| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ソードアート・オンライン ~白の剣士~

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

シオンの特技

午前九時~第七十四層主街区ゲート広場~

シオンは昨夜約束にあった通りに主街区ゲート広場に来ていた。ゲートの近くにはすでにキリトが来ていた。

「おっす、キリト」

「おお、きたか」

「どうした?そんな辛気くさい顔して?」

「いや、まあ。もう一人来るんだがな・・・」

「誰だよ?」

「それは・・・」

すると、後ろの転移門から誰かが転移してきた。

「きゃあああ!避けてえええ!」

「うぉあ!?」

「よっと」

転移門から転移してきたその人物はキリトと激突し、見事地面にキリトを押し倒した。シオンはそれをかわして、二人の様子を見た。
しばらくすると、その人物はいきなり「や、やあああ!!」という声をあげ、キリトをビンタという形で思い切りぶっ飛ばした。
そこでシオンはその人物が誰なのかわかった。

「なるほど、アスナか・・・」

アスナは腕を胸のあたりでクロスしているところを見ると、キリトが何をしたかはなんとなくわかった。

「キリト、お前も災難だな・・・」

「や、やあ。おはようアスナ」

すると今度は転移門から別の人物が転移してきた。その格好は白と赤の服紛れもなく血盟騎士団のユニフォームだった。そしてシオンはその人物に見覚えがあった。

「あれは確か、昨日アスナの護衛としていた・・・。えーっと、クラディールだったかな?」

「アスナ様。困ります勝手なことをされては!さあ、ギルド本部まで戻りましょう」

「嫌よ、今日は活動日じゃないわよ!・・・だいたい、アンタなんで朝から家の前に張り込んでるのよ!?」

『おいおい、マジかよ。そんなのやっていいのは警察だけたぞ』

「ふふ、どうせこんなこともあろうかと思いまして、私一ヶ月前からずっと早朝より監視の任務についておりました」

『もはやストーカーの域だな・・』

シオンが落胆している間に話は進んでいたようだ。クラディールはアスナの腕を掴んで無理やり連れていこうとしていた。
そこでキリトがクラディールの腕を犯罪防止コードギリギリの力で掴んだ。

「悪いな、お前さんのトコの副団長は、今日は俺の貸し切りなんだ」

「そうそう、それにいい年の大人が女の子を無理やり連れていこうだなんて、現実だったら警察に捕まるよ」

「貴様らァ・・・」

「アスナの安全は俺たちが責任を持つよ。別に今日ボス戦をやろうって訳じゃない。本部にはあんた一人で行ってくれ」

「ふざけるな!貴様らのような雑魚プレイヤーにアスナ様の護衛が務まるか!私は栄光ある血盟騎士団の・・・」

「なら・・・」

シオンは次の瞬間とんでもないこと口にした。

「俺が血盟騎士団に入ってやるよ。それで俺がアスナの護衛をやってやる」

「えっ!?」

「はっ!?」

「なにっ!?」

「これなら文句ねーだろ?言っとくけど、アンタよりはだいぶマトモに務まるよ」

「こ、このガキィ・・・そこまで言うからにはそれを証明する覚悟があるんだろうな・・・」

するとシオンの目の前にメッセージウインドウが出てきた。

クラディールから1VS1 デュエルを申し込まれました。受諾しますか?

シオンはアスナに目をやるとアスナは小さく頷いた。シオンはYesボタンを押し、“初撃決着モード”選択した。

「おい!“白の剣士”シオンとKoBのメンバーがデュエルだとよ!」

いつの間にかギャラリーが増えていてかなりの騒ぎになっていた。

「今日はどんな武器を使うんだ?」

「楽しみでならないな」

そんな声が飛び交うなか、キリトとアスナは静かに見守っていた。

「ねえキリト君?みんなああ言ってるけど、どういうことなの?」

「そうか、アスナはシオンのプレイスタイルを知らないのか。ボス戦でもあまり組まないからな。まあ、見てろよ、アイツは他のやつとはひと味もふた味も違うぜ」

そんななかシオンはクラディールの武器を見て、ウインドウをいじくっていた。

「相手は両手剣か・・・。どうしよっかな~」

悩んだ末決めたのは、

「よし、これにしようかな♪」

クリックして出てきたのは、なんと短剣だった。

「えっ!?短剣!?」

「おお、これまた冒険したなシオンのやつ」

短剣はスピードは補えるが両手剣に比べ、パワーもリーチも負けるどちらか言えば不利なチョイスである。

「え、でも昨日は片手剣じゃなかったっけ?」

「ああ、アイツは短剣も使えるよ。それおろか・・」

「何?」

「まっ、それは見てからのお楽しみってことで。っと、そろそろだな」

カウントは刻一刻と迫り今まで騒いでいたギャラリーも静まりかえっていた。
シオンは目を閉じ、深呼吸をして、再び目を開けた。

そして、首をコキコキッと鳴らすと、

「さあ、はじめようか」

そしてカウントは0になり、デュエルがはじまった。



 
 

 
後書き
少し間が空いちゃいました。

次回のシオンとクラディールのデュエル、お楽しみに♪ 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧