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ソードアート・オンライン ~白の剣士~

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シオンの特技②

 
前書き
戦闘描写いってみよ!!! 

 
カウントは0になり、二人の間に【DUEL!!】の文字が弾け、同時に二人は地面を蹴った。
シオンはそのままクラディールの懐に入ろうとしたが、クラディールの剣が最短距離でシオンに向かってくる。クラディールはこれで決着をつけるとばかりに、口元がにやついていた。
だが、シオンはその動きを見ると右手に持っていた短剣を即座に左手に持ち変え、片手で防御に入った。しかし、パワーならば両手剣の方が上、それはどんな初心者でもわかることである。
このままでは、ガードはできてもそのまま押しきられてしまう。

「ふっ!」

次の瞬間シオンは刃と刃がぶつかる瞬間にその両手剣の重さに任せて手首を曲げ、刃をなぞるように自分の短剣を滑らせる。クラディールは予想だにしなかった動きに驚愕の顔を見せている。
剣は火花を散らして剣をすり抜け、そのままクラディールの頬をかすめた。

「ぐっ・・・!」

「へえ、よくかわしたね。首もとを狙ったはずなんだけど?」

もちろんこれは嘘である。シオンが少しずらして“わざと”かすらせたのである。

「き、貴様ァ・・・」

「さってと、次はこれかな♪」

次にシオンがウインドウから取り出したのは、自分の背丈よりも高い槍だった。
それを見たアスナは目を丸くした。

「えっ!?今度は槍!?」

「シオンのやつ久しぶりに遊びになったか」

「どういうこと?」

アスナはキリトに聞いた。するとキリトはシオンの戦いを見ながら言った。

「アイツは見ての通り・・・いや、下手したらそれ以上の強者だってことだよ」

アスナはそれでも首をかしげていた。そこでキリトははっきりと言った。

「アイツは、シオンは複数の武器ん扱うことができるんだ」

「それって、確かに珍しいけど別に他のプレーヤーとさほど変わらないんじゃ?」

「今さっき複数のっては言ったがシオンの場合、全部の武器が使えるんだ」

「ぜ、全部!?」

「ゲームが始まってから半年が過ぎたある日、アイツはこう言ったんだ。『もし、仮にこのソードアート・オンラインにある武器を複数使えたならどれだけ戦いを有利に進められるだろうな』って。はじめは冗談気味に言ってたけどそれからは興味本位でいろいろな武器を試していった結果、最終的にはすべての武器が使えるオールラウンダーになったわけだ。まあアイツがああする時は遊ぶか、スキル上げの二択しかないんだけどな」

キリトは苦笑しながら言った。
そうこうしている間にシオンは槍で連続の素早い突きをクラディールに浴びせる。

「くっ!この!」

「よっと」

クラディールの突きで反撃を試みるが、シオンはそれを棒高跳びのように槍を地面に刺し、クラディールの頭上に跳んだ。
そしてクラディールの後ろに着地すると大きなため息をついた。

「はぁー。だめだ」

「なに?」

「つまらねーよ、お前との戦い」

「なんだと!?」

「聞こえなかったのか?ならもう一度言ってやる。“お前との戦いはつまらない”と言ったんだ」

クラディールは言葉を失った。
その直後、クラディールの顔は鬼の形相へと変わった。

「ふざけるな!貴様、この私を愚弄するのか!」

その言葉にシオンは頭をかきながら答えた。

「別に馬鹿にもしてねーし、愚弄もしてねーよ。そうだな、確かになんの理由も言わずにただただつまらないと言っては失礼か・・・。なら教えてやる」

そう言ってシオンはクラディールを指差すと、

「お前の剣はただ振り回しているだけのその辺の棒切れと変わらん。剣からはなにも感じない、ただ怒りに任せて振っている。これじゃあ斬れるものも斬れやしねーよ」

「黙れぇぇぇぇ!!!」

ブンッとクラディールはシオンに剣を降り下ろすと、シオンはそれを片手に持っている槍でガードした。

「貴様・・・殺す・・・絶対に殺すぞ・・・」

「・・・軽い」

「何!?」

「重みがまったく感じられない・・・。お前、そんなんで俺を殺そうだなんて・・・覚悟もねーヤローがふざけたごたく並べてんじゃねーよ!」

次の瞬間シオンは剣を弾き、武器を槍から片手剣に切り替えるとクラディールの近くまで接近し、凄まじい勢いで剣を降り下ろした。その降り下ろされた先のクラディールの剣に直撃し、その剣は真っ二つに折れ、音と共に消えてしまった。

「なっ・・・、そんな・・・」

「すげー、武器破壊だ」

「はじめて見た」

シオンは剣を鞘に納めると、クラディールを冷めた眼差しで言った。

「もういいだろ?悪いがこれ以上、お前のために無駄な時間はかけられない」

「この、貴様ァ・・・」

そこにアスナが二人の間に立ち、クラディールの方に向くと、

「クラディール、血盟騎士団副団長として命じます。本日をもって護衛役を解任。別命あるまでギルド本部にて待機。以上」

「・・・なん・・・なんだと・・・この・・・」

クラディールは目の前にいるアスナを斬りにかかりそうなくらいの睨みをきかしていた。シオンは思わず手が反応していつの間にかその手は自分の剣の柄に添えられていた。
しかし、クラディールはなんとか正気に戻りギルド本部があるグランザムへと転移していった。その場に残されたシオンたちはしばらく黙ったままだった。

「・・・ごめんなさい、嫌なことに巻き込んじゃって」

「いや・・・俺はいいけど」

「気にすんな、俺もアイツにイラッと来てたから」

「いまのギルドの空気は、ゲーム攻略だけを優先に考えてメンバーに規律を押し付けたわたしにも責任があると思うし・・・」

「それは、仕方ないって言うか、逆にアスナみたいな人がいなかったら攻略ももっと遅れてたよ」

「そうだな。キリトの言う通り、アスナみたいなのが血盟騎士団にいたからこそここまでこれた。だからあんま自分を責めんなよ。たまには息抜きもしろ」

シオンはアスナの頭に手ポンポンと乗せると、再び歩きだした。

「そんじゃ、行きますか」

「ああ、そうだな」

「うん、ねぇシオン君」

「なんだ?」

「その、ありがと、ね」

「気にすんな。貴重な戦力にぶっ倒れられたらたまったもんじゃねーからな」

「じゃあ、お言葉に甘えて今日は楽させてもらおうかな。前衛よろしく♪」

「よし、じゃあその役割はキリトに任せるか」

「いや、ちょっと待て!前衛は交代だろう!」

「心配するな、後ろから槍ぶん投げて仕留めてやるから、お前ごと」

「それ、絶対にダメだよな!」

「大丈夫、殺る気満々だから」

「そうじゃなくて!てゆうか今、“殺る気”って言ったよな!“殺る気”って!」

そうやってシオンはキリトをからかいながら先へと進んでいく、キリトも仏頂面になりながら、アスナは二人の姿を微笑みながら見守ってシオンのあとをついて行った。
 
 

 
後書き
シオンの素晴らしい特技が明らかになりました。

おそらくこれを見た某関西弁のプレイヤーはこう言うでしょう・・・。

「チーターや!ビーターや!」と、

そんな方にはこんな言葉を言ってみましょう。

「いいじゃねーか!オリ主なんだから!悔しかったらレベルの一つや二つ上げてから言いやがれ!」

 
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