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俺はシカマルの兄だったようです

作者:白銀猫
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十二章

悠太SIDE

あれから一週間 俺は今アカデミーに通っている

あの日帰って来た父さんにシカマルも通ってるから

サソリも通わせないといけないからと言われ押し切られてしまった

俺にとっては今はそれどころじゃない

あの夢が一週間続いてるんだから

それも声だけが響くわけじゃない

少しずつだが骸自身が現れるようになった

「よしっ!今日は分身の術を練習するぞ!順番に俺の処に来い!」

その一言で全員が並ぶ中 シカマル キバ ナルト チョウジが居ない

それに気付いたイルカは授業を自習に変えて4人を探しに言った

暇だから寝たいのに夢のことを思うと眠れない

どうしようか悩んでいると一緒に入学したサソリ・柚乃と衣夜が歩いてきた

「何か用か?」

「いえ 暇だったので一緒に雑談でもと思ったんです」

「そうか サソリはそう見えないが」

サソリを見ると半ば強引に連れられて来たのか少し怒っていた

「そこに居る奴に連れてこられた」

サソリが指差したのは衣夜

何でもサソリのフードを引っ張って来たらしい

「・・・どんまい」

そのあと小さくだが盛大に舌打ちをされた

もう慣れたけどな

「悠太さん隈出来てますけど、寝てないんですか?」

「ふわぁ・・・寝不足」

俺は1つ欠伸をするとそう答えた

「寝ればいいじゃない 授業なんてめんどくさいだけだもの」

「それは同感だ いつも仕事サボってたお前ならすぐにでも寝そうなのに

何故寝ない?」

「寝ても悪夢ですぐ起きる」

平均睡眠時間が忍としては多すぎる俺にとっては辛い

「でももう・・・無理・・・・イルカ来たら・・・起こせ」

俺はそれだけ言うといつもの悪夢に吸い込まれた




「そろそろ認めなさい 僕の存在を」

「また出たか・・・認めた処で俺にはなんの得もない」

「そうですか・・・ならこうしましょう

僕が貴方のその眼を鍛えてあげましょう まだ一と六しか操れないようですしね」

「!!! 何で知ってる」

「それは元々僕の眼です それくらいは分かります

っと僕も此処に入れる時間は限られていましてね

今は戻りますが・・・考えて置いて下さい」

「・・・」

骸はそれだけ言って消えた

それと同時に俺の夢もさめた



目を開けるとイルカが居て俺の前に立っている

「悠太ぁ・・・俺がいつ居眠りをしろと言ったんだ!!!!」

「えぇ・・・自習時間って言ったじゃないですか」

「自習時間をどう間違えたら居眠り時間になるんだ!!」

「・・・zZZ」

「寝るなあぁぁあ!!!」

どうこうしているうちにこの日の授業は終わりを迎えた



「お姉ちゃ~ん!悠太さーん!」

そう言って駆けよってきたのはいのやサクラ

そして半ば引きづられながら来たシカマル達

「いの 一緒に帰りますか?」

「うん!!」

「めんどくせー」

「諦めろ弟 お前の頭脳なら分かってるだろうが

言うだけ無駄だ」

「弟って・・・俺未だに実感ないんだけど」

「まぁそうだろうな 俺も予想はしてた

今は別にそれでいいさ」

「・・・なんか親父みたいで気持ち悪ぃ」

「親父・・・か、そうかもな 悪い悪い」

そんなこんなで話していたら

「2人とも置いていくわよーーー!!!」

「早く来てくださーーい!!」

俺等2人はどうも置いて行かれていてらしい

山中姉妹に呼ばれて慌てて走りだした



その夜

俺は自分の布団に入るとあることを考えだした

夢の中で鍛えてもらう

そうすれば俺はシカマルやいのを守れる力が増える

でもそれは骸の存在を認め俺の夢と骸の夢を繋げるということ

今までは一方的だったから良かったが繋げれば

俺の夢を伝って俺が取り込まれる可能性がないわけじゃない

「悩んではいられない・・・か」

俺は眼を閉じ眠りについた




「おい!骸!居るなら出てこい」

「クフフ呼ばれましたか」

突如目の前に現れた骸だが全く驚かない

それはすぐそばに骸の気配があったからだろう

「昼間の話だが・・・お前を受け入れたらどうなる」

「・・・そうですね、僕達の夢が繫がり修行がしやすくなります

でもそれは逆に僕達がそれぞれ現実世界から遠のくと言うこと

失敗すれば現実世界へ戻れなくなります」

「そうか ならその話を受ける」

なんだ その程度か

「!! 良いんですか?戻れなくなれば守りたいものも守れなくなりますよ?」

「その時はその時だ なんとかする

俺は早く強くなって弟達を守りたいんだ」

もうすぐアカデミー卒業で波の国や中忍試験がある

うちは一族については原作通りにはいかない

なら強くなって 原作崩壊を上回らないといけない

その為なら夢にとりこまれることなんて恐れては居られない

「骸・・・・頼む」

「良いでしょう これで契約は終了です

ついて来なさい 言っておきますがやるからには手加減はしません

途中で音を上げないで下さいね?」

「そんなのこっちのセリフだ!!!」

こうして俺と骸の夢の中でだけの特別な修行が始まった 
 

 
後書き
はいグダグダですね
此処でお知らせです
頭の中にあった設定を全て使いきってしまい
その上波の国編のことを考えていなかったので
暫く更新を停止させていただきます
勝手な理由で更新停止をしてしまい申し訳御座いませんが
どうか御理解していただけると嬉しいです 
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