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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第3章 エドラス編
  エクシード

王都城下町のホテルにて・・・

「「「「「・・・・・・。」」」」」

「うーーーーん・・・。」

ナツ、ウェンディ、ルーシィ、ハッピー、ミントは先程の魔水晶(ラクリマ)の事で
何もできなかった事で沈黙となり、シャルルは紙と万年筆で何かを書いていた。

がちゃ

「どうだった!」

部屋に戻ってきた俺をナツさんがそう言う。

「ダメでした。城下町の中や近く、外の方を調べては見ましたが・・・何も・・・。」

「そうか・・・」

俺は先、切り取られた魔水晶(ラクリマ)以外の残りの巨大魔水晶(ラクリマ)を探しに行っていた。

「やっぱり、城を探すしかないな・・・。」

「そう・・・。」

俺の言葉にルーシィさんはそう言った。

「やっぱりガマンできねー!!!オレァ城に乗り込むぞーーーーーっ!!!!」

「もう少し待ってちょうだい。」

ナツさんの言葉にシャルルはそう言う。

「何でだよ!!?」

「ちゃんと作戦を立てなきゃ、みんなは下に戻せないわよ。」

「・・・・・・。」

シャルルの言葉に無言になるナツさん。

「みんな・・・あんな水晶にされちゃって・・・・・・
 どうやって元に戻せばいいんだろう・・・。」

「う~ん・・・あるとすれば・・・」

「王に直接聞くしかないわね。」

ウェンディの言葉に言いそうであった俺の代わりにシャルルが言う。

「教えてくれる訳ないよ。」

ウェンディの言う通りだ・・・。

「殴ってやればいいんだ!!」

ナツさん、それはどうかと・・・。

「王様はみんなを元に戻す方法を知っているの?」

「おそらく。」

ルーシィさんの言葉にシャルルがそう言う。

「いけるかもしれない、もしも王様に近づく事ができたら・・・」

「本当か!?」

「それは・・・」

「どういう事ですか?」

ルーシィさんの言葉に驚くナツさんとその方法を気になる俺とウェンディ。

「ジャミニよ。」

「ジェミニ・・・確か黄道12の・・・?」

「そう。ジェミニはふれた人に変身できるんだけど、
 その間、その人の考えてる事までわかるの。
 つまり、王様に変身できればみんなを助ける方法がわかるかも。」

「おお!!!」

「成程・・・!」

ただし、ジェミニは確か変身できるのが5分まででストックは2人までだった筈だがな。

「問題はどうやって王様に近づくか・・・だね。」

「さすがに護衛が多すぎて簡単には・・・。」

「ねぇ!だったらエクスボールを食べたら!コージ達魔法使えて捕まえれるよ!」

「それはいいが・・・あっちにはエドラスのエルザさんがいるし、隊長達もいる。
 戦力はどのぐらいかはわからない・・・迂闊に使ってしまったら、
 よけいに騒ぎになるし、護衛も増えて厄介になる。
 ただ王に近づけばいいから、そこまではしなくてもいいしな。」

「そ、そう・・・」

ミントの案に俺はそう言った。

「じゃあどうするんだよ。」

「王に近づく方法はあるわ。」

シャルルは書いていた紙を俺達に見せた。

「それは?」

「城から外への脱出の通路よ。町外れの坑道から城の地下へとつながってるハズ。」

そう言えば、外で探していた時にそれらしいものを見つけたな・・・。

「すごい!!何で知ってるの!?」

「情報よ。断片的に浮かんでくるの。」

そんなものなのか・・・なんか違う気がする・・・。

「エドラスに来てから少しずつ地理の情報が追加されるようになったわ。」

「オイラぜんぜんだよ。」

「私も。」

どういう事なのだろうか・・・?
ハッピーとミント、シャルルの記憶が何でこう違うんだ?

「とにかく、そこから城に潜入できればなんとかなるかも。」

「おし!!みんなを元に戻すぞ!!」

「おおーっ!!!」

「出発は夜よ。今は少しでも休みましょ。」

シャルルがそう言い、俺達は休むことにした。





































夜、俺達はその坑道の中へ入って行った。

松明(たいまつ)持って歩くのって変な気分だな。」

「本当なら簡単に炎が出せるもんね。」

「仕方ありませんよ、俺達の世界とは違いますから。」

「よーし!」

「エクスボールは食べないで下さいよ。」

「うぐっ!!」

エクスボールを食べれば確かに早いですが・・・いざという時に使った方がいいと俺達はそう考えた。
ひょっとしたら、魔水晶(ラクリマ)の魔力抽出が延びる可能性も考えて。



その後にKY.-2cと書いており、岩などで道がふさがれてルーシィさんが星霊を出して道を作り、
俺達はシャルルを信じ、道を進んだ。途中でナツさんが少し遊んでルーシィさんに怒られたりした。



そして少し経って・・・

「何か広い所に出たね。」

「そうだな。」

ミントの言葉に俺も同感だ。

「どうやらここから城の地下へとつながってそうね。」

「どういう原理かわからないけど、シャルルがいて助かったわ。」

「私にもわからないわよ。次々に情報が浮かんでくるの。」

「どういう事なんだろうな・・・」

俺はそれが気になっていた・・・。

「ありがとうシャルル。」

「うん!ありがとう!」

「礼を言うのはみんなを助けてからにして、ここからが大変なのよ。
 気づかれずに王の寝室へ行き、気づかれずに脱出するの。
 兵隊に見つかったら今の私達に勝ち目はない上にさらに厄介になるわ。」

確かに・・・いくらエクスボールがあるとはいえ、時間は限られている。
急がないとヤバいからな・・・。

「いざって時はあたしの魔法があるんだけどねー。」

「あまり期待できねーけどな。」

「何言ってんのよ!!この作戦はあたしのジェミニあってなのよ!!」

「はいはい。」

「行きましょう。」

「あい。」

「ああ・・・っ!?」

暗闇でみんなは見えていないのか・・・だが俺には見える・・・!!兵隊達がいる!!!

「みんな逃げろ!!!」

「「「「「「!?」」」」」」

びゅる!

「ひっ!?」

「ルーシィ!!」

遅かった!!ルーシィさんがスライムの様な物に身体を巻き付けられた!!

「う・・・動けない・・・!」

びゅる!!

「ふぉぼ!!」

「ナツさん!!」

今度はナツさんが!!しかも口がふさがれた!!エクスボールを食べる事ができない!!

「きゃあ!!」

「ウェンディ!!!!!!」

ウェンディまで・・・!!

びゅる!!!

「くっ!!」

俺はスライムの様な物をかわす。

ザッザッザ・・・!!

「っ!!」

兵隊達が俺達を囲むように現れた。

「何で坑道にこれだけの・・・!?」

「どうして見つかったんだ・・・!?」

「何で・・・!?」

「・・・・・・っ!!?」

俺達はただ驚くしかなかった・・・いないと思っていたものがいるからだ・・・!

「こいつがアースランドの魔道士か・・・奴らとそっくりだな、
 ナツ・ドラギオン、ルーシィ・アッシュレイ、コージ・ビィティーヌ・・・とは別人のなのか?」

何と・・・今度はエドラスのエルザさんまで出て来た・・・!!

「エルザ!!?」

「えヴあ!?」

驚くルーシィさんとナツさん。

「そいつも捕まえろ。」

「はっ!!」

ヤバい・・・!俺を捕まえる気だ・・・!!

「コージ!逃げて!!」

「・・・っ!?」

逃げろ!?仲間を置いて・・・!?

「お兄ちゃん、今は逃げて!!」

「っ!!」

ウェンディ・・・!
確かに、エクスボールを食べる隙を与えてはくれないかもしれない・・・


だが・・・だが・・・!

「必ず助けるからな!!くっ!!!」

俺はそう言い、走り出した。

「捕まえろーーー!!!」

兵士達は持っていた捕獲器の魔法で俺を狙った!

「ふっ!!」

俺は近くにあった小さな穴へ滑り込むように入った。

「(ナツさん、ルーシィさん、ハッピー、シャルル、ミント・・・ウェンディ・・・!!)」

必ず、助けるからな!!

「逃がしたか・・・。」

「申し訳ございません。」

「まぁ、よい。先にそいつ等は連れて行け。」

「はっ!」

ズリズリ

「はばべー!!」

「エルザ!!話を聞いて!!!ねえ!!!!」

「シャルル!ミント!!」

「「ウェンディ!!」」

ウェンディの元へ駆け寄るシャルルとミント。

「「「!!」」」

だがそこに、エドラスのエルザは現れる、そして・・・

「エクシード。」

「「「え!?」」」

そう言うと、エルザと兵士達は頭を下げた。

『おかえりなさいませ、エクシード。』

全員がそう言う。

「エクシード?」

「・・・!?」

「シャルル、ミント、ハッピー・・・あなた達は一体・・・!?」

「侵入者の連行、ご苦労様でした。1人の逃がしてしまい申し訳ありませんでした。」

「・・・・・・。」

シャルルは震えていた。

「(シャルル?)」

「(どういう事なの・・・どういう事なのこれ・・・!?)」

ハッピーとミントは心の中でそう思っていた。





































一方、コージは・・・

「ぐわっ!?」

俺は滑り込んだ穴にはいいたと思ったら、そこから落ちて、別のルートにいるようだった。

「くそ・・くそ・・くそぉ!!」

俺は仲間を置いて逃げてしまった・・・!!!しかも妹で恋人のウェンディまでもを・・・!!

最低だ・・・!!!!

「くっ・・・!」

でも、今はそうんな事してる場合じゃない・・・!助けにいかないと・・・!!!

「取りあえず、戻ってみるか・・・?」

俺は落ちて来た穴を見てそう言った。
だが高い上に周りの岩は脆い・・・下手をしたら危ない・・・!!

「仕方ない・・・。」

俺は青色のエクスボールを食べた。

「よし!」

俺は(エーラ)を出し、穴へ向かって行った。

「よし!ギリギリ大丈夫そうだ!!」

俺はそう言い、(エーラ)を解き、手と足を端にしっかり力を込め、上へ昇って行った。

「待っていろよ、みんな・・・ウェンディ!!」


































一方、ナツとウェンディは・・・

ドガッ!

「きゃ!!!」

「んがっ!!!」

ナツとウェンディは牢獄に入れられていた。

「・・・・・・んの野郎・・・!!みんなはどこだーーーー!!!」

ナツはそう言い、ドアの方へ走って行った。

「みんな?」

そう返事を返したのはヒューズであった。

「ルーシィさんとシャルルとミントとハッピーです!!」

ウェンディがそう言う。

「ルーシィ・・・ああ・・・あの女か。
 悪ィけど、あの女には用は無えんだ、処刑されるんじゃね?」

ガシャン!!

「ルーシィに少しでもキズをつけてみろ!!!!
 てめえ等全員灰にしてやるからな!!!!」

ナツは怒鳴ってそう言った。

「おお!スッゲェ怖ー。アースランドの魔導士はみんなこんなに凶暴なのかよ。」

「なんでルーシィさんだけ・・・シャルルとミントとハッピーは!!?」

ウェンディは3匹の事が気になってヒューズに聞いてみた。

「エクシードの事か?」

「ハッピーはそんな名前じゃねえ!!!」

「任務を完遂したエクシードは母国へお連れしたよ。
 今頃褒美でももらっていいモン食ってんじゃね?」

ヒューズはそう返した。

「任務を完遂?」

しかしウェンディはここで疑問に思った。
シャルルはエドラスへ行く前に言っていた。

『私がエドラスに帰るという事は“使命”を放棄する事』

と言っていた。

「そんな事ありえない。その任務の内容は知らないけど、シャルルは放棄したハズ。」

「いいや、見事に完遂したよ。」

ウェンディの言葉にヒューズはそう言った。

「何なの?シャルル達の任務って・・・」

「まだ気がつかねえのか?」
































一方、シャルルとミントとハッピーは・・・

「あれ?ここは?」

ハッピーは目が覚めた。どうやら眠っていた様だった。

「シャルル、ミント、起きて!!」

ハッピーはシャルルとミントを起こした。

「ハッピー。」

「オスネコ。」

2匹は取りえず起きた。

「私達・・・どうなったの?」

「眠らされたみたいだけど・・・」

「ここどこだろ?」

「・・・・・・。」

「シャルル?」

「どうしたの?」

シャルルの顔が少し悲しい表情になっており、2匹は声をかけた。

「私の“情報”が罠だった・・・」

「ち、違うよ!!」

「オイラ達はたまたま見つかったんだ!!!シャルルのせいじゃないよ!!!」

シャルルの言葉にミントとハッピーはそう言った。

「誓ったのに・・・コージと約束したのに・・・」

「約束?」

「ああ・・・。」

シャルルの言葉にハッピーは何の事かわからないが、ミントは理解していた。

「私はウェンディを守るって誓って・・・コージと約束したのに・・・!」

実は昔、化猫の宿(ケット・シェルター)にいた頃、コージは1人で遠くへ仕事をする事があったので、
シャルルとコージと約束をした、ウェンディを守るという。

ガチャ

「お前達がアースランドで任務を完遂した者達か?ウム・・・いい香り(バリファム)だ。」

そこにはものすっごく、誰かに似ている騎士の格好をした猫が現れた。

「「一夜!!?」」

「!?」

そう、青い天馬(ブルーペガサス)に所属している魔導士一夜にそっくりであった。

「・・・・・・てゆーか、猫?」

「何を驚く?同じエクシードではないか?」

「ニチヤさん。彼らは初めてエドラスに来たんですよ。」

後ろから大臣の服を着た黒い顔が縦長の猫が現れた。

「きっとエクシードを見るのも初めてなんでしょう。」

「おお!そうであったか。私はエクスタリアの近衛師団隊長を務めるニチヤだ。」

「ぼきゅはナディ、任務お疲れ様。」

「「任務?」」

「・・・・・・。」

「さっそくであるが、女王様がお待ちである。ついてまいれ。」

「女王様だって!?」

そう言い、ニチヤは外へ出て、ナディは扉の前でハッピー達が来るのを少し待っていた。

「シャルル、オイラに任せて。」

「取りあえず、様子を見よう。」

「・・・・・・。」

「オイラが絶対に守るからね!」

「あの~私は?」

「ミントも!!」

そう言い、ハッピー達は女王の所へ行く事とした。




















一方、コージは・・・

「よし・・・誰もいないな・・・。」

俺は何とか穴から脱出でき、あの広い所へ戻ってくる事ができた。

「ん?」

何か落ちている・・・これは・・・!?

「エクスボール!?まずい!!ナツさんとウェンディ!!!」

あの2人に渡してあったが、どうやらここで落としてしまったそうだ!!

「急がないと!!」

俺は走ろうとした・・・その時・・・!

「待て。」

「っ!?」

誰かがいた!?暗闇でも、俺は見える誰かぐらい・・・っ!?

「お、お前は・・・!!」























一方、シャルルとミントとハッピーは外に出ていた。そこには殆どが猫しかいなかった。

「猫の国だ。」

ハッピーはそう言う。

「ぼきゅ達は猫じゃない、エクシードさ。人間の上に立ち人間を導くエクシードだよ。」

ナディがそう言う。

「エクシード・・・。」

「そしてここはエドラスの王国、エクスタリア。」

その後、ハッピー達は城の中へ入って行った。

「人間はひどく愚かで劣等種だからね、ぼきゅ達がきちんと管理してあげないと」

ナディはエクシードの事を歩きながら話した。

「その上酷い香り(バリファム)だ。」

ニチヤはそう嫌中をして言う。

「女王様はここで人間の管理をしているんだ。」

「女王様は素敵な香り(バリファム)さ。」

ニチヤは今度は喜んだ顔でそう言った。

「勝手に増え過ぎるとやっかいだからね。
 いらない人間を女王様が決めて殺しちゃうんだ。」

「「!!」」

ナディの言葉に驚くハッピーとミント。

「な・・・何でそんな事・・・」

ハッピーは気になってナディに聞いてみた。

「失われつつある魔力を正常化する為だと、女王様はおっしゃった。
 女王様はこの世界だけでなく、アースランドの人間も管理しておられる。」

「その女王様はどうして人間の“死”を決めれるの?」

今度はミントがナディに聞いてみた。

「女王様にはその権限がある。なぜなら、あの方は神なのだから。」

ナディの代わりにニチヤが説明をした。

「「神!!?」」

ニチヤの言葉に驚くハッピーとミント。

「私達の任務って何?」

「!」

「私には生まれた時から任務がすり込まれていた。
 女王の人間管理によって選ばれた、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ウェンディの抹殺。」

「「え?」」

そのシャルルの言葉にミントとハッピーは驚く。

「ど・・・どういう事なのシャルル!!!」

「そうだよ!!!ウェンディの抹殺ってどういう事だよ!!!」

「「っ!!!」」

ハッピーとミントはある事に気づく、シャルルがウェンディの抹殺とい任務がある。
あら、自分達は・・・と。

「あれ?・・・それじゃ・・・」

「私達の任務って・・・」

そして気がついてしまった。

「アンタ達は知らなくって幸せだったわね。」

「ナツを・・・」

「コージを・・・」

「「抹殺する任務に・・・!!!!」」

あまりのショックで体が震える2匹。

「落ちつきなさい、オスネコ、緑ネコ!!
 私達は任務を遂行してないし、遂行するつもりもなかった!!!
 なのにどうして完遂した事になっている訳!!?」

このシャルルの言葉に2匹のエクシードは少し驚く。

「記憶障害か?」

ニチヤはナディに聞いてみた。

「仕方ありませんよ。“上書き”による副作用は未知数なのですから。」

ナディはそう答えた。

「答えなさい!!!!」

「ぼきゅが説明するよ。女王様の人間管理に従い、
 6年前に100人のエクシードをアースランドへ送ったんだ。
 卵から孵ると滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)捜索し抹殺するように“情報”を持たせてね。
 しかし状況が変わったんだ。人間の作り出した“アニマ”が別の可能性を導き出したからね。
 アースランドの人間を殺すのではなく・・・魔力として利用するというものなんだ。
 中でも滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は別格の魔力になるみたいなんだよ。」

その説明に唖然となるハッピー達。ナディはさらに説明を続けた。

「なので急遽、君達の任務を変更したんだ。
 『滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を連行させよ』とね。」

































「「・・・・・・っ!?」」

「俺達が欲しかったのはお前らさ。ドラゴンの魔力。カハッ!」

同じ頃、ナツとウェンディもヒューズから同じ様な話をしていた。





























「やはり遠隔での命令上書きはうまく伝わらなかったようですね。」

「しかしお前達は滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を連れて来たのだからな。
 魔力化(マジカルラーズ)は人間共に任せてある。
 そういうのは人間どもの方が得意だからな。
 ただ、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)1人を逃がしたのが不味かったな。
 まったく、何とも嫌な香り(バリファム)の人間共だ。」

ナディは遠隔での命令が伝わらなかった事を言い、
ニチヤはハッピー達を褒め、魔力の事を話し、コージを捕まえられなかった事を話した。

「ニチヤさん、あの滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は早めに探さないといけないですよ。」

「え・・・どういう事・・・?」

コージを捕まえる事に急ぐ必要がある事が気になったミント。

「うん。君が連れて来た滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)はやっかいなんだ。
 1人で2匹分のドラゴンの魔力を持っている様なものだからね。
 女王様は早めになんとかしたいそうだよ。」

そしてナディはさらに追い打ちをかける事を言う。

「そして彼には死んでもらわないといけないからね。
 2つのドラゴンの魔力を持つ異常なのは危険だからね。
 女王様自らの手で彼を消す事にしたんだよ。」

「っ!!?」





































「「・・・・・・っ!?」」

「その滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)見つけ次第、
 魔力を手に入れ、エクシードに殺しておくんだよ。カハッ!」

同じ頃、ナツとウェンディもヒューズから同じ様な話をしていた。

「テメェ等・・・!!!!!!!!!」

「そんな・・・。」

その事にナツはさらに怒りを覚え、ウェンディは絶望に陥った。

「じゃあな。精々大人しておくんだな。」

ヒューズはそう言い、その場から去った。

「お兄ちゃん・・・!」

































「違う・・・私は自分の意志で・・・エドラスに・・・」

その頃、シュルルは深い絶望へと陥っていた。

「ううん・・・命令を実行しただけだよ。」

シャルルの言葉にナディはそう言う。

「みんなを助ける為に・・・坑道へ・・・」

「気づいていなかったのかい?ぼきゅ達は誘導したんだよ。
 もっとも、人間共のせいで1人逃がしちゃったけど。」

「私は・・・私は・・・コージとウェンディが大好きだから・・・守りたいって・・・。」

「それは一種の錯覚だね。命令が“抹殺”から“連行”に・・・
 すなわち『殺してはいけない』と変更された事による・・・」

「ウソだぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!!!!!!!!!」

ナディの言葉にシャルルは泣き、大声を出す。

「私達は・・・コージ達を・・・そうさせてしまったの・・・?」

ミントも哀しみになり、そう言う。

「お前達の行動全ては私達の命令によるものだ。」

ニチヤはミントとシャルルに対し、そう言う。だが・・・!

「オイラ達は操り人形じゃない!!!」

今まで黙って聞いていたハッピーが怒りを爆発にし、ナディとニチヤに向かって言った。

「オ・・・オス・・・」

「オイラ達は・・・妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だ!!!!」

「「ハッピィ・・・。」」

「行こうシャルル、ミント!!」

「「え?」」

「「!!!」」

ハッピーはシャルルとミントの手を握り、走り出す。

「ちょ・・・!!」

「およよよよ・・・!!」

驚くナディとニチヤ。

「絶対に助けるんだ!!!!」

ハッピーは大声でそう言った。

「・・・そうだね!!」

ミントもそう言う。

「こ・・・これは・・・」

「堕天・・・地上(アースランド)の汚れに毒されてしまったエクシードは堕天となる・・・!」

「オオオオオォォーーーーー!!!!メェーーーーーーーーーーーン!!!!
 堕天が3人脱走!!!!近衛師団!!!!出撃ーーーー!!!!」






































一方、ナツとウェンディは・・・

「くそっ!!!」

ナツは扉を叩いていた。

「壊れねぇ!!!畜生!!!!」

「お兄ちゃん・・・。」

ナツは自分の不甲斐なさに悔しさで暗くなり、
ウェンディは付けていた白い羽のペンダントを見ていた。

「お兄ちゃん・・・私・・・信じてるから・・・お兄ちゃん・・・!」

ウェンディはペンダントを握り、コージの無事を祈るだけであった。






























一方、時を戻り、コージは・・・

「お、お前は・・・!!」

そこには、俺のよく知っている人物がいた・・・!!

「ジェラール・・・!?」

そう、俺とウェンディの恩人で友のジェラールであった。

「無事だったか。」

「あ、ああ・・・心配かけてすまん・・・。
 俺がちゃんとしていれば、ギルドのみんなを・・・」

「もうなってしまった事はいい。」

「それだけじゃない、ウェンディ達が捕ちまった・・・。」

「何っ!?それはまずい!!」

「どういう事だ!?」

ジェラールの言葉に俺は驚く。

「恐らく、ナツとウェンディの滅竜魔法を欲しがっている。」

「何っ!?」

その言葉に俺はまた驚く。

「なら俺もか!!しかし何故!?」

「エドラス王の狙いは・・・エクシードを殲滅させる事だ。」

「エクシード?」

ルーシィさんが言っていた、
100年くらい前にいたと言う・・・でも詳しくは聞けなかったな。

「エクシードはお前でもよく知っている奴らだ。」

「?」

「ミントとシャルル、ハッピーの種族だ。」

「何っ!?」

そういえばシャルルが自分達はエドラス出身だって言っていたな・・・!!

「このエドラスでエクシードは神や天使の様な存在だ。
 王は彼らを魔水晶(ラクリマ)に変え、自分達の魔力にするつもりだ。
 そして魔水晶(ラクリマ)に変えた妖精の尻尾(フェアリーテイル)全員を
 エクシードがいる国、エクスタリアに衝突させるんだ!!」

「何だと!?」

「そうする事で魔水晶(ラクリマ)に変えた妖精の尻尾(フェアリーテイル)
 エクシード達を融合させて、半永久的に魔力手にするつもりだ!!」

その為にギルドをみんなを・・・!!許さない・・・!!!

「でも・・・どうやってみんなを戻せば・・・」

俺のその言葉にジェラールが答えた。

「方法はある。滅竜魔法だ。」

「え!?」

「お前やウェンディ、ナツの持つ滅竜魔法があれば、
 魔水晶(ラクリマ)に変えた物を元に戻せる。」

「本当か!?」

「ああ。すまん、調べるのに少し手間がかかった。」

「いいよ!俺こそ・・・役に立たなくって・・・」

「それはもういい。それにもう1人滅竜魔法の使える者もいるしな。」

「え・・・あっ!ガジルさん!!」

「そうだ。彼もこの世界に来ている。」

「本当か!」

「ああ。だが取りあえず、ここからまずは出るぞ。」

「わかった。」

俺とジェラールは急いで移動した。待ってろよ、ギルドのみんな!!
ハッピー!シャルル!ミント!ナツさん!ルーシィさん!ウェンディ!待ってろよ!!! 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。今回の話はいかがでしたでしょうか?
また、R-18の方で新しいの出しました。読んでみてください。次回もお楽しみに~! 
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