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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡

作者:ブレイア
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第23話 VS 魔法使いですよ?

 
前書き
皆様、お久しぶりですです
パソコンが壊れてスマホで書いているので文章量は1500前後で執筆を再開します
では、最新話をどうぞ 

 
時は流れ、ついに魔王とのギフトゲームが再開される日になった
ペスト、ヴェーザー、ラッテン、マグスとノーネーム、サラマンドラの同士が睨み合っている時
修也は耀の元いいた

「修也は行かなくていいの?」

「ああ、行く前にお前に渡したいものがあってな」

「渡したいもの?」

「これだ」

そう言って修也が差し出したのは鳥を模った髪留め

「お守り。俺が絶対そばにいるから安心してな」

「うん、ありがとう」

耀は笑みを浮かべてその髪留めを受け取る

「じゃあ、行ってくる」

「うん、必ず帰ってきてね」

修也は転移魔法を使って外へと出た

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「こいつは……!」

修也が外に出たときには周りの風景が変わっていた
その時、修也をめがけて雷が飛来した
修也はそれを間一髪のところで避ける

「見つけた。あなたの相手はこの私」

そう言ってマグスは笛を正面に構える

「そのようで。召喚、不死鳥の双翼」


修也の両手に銀色の刀身に金と赤の装飾が施された2本の剣が出現する


「行くぜ」


修也は構え、刀身に炎を宿らせる

そのまま接近してくると思って構えるマグスだったが、修也のとった行動は彼女の予想の斜め上を行っていた


「召喚、バスターファランクス。行け!」


マグスの頭上に一本の槍が出現し、分身しながらマグスに降りかかる


「っ! 邪魔ッ!」


マグスが笛を振ると雷がマグスを守るように出現し、槍を全て薙ぎ払う


「へぇ、流石だな、兄妹(・・)


修也の言葉に驚いたような表情をマグスは浮かべた


「……何時から、気付いてたのですか?」


「最初っからだ。鋼の竜人の一撃をあぁも簡単に防げるやつはなかなかいない、それに、お前からは俺と似たにおいがする」


「そうですか、流石は兄様(・・)です」


マグスは笛をおろして修也に向きなおる

その反応に修也は「やっぱりか」と口のなかで洩らした


「では、改めて、私は【成功体No ,16 】、我が主(マスター)達にはマグスと呼ばれています」


マグスは右手を胸にあて、礼をし


「兄様、お願いです、私達のコミュ「断る」ッ!」


マグスの言葉は修也の低く、しっかりとした声に中断させられた


「理由をお訊きしても?」


マグスは修也に問いかける


「俺は………俺は、俺と同じ落日を経験しながらも、自分達の仲間のためにコミュニティを再建させようとするジンや黒ウサギの力になりたい」


そう、それが修也がノーネームに入った一番の理由

修也達が箱庭に来た時にガルドによって知らされたノーネームの現状

そのガルドの言葉一つ一つが修也をノーネームへと動かしたのだ

修也は続ける


「それに……アイツらには、俺と同じようになってほしくない」


「兄様と同じように………?」


修也の意味深な言葉にマグスは疑問符を浮かべる


「あぁ、俺みたいに………



復讐や恨みで戦ってほしくない(・・・・・・・・・・・・・・)


「それは………とても戦場を駆けた【天刃の将】の言葉とは思えないですね」


「確かに、な」


と、修也は自嘲する


「……今の問答で兄様の考えは分かりました」


つまり、もう言葉はいらない

マグスは笛を剣のようにして構える


「あぁ」


修也も不死鳥の双翼を握り直し、構える


「ノーネーム【召喚剣士】源  修也、お相手願おう」


「グリム・グリモワール・ハーメルン【魔法使い】マグス、受けてたとう」




刹那




金と青の閃光が夕暮れのハーメルンの上空に走った 
 

 
後書き
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