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黒子のバスケ~キセキを超えたキセキ~7人目の天才

作者:
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3.  その男、刹那






 物語はこれより数年ほど遡る・・・。




SIDE 刹那

プァー

カァンカァンカァンカァン・・・


ガタンゴトン! ガタンゴトン!

エーツギハ「 」「 」デス。オオエノカタハミギカラニ・・・・



「だからよぉ!!早く金出せや!十万円!!」

「そ、そんなお金はぁ・・・・・・」

「オラッ!クリーニング代っていってんだろォよ!早く金出せよ糞ババア!」


 スクッ カツカツカツ

 電車の中で五月蝿いから何事かと思ってきてみれば・・・



「人にジュースぶっかけやがってよ!!ほら金!!」

「ス・・・スミマセン・・。でも・・・・」

 いい年こいてお年寄りからカツアゲかよ・・・だっせぇーな。
 しかも周りは周りで知らん顔して自分が絡まれないようにしてるし・・。




 ハァ―、どいつもこいつも!まぁ取り敢えずこのまだ何かいってるアフロを・・・

「年金貰ってんだろうがよ・・!!さっさと・・・・」 「みっともねーな」

「あぁ!?なんだてめぇ・・・?」 「俺らに何か用かよ・・・?」

 さっきカツアゲをしていたアフロの横にいる二人が、そう喧嘩腰に話し掛けてくる。
 ハッキリいって結構ダサイ。
 なので思わず・・・・・・

「何ちっちゃいことしてんだよ、ダセェなぁおい?それとお前らなんかに名乗る名前なんざねぇよ!」
とつい条件反射で言ってしまった。ああ、俺死んだかな。相手高校生っぽいしなぁ・・・。

 そんな事を今更ながらに考えていると、案の定アフロがこっちをみて・・・・・・ってえ?何腹抱えて笑ってんの?何か「こんなチビなガキが俺らの事ちっちゃいって・・・」


ブチっ


って何?え?ぶち殺されたいの?こいつら?何身長の事を馬鹿にしてくれてんの?




・・・しばらくおまちください。


「アァン?テメェ「バキッ」アアァ!!」 「オマエナニスンダy「ベキッ」ヒャー!!」 「ッ!!コノヤロー「ズドンッ」・・・ドサッ・・」


 っと、お年寄りを助けるつもりがついおもわず手が・・・
 まあ実際にお年寄りは助かったし結果オーライだね!!

 そう思いながら、取り敢えずお年寄りにはこれから気をつけるように言って、そそくさと立ち去ろうとしたら・・・・・・・

「ガシッ!!」・・・・ガシッ・・?

 思わず振りかえると・・・・

「にゃはっ、ちょっと待てやボウズ、このゴミどうする気や。ちゃんと始末せんかい!!」

と上下アディダスの黒いジャージを着た、身長190cm近い男がそう話し掛けて来た。というか・・・・一体何時の間に現われたんだ!?



 っと、そんなかんだで駅に着いたようだ。
 取り敢えず丁寧に「ああ、ありがとう」と言い、ノシた3人を駅のプラットホームに投げ捨てる。←ひでぇ

 ふと視線を感じ、後ろを振り向くとまるで面白いモノを見つけた子供のような顔をしてさっきの男がこっちをみていた。あっ・・・こっちくる・・・

「おい、少年!」

 話し掛けてきたので、取り敢えずそちらに顔を向ける。つーか早く学校行かせろよ。割とどうでもいいけど、マジで。

「何ですか?」

「お前さんこれから暇?」






 ・・・・はぁ!?
 なんだこれ、新手のナンパだろうか?俺は生憎そっちのけは全くない。俺はいたってノーマルだ。断じてアブノーマルじゃあない。
 取り敢えず早く学校って・・、もうこんな時間!?ヤバっ、ゆっくりしすぎたかなこりゃ・・・・マジで急がないと!!
 俺は
「今から学校ですのでまた今度!!」
と言い、全力で走る。唸れ俺のヒラメ筋ぅぅぅぅぅぅぅぅん!!!




SIDE OUT


* * *



SIDE ????


 うぉ―、凄い速さで行ってまったなあの坊主。

 それにしてもやっぱり誘い文句が「今暇?」ってナンパか不審者っぽかったかいな?
もうちょい包んだほうが良かったなー。

とくだらないことを考えていると、携帯が鳴る。

「もしもし、どないした?」

「ああ、今日どうする?ポーカーでもするか?」

「どうせ赤川かサク辺りが敗けて泣きだすぞ」

「違いねぇっ。」

「用はそんだけ?」

「ああ、早く来いよ・・黒沢(くろさわ)」

プッ

 さて・・と、じゃあポーカーしに行きますかね。
 あの少年とは何か近い内に会えそうな気がする。

「楽しみだ」



 俺の呟きは誰にも聞かれることなく、電車の発車音に掻き消された。




SIDE OUT




* * *



SIDE 刹那


 っぱぁ~、結局終業式間に合わなかったな。マジで明日教室入るのきまじぃよマジで。
 あのでっかい人が呼び止めた所為だ!と軽く責任転嫁しつつ、バックのなかから行きがけコンビニで買ったおにぎりをとり、近くの桜の木の下に座りかぶりつく。

「取り敢えず今日は体育館だけでも見に行くか」
と独り言を呟きながら、仰向けになる。
 どうでもいいけど桜の木の下って何かロマンチックだよね~と非常にどうでもいいことを考えていると、ふいに眠たくなってくる。

 眠気を何とか堪え、ムクリと起き上がる。
「早く体育館いくか」
とまたもや独り言を呟くと、俺は駆け足で体育館に向かった。


 
 

 
後書き
中途半端になってすいません!!
ここからとりあえず来週までには更新したいとおもいます!! 
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