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魔法戦記リリカルウォーカー

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免罪


少しだけ時間が飛びます。
そしてグダグダと話が進んでいきます。
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免罪

side ユウヤ

「はぁ、はぁ、はぁ」

俺は今たぶん管理局だと思われる部隊に追われている。理由は全くわからない・・・あるとしたらあの事件のことぐらいだ。だがあの事件は俺が管理局をクビになることで処理されたはずだ・・・

「くそ!」

しかも俺は相手の連携で巧みに建物と建物の間の狭い通路の間に追い込まれている。おそらく相手は俺の補助デバイスの性能と欠点を知っているのだろう。俺の補助デバイスの欠点とは、建物などが多く建っているようなところでは、サーチャーなどを設置していないと死角となる部分が増えることだ。特に建物の裏側などが死角となりやすい・・・だから奴らは俺をここに追い込んだと思われる。

「見つけたぞ!」

チッ!見つかったか、さすがにつらい死角から敵が出てきやがる。逃げるにも逃げられない。

「ショット!」

俺はとっさに魔力弾を撃ちだす。この魔力弾は誘導性は皆無だがスピードはそれなりのものが撃ちだされるさらに、ここは狭い通路よって相手は避ける事が出来ず防御態勢になるはずだ!

「くっ!プロテクション!」

簡単に防がれるがそれで問題はない、これの目的は目くらまし・・・
相手が魔力弾に気を取られている間に俺は一気に接近して回し蹴りを一発喰らわせた。

「ふっ!」


「な!ぐわ!」

回し蹴りを喰らってひるんでいる隙に相手の背後に回り込み一気に首を締めあげ、そのまま相手を気絶させた。
ソリッド・アイに情報が映しだされる。どうやら俺の後ろから複数の魔力反応が近づいてくるようだ。
俺は気絶した奴を運び近くの建物の中に隠れる。同時にオクトカムの色が変化する。

「お前らは北側を探せ!お前と俺は南を探すぞ!」


「「「はっ!わかりました!」」」


タッタッタッタッ


どうやら上手くやり過ごせたようだ。やはり探しておいてよかった。今俺はヴィヴィオが使っていた大人化の魔法を使用している。何かと便利そうなので上手く出来ないかと探しておいたのだ。まさか自分が管理局から逃げるために使うとは思わなかったが・・・

「はぁ、はぁ、はぁ」

上手く逃げ切らなければ・・・

〜移動中〜

「くそ!」

ソリッド・アイに映された情報は最悪のものだった。前と後ろから魔力反応が近づいているのだ。

「どこかに隠れる場所は・・・ドラム缶?」

俺はとっさにドラム缶の中に隠れた。

「おい、お前!ユウヤ・サトウを見つけたか?」


「いいえ!まだ発見できていません。」


「そうか・・・ほら早く捜して来い!」


「はっ!」


なんとか上手くやり過ごせそうだな。


「んっ?通信か・・・どうしました隊長?」


「どう?ユウヤ・サトウは捕まえられた?」


「いえ。まだです。」


「っ!早くしなさいよ!せっかく神代仁様のために色々手をまわして彼を捕まえられるようにしたのに、あなたたちが捕まえなきゃしょうがないじゃないの!」


「くっ!すいません」


「わかったら、早く彼を捕まえてきなさい」


「はっ!」

ふう、通信音が聞こえたときは焦ったが、俺の通信機ではなくて良かった。
あの女は確か・・・時空管理局の若くして部隊の隊長になった奴じゃないか?まさか今回の件は奴が何か裏で工作したのか?くっ!神代仁はまだ俺を苦しめるのか・・・

〜数十分後〜

なんとか俺は局員やサーチャーを上手くかわしながら逃げるきる事が出来た。そして俺は今住んでいる?居候している親戚の家に着いた。だがここに居る事は出来ないだろう。
俺は早速荷物をまとめ始めた。といってもあまり多くのに荷物は持っていなっかたためすぐに準備が終わった。
一応お世話になったので、感謝の意を伝える手紙を書いた。そして、そのまま俺は家を出ていった。
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