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対決!!天本博士対クラウン

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第五百五十二話

             第五百五十二話  残りのメンバーも
 美奈子は華奈子に自分のクラスまで連れて行かれるとすぐにジャージから学校の制服に着替えさせられた。着替えて自分の席に座ってから華奈子に尋ねた。
「何で着替えまでなの?」
「だから。ジャージも汗かいて濡れてるじゃない」 
 それでだというのだ。見れば華奈子も何時の間にか着替えている。
「それでなのよ」
「濡れてる服は脱いで」
「それで風邪をひかないようにしてね」
「それでだったのね」
「そうよ。これで休めるわよ」
「今までこんなに激しい運動したのはじめてよ」
 美奈子は自分の席に座った状態で満足感を出した顔を見せていた。
「本当にね」
「あたしもよ。全部走ったっていうね」
「全力で、よね」
「満足してるわ。走ってる時は辛いけれど」
 だがそれでもだというのだ。
「今は満足してるわ」
「そうよね。私達以外には」
「あっ、美樹ちゃんは七番だったから」
 まずはこの娘だった。
「背中見えてたでしょ」
「ええ」
「それで梨花ちゃんは美奈子よりちょっと後ろね」
 そこを走っていたというのだ。
「そこにいるから」
「そうなのね」
「赤音ちゃんは四十番代で」
 この娘はこれ位だというのだ。
「春奈ちゃんはね」
「完走できてるわよね」
「あっ、今春奈ちゃんが頭の中に言ってきたわ」
 魔法でそうしてきたというのだ。
「五十七番よ」
「春奈ちゃんも頑張ったのね」
 これまでの春奈だと順位はより下だ、六十番だったのだ。  
 だが順位を上げた、それで美奈子も言ったのだ。
「それで皆完走できたのね」
「できたわよ、よかったわね」
「本当にね。じゃあ」
「お家帰ったらね」
 華奈子はここでも笑顔で美奈子に言う。
「お風呂入ってそれでね」
「身体の疲れを取るのね」
「今日はマラソンで終わりだからね」
 授業はない、それで後はなのだ。
「帰ってすぐに入ろうね」
「うん、それじゃあね」
 美奈子も笑顔で応える、そうしてそのうえで今はクラスで休んだ。これ程までの心地よい疲れは美奈子もこれまで感じたことのないものだった。


第五百五十二話   完


               2012・12・13 
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