| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊総決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第十九話 最強最後のマシンその九

「いいな、今こそだ」
「ああ、それなら!」
「やるわよ!」
「アラタ、いいわね」
「うん」
 ゴセイレッドはゴセイピンクの言葉に頷いていた。
「この戦いも最後の最後だしね」
「決めないとね、しっかりと」
 こうしてであった。繰り出した天装巨人は。
「データスハイパー!」
「アップグレート!」
 この言葉と共にであった。カードの力が合わさり。
 そのうえで出て来たのはだ。
「ハイパーゴセイグレート!」
「この力で!」
「皆、最後の最後だからね」
「頑張って下さい」 
 天知親子は祈る様な顔になっていた。
「この戦いが終わったら」
「皆で」
 そして言う言葉は。
「中華街に行こう」
「そしてそこで楽しく」
「おう、中華料理の満漢全席食うか!」
「腹一杯な!」
 何故かクエスター達が答える。
「全員で食うか!」
「建国祝いにな!」
「御前等絶対に国は築くんだな」
 マシンの中からボウケンシルバーが彼等に問う。
「それは」
「おう、まだ場所は決まってないがな」
「そうだな。隣の半島の北の方に築くか?」
「そうするか?資源も何もないがな」
「二千万程いなかったっけ」
「人いたわよね」
 フラビージョとウェンディーヌがここで言う。
「確かね」
「いたわよね」
「まあ気にするな」
「そんなものはどうにでもなる」
 サンダールとチュウズーボはそれはいいとした。
「そうだな。南の方にでも行ってもらうか」
「彼等にとってもその方がいい」
「土地はあるのか?」
「あの国に」
 サーガインとマンバルバがそれを突っ込む。
「二千万はいるぞ」
「餓死者が出て相当減ったそうだがな」
「ああ、そんなの気にしなくていいよ」
 サタラクラはそんなことは全然気にしていなかった。見事なまでにだ。
「少なくともあの将軍様のところにいるよりましだから」
「そうね、それじゃあ」
「全然構わないわよね」
 フラビージョとウェンディーヌは五人の話を聞き終えてそれで納得した。
「まあ場所の候補ってことで」
「考えておきましょう」
「禿山だらけの国だが」
「まあよしとするか」
 ヴァッフォとミゲラがそれを突っ込む。
「そんなものはな」
「植林すればそれでいいしな」
「まあその辺りは適当にやっていてくれ」
 アバレキラーの突っ込みは醒めたものだった。
「俺達が言うことじゃないしな」
「うむ、少なくともあの国は今よりずっとましになるぞ」
「わし等が政治をするのだからな」
「それで納得できるのがね」
「恐ろしくはありますね」
 笑里と介さんも納得していた。実際にだ。
「あの国って凄いからね」
「はい、碌に食べ物もありませんし」
 それが失政によるものだから余計に凄い。尚この国を賛美していた学者やマスコミ関係者が山程いることが日本の恐ろしいところである。
「まあ国を築くのなら」
「いいし、それで」
 そんな話を聞いてであった。そうしてだ。
 そのうえでだ。敵もだ。
「よし、建国の為に!」
「やるぞ!」
「今からな!」
 十冥神にロンにドウコクがだ。ここで言うのであった。
「全員ぶっ潰してやるぜ!」
「いいな、覚悟しやがれ!」
 ドレイクとドウコクの言葉だ。彼等は既に巨大化している。
「さて、最後の最後の戦いです」
「聖杯を借りるぞ」
 ロンとダゴンも言う。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧