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ソードアート・オンライン~ニ人目の双剣使い~

作者:蕾姫
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クラインな回

「お疲れ」

「おう」

ユージーンを倒し、キリトとハイタッチをかわす

「また、勝てなかった、か……」

「「「「「!?」」」」」

その後出た言葉に驚いて全員で振り返る。そこには倒したはずのユージーンが腕組みして立っていた

「実は俺たち襲撃者は死亡した場合規定の復活ポータブルに戻るか、その場で復活するか選べる。俺は使うつもりはなかったんだが、話すべきことがあるんでな。俺を倒した報酬だ」

「……」

無言で先を催促する俺たち

「俺たちにはあるアイテムが配布されている。リン、おまえの現在地を追跡するマップが、な。だから俺もすぐ追えた」

「なるほど……」

一日で二回。この広い世界でこんなにエンカウントするのはあちらがサーチしてたからか……

「復活は……もう説明したな。そして、街中では俺たちとの戦闘に限り攻撃したり、倒したりできる。あとは装備についてだ。俺は知ってのとおりALOでの装備と同じにしてもらった。装備はモニタリングのためという名目で最高位の装備が配布されている」

「あくまでモニタリングと言っているんだな?」

「そうだ。あくまで調査。つまりおまえはNPCという風に扱われ、お試しのクエストとして討伐、もしくは捕獲を狙われている」

あちらのプレイヤーからすれば、ただの討伐対象というわけか……

「俺はある筋から事実を知っているが、ほとんどが本当はおまえの邪魔をするという目的を知らない。……俺が言えるのはこれだけだ」

「ありがとう、助かったよ」

「礼は剣で。一ヶ月後、ALOで俺たちが初めて剣を交わした場所で待っている。それとこれは餞別だ」

そうユージーンは言うと剣二本ストレージから実体化させ地面に突き刺し、離れて行った







「その剣って何だろうな?」

「えーと……」

剣を持ち表面を二回叩く。するとその剣の名前が現れた

"鬼切""蜘蛛切"

……元ネタがわかった人、いるか?まあ現実にもあるんだが……。今のうちに言っておくがうちの作者はアニメの方しか観てないぞ?エロゲなんてやってないからな!

……シリアスだったのに変な電波を受信してすまなかった

閑話休題

「おまえが使えよ、リン。ユージーンがそこらのなまくらをおまえに渡すわけねぇよ」

「かっこつけやがって……。わかったよ。俺はその二本の剣を腰にさす」

「……凄かった……」

「リンって強いんだね……」

今まで沈黙を守っていたミユとシオンが俺に向かって言った

「こいつはソードあ……」

「言うんじゃねぇよ」

割と秘密のことを言おうとしたキリトをおもいっきり蹴り飛ばす。飛んだキリトがクラインにあたろうが知ったことではない

「ソード……何?」

「何でもない。他のVRMMOで速さならトップクラスだったって話だよ、ミユ」

ここにいるメンバーの中で俺が唯一SAO生還者だって知らないミユ。無駄な心配をかけなくないために俺は口を閉ざす

「リン……」

今、手を握ってくれているシオン…詩乃のように心配をかけないために

「とりあえず……以後は個人で行動しないこと。わかったか?」

「俺は一人でも……」

「なんか言ったか?」

「いえ……何でもありません」

クラインがふざけたことを抜かしだすからにらんでみると、冷や汗を流しながら納得してくれた

「よし、今日もクエスト行くぞ」

「「「「おー!」」」」

「……おー……」

狙われているからってやることは変わらない。このゲームをクリアして皆で楽しくゲームをやるだけだ











「そうそう、リンの能力って何なんだ?ユージーンの攻撃を受けとめたりしてたけど……」

「俺か?俺は重力だ」

「じゅ、重力!?」

「ああ。あの時は自分にかける重力を一気に逆に反転させ、増幅しただけだ。言ってみれば超高高度からの振り下ろしみたいなものだな」

「強すぎじゃないか?」

「もちろん制限もある。一つのバトル中一回しか併用して使えないし、自分、もしくは自分の持っているものにしか使えない」

「いや……十分だって……」

「そういうおまえはどういう能力だよ」

「俺の能力は、分断だ」

ちなみにディバイドと読む。わかる人はわかる

「魔力の切断らしい」

「対魔法能力か……」

「まあ、リアクトはできないけどな」

「……?」

「いや……、俺は何も言ってないぞ?」

仕様です。リリィ可愛いよリリィ

「……先を進めよう。どうせだから皆、教えてくれ。まずはエギル」

「俺の能力は硬化。すべての攻撃を弾きかえせるが、有効期間は十秒。その後の硬直時間が三秒。デメリットはその十三秒間動けないってことだな。あとは……途中で発動を止められないってとこか……」

すごい……盾です。まあ、SAOでのエギルの役職は壁戦士だったが……

「ミユは……もう、知っているから、次はクライン。……まあ、期待してないけど」

「期待してないってどういうことだよ!」

「だってくだらない能力なんだろ、どうせ」

また変な能力を言って俺らと画面の向こうの人たちを笑わせてくれるをだろ?……変な電波が今日は多いな……

「くだらないって言うな!聞いて驚けよ!俺の能力は肉体強化だ!」

「……」

「……」

……

「……つまらん」

読者もがっかりだよ!

「えっ、おまえらの中での俺の立場って何!?」

また、ダメージを増加させるような真似を……

「弄られ役」

「お調子者」

「バカ」

「……盾?」

「……あはは……」

俺、キリト、エギル、ミユ、シオンの順番。言うたびにだんだんクラインの表情が虚ろになっていき、最後に残ったシオンにすがるような視線を向けたが笑って誤魔化され、口から血を吐いて(そういう幻影が見えた)倒れた
「どうせ俺はそういう役割だよ……」

……よし

「そろそろ行こう。ユージーンからの情報が確かなら街中にいても意味がない。だったら先に進むしかない」

「そうだな」

「ねぇ、無視!?無視なの!?」

「「やかましい!!」」

俺とキリトの拳がクラインに突き刺さる。するとクラインは静かになった

「よし、行こうか」

「……これ……どうするの?」

ミユにも人扱いされなくなった。クラインが哀れだな

「置いておくといろいろ面倒だから持って行く」

俺はクラインの後ろの襟を掴むと背中に担いだ。持ち上げたとき、グェッという声が聞こえたが無視する方向で

「それで、次はどこに……って決まってるか」

「ああ……。出雲を目指しつつ武器集めをする」

俺たちは出雲を目指し歩き始めた。……クラインを除いて

「持ちにくいから暴れるんじゃねぇ!」

訂正。俺はクラインを地面に叩きつけ、俺たち(クラインを除く)は出雲を目指し歩き始めた 
 

 
後書き
クライン「なんで俺あんなに苛められてんだ!?」

蕾姫「あとがきへようこそ、クライン」

クライン「おまえのせいか!?おまえのせいなのか、蕾姫!?」

蕾姫「いや……。俺は作者が生み出した分身みたいなものだから……」

本編はクライン。あとがきは蕾姫をいじりますw

クライン「どこだ!出てこい!!」

作者「なんか用か?」

クライン「おまえが作者か!!」

神「もしくはこの小説の神とも言う」

クライン「なんで俺はあんな不当な扱いを受けてるんだよ!!」

蕾姫「そうだそうだ!」

クライン「俺だって普通に話したいんだよ!」

蕾姫「そうだそうだ!」

クライン「いい加減にしろよ!この作者が!」

蕾姫「そうだそう……だ?」

クライン「どうした!?蕾姫」

作者「さっきから聞いてりゃ言いたい放題だなぁ、おい!」

クライン「作者!蕾姫に何をした!」

作者「何。やかましいから倒したんだよ」

クライン「よくも!よくもー!!」

次回!クラインは作者に挑む!その立場を変えるために!

最後に……何だこのカオスw

蕾姫「というわけで」

リン「何だよ。あの前振り……」

蕾姫「気にするな。今、ソードアート・オンラインの新刊を買ってな。テンションが最高にハイだったんだ。反省はしている。後悔はしてないがw」

リン「はぁ……。じゃあ、まともなあとがきを始めるぞ」

蕾姫「はいよ。じゃあまず最初にキャラの案を出していただいたlw朱雀wl様、空牙刹那様。この場を借りてお礼を申し上げます。使わせてもらいますね。ただ……lw朱雀wl様の方は残念キャラになりそうに……」

リン「いいのか……おい」

蕾姫「恨むならそれを思いついてしまったこの頭脳を恨めっ!次っ!」

リン「もう特にねぇよ」

蕾姫「へっ?いやだって今回はラジオ形式にしようって……」

リン「前回募集してなかったから便りが0だw」

蕾姫「まあ……いいや」

では感想、質問、訂正、その他諸々お待ちしています!ではまた次回!よろしくお願いします!
 
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