒さんが上杉さんの名前を聞いて私の方を振り向きました。

「えっと……知り合いですか?」

「ああ、いや。直接の知り合いではない。何度か噂で聞いたことがあるんだ。私は剣道をやっているがその大会の時に……な。試合には出ないが恐らく誰も勝てない程の腕前の人物がいる、と聞いたことがある」

「それが上杉さん?」

「ああ、上杉と言っていた。実際に会ったことはないが1年に転入してきたのなら同い年だろう。候補生という事も考えれば試合に出てこなかったのも納得できる。そうか……」

 箒さんはそれだけ言うと何か考え込むように黙ってしまいました。何か思うところがあるのでしょうか? 戦ってみたい、とか?

「ああ、いや変なことを言ってしまったな。食堂に行こう」

「は、はい」

 今行ったら上杉さんと鉢合わせるんじゃないかなー、とか思いながら私は箒さんの後に続きます。食堂は丁度食事時という事もあって結構混んでいます。一夏さんたちは……まだ来ていないようですね。何か今日の食堂はある程度塊が出来ています。具体的には3つ。恐らく上杉さん、江本さんの組と残りの転入生のところに集まっているんでしょう。

「今日は騒がしいな……」

「転入生でしょう。ちょっと見てきます」

「あ、おい」

 箒さんを置いて人の塊を後ろから覗きます。すごいにぎやかですね。ノリが良い声と共に笑い声が聞こえてきます。人垣の後ろから背伸びして中央にいる人を確認。
 短い赤毛を後ろに纏めてブルーの瞳を持つその人は……エリス・ジャクソン候補生?
 演習で見た顔ですし間違いありません。米国第3世代試作IS『ヴァルチャー』の操縦者だった人ですね。
 これで日本に続き米国もですか。セシリアさんも言っていましたがなんだか国の介入があからさまになってきましたね。えっと、もう一つの方は、っと。
 もう一つの塊は一方的に周りが語りかけている感じでジャクソン候補生とは真逆の印象を受けます。ダークブルーの髪を肩のあたりまで伸ばしているメガネをかけた小柄の少女、確か、ユリア・アーセナル候補生。今度はイタリアですか。これで主なIS国家は大体そろってしまいした。
 一応これで転入生全員の確認は出来ましたね。本当にこれからどうなるんでしょう。ああ、箒さん待たせっぱなしです。早くいかなければ……


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「納得してもらえませんかな、織斑先生」

「納得も何も……私は1教師です。学園の方針には基本従います。しかしここまであからさまに他国からの介入を許すのはどうかと思いますが……」

 IS学園の理事長室ではその本来の位置にいるはずの初老の男性、轡木十蔵が座り、机を挟んだその正面には夏用のスーツを着こなした織斑千冬が立っていた。

「しかし国際IS委員会からの直接のお達しでしてな。1学期の襲撃、VTシステムの暴走、軍用ISの暴走。これらのことに合わせて夏休み時の亡国機業の動きから学園に通っている生徒の自衛と戦力強化というものが必須と考えられたようなのです」

「それはそうかもしれませんし否定もしません。しかしこちらの警備が信用できないなら教員を増やすなどのこともできたはずです。それをいきなり転入生として無理やり1年に入れ込むなどと……」

 そもそも今年のIS学園は異常だ。まずISを使える男子がIS学園に入学。そして専用機持ちが今までは1人、多くて2人だったのが現在転入してきた者を合わせれば9人。この時点で既に異常だが、今年は何かのイベント毎に問題が起きる。VTシステムの暴走はまだドイツ単体の問題だが、謎のIS襲撃と臨海学校の非常事態については少なからずけが人を出している。いくらIS学園が他国の介入を許さない場所とはいってもここまで来てしまうとその警備力自体が疑問視されてしまっているのだ。特に先の襲撃事件についてはアリーナのシールドを破られている。もしこれが一機でなく複数機だった場合生徒への被害も考えねばならない。
 そういう観点から理事長、教員らは臨海学校以降秘密裏に厳戒態勢を敷いてきた。そのお蔭か今のところ問題はないが、他国からすればそんな危険なところに自国の代表となる可能性のある人物を通わせているわけにはいかない。せめて自国の信頼できるものを派遣したいと思うのは当たり前だ。

「転入生についてはまだ構いません……しかしこの……『この案件』については徹底的に反対させて頂きます」

「そうは言われてもな、織斑先生。これも既に委員会での決定事項なのだよ」

 千冬は自分の手元にある資料を見ながら十蔵に反論するが、十蔵は無駄だという感じで首を振る。いくら理事長と言えども委員会直々の命令には従わざるを得ない。学園内の経営権限はあるとはいえ、その上には更に大きな権限を持った組織が存在しているのだ。下手に逆らえば最悪解任されるという可能性もある。そうなればIS学園自体に関われなくなってしまうため十蔵、千冬は表立っての反論などすることはできない。
 感情を露わにしないように千冬は静かに十蔵に背を向ける。

「『各国代表、候補生による臨時講習』……上手くいくといいですがね」

「ワシもそう望むよ。とにかく協力を頼みますよ」

「善処します」

 それだけ言うと千冬は理事長室を後にした。
 
 

 
後書き
さあて、転入生も入ってきてIS学園も動乱に巻き込まれますよ。

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