ドラゴンボールZ~孫悟空の娘~
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そして10年後④
前書き
昔のゲームでGTの悟天がチャラくなった原因がヤムチャに懐いてたからと言うのがあったから天下一武道会で悪運も引き継いでもらおうかなと。
始まった天下一武道会。
第1試合でパンが猛血虎と試合し、やはりと言うかあっさりとノックアウトされて第2試合に移った。
しかし審判が昔の悟空の天下一武道会での成績を言ったことや初めての武道大会であることもあって対戦相手のウーブは緊張でガチガチだった。
「あーあ、緊張しちゃって。それも相手がお父さんなんて同情しちゃうよ」
審判の言葉を聞く限り、貧しい家族のために賞金を求めてやって来たのに相手が悟空なのは不運すぎる。
「悟林さん、本当にあの子が凄い選手なの?」
「うん、あの子はね。10年前に私達が倒した悪い魔人ブウの生まれ変わりなの」
「「え!?」」
「ほら、あの子の名前。ウーブを反対にすればブーウになるじゃない…偶然にしては出来すぎでしょ?」
「単なる偶然じゃない?」
「そう見える?あの子の闘いを見ていなさい」
悟天の言葉に悟林はそう言うと悟空はウーブに全力を出させるために悪口を言う。
悪口のボキャブラリーはあれだったが、それでも両親を馬鹿にされたことによってウーブは秘められた力を解放しだした。
そしてウーブは悟空に向かっていき、鋭く重い回し蹴りを放って受け止めた悟空の腕を痺れさせる。
そのまま激しい肉弾戦を開始した。
「へえ、お父さんの悪口があれだったから心配だったけど杞憂だったようで…」
「どうやら悟林さんの言っていたようにあのブウの生まれ変わりって言うのは本当のようだね」
「うん、超サイヤ人に変身してないとは言ってもお父さんと対等にやりあえてる」
あの怒りによる爆発的なパワーは確かにかつての強敵のブウを彷彿とさせる。
しかもまともな修業すらしてないのだからウーブの潜在能力が計り知れない。
「ふふ、お父さんもかなり良い相手が見つかったようで」
「あ、もしかして僕もうお父さんと修業しなくて良いのかな?」
「安心しなさい、私の修業相手になってもらうから」
「勘弁してよ…」
「フュージョンすれば良いじゃない。」
フュージョンすれば強力な戦士であるゴテンクスに変身出来るのだから何の問題もないだろう。
「俺達がフュージョンしてようやく本気になる悟林さんが凄いんだよ」
3人が喋っているとウーブが気合で悟空を吹き飛ばそうとしたが、悟空が舞空術で飛行したことと、構えを解いたことで試合は中断になった。
悟空はウーブとの試合でウーブの潜在能力を感じたが、やはり師匠がいないからか動きや力の使い方にどうしても無駄がある。
強くなったウーブと再び闘いためか、悟空は棄権してウーブと共に彼の故郷へ向かうようだ。
「わりいな悟林。」
「謝らなくて良いよ。私もウーブ君の成長が楽しみだし…楽しんで来なよ!!」
「おう!じゃあ行ってくる!!」
悟空はウーブを背に乗せてそのまま舞空術で飛び去った。
「ごめんねベジータさん、せっかく来てくれたのにさ」
「ふん、どうせこんなチンケな大会じゃ俺達は全力は出し切れん。大会が終わったら重力室に来い」
「はーい」
ベジータは悟林にそれだけを言うと飛び去った。
「あっ!行っちゃった…あれ?俺もしかして不戦勝?」
悟空がいなくなったし、気になっていたウーブの実力も見れたことで満足したのだろう。
まさかのトランクスが不戦勝である。
「はは…そう言えば私の対戦相手いなくなってたんだよね…」
何時の間にかキャプテン・チキンがいなくなっており、悟林は不戦勝となってしまい、そして悟天は悲痛な決意を持って武舞台に上がったのだが、ブウが弁当を食って満腹になったことで爆睡してしまい、まさかの不戦勝。
「いやったーーーっ!!!神様はいたんだーーーっ!!」
「神様って言っても…」
「デンデさんだけどな…ほとんどが試合放棄って今回の大会大丈夫なのかな…」
まさかの鬼門突破に歓喜する悟天に苦笑する悟林とトランクス。
悟空とウーブが棄権してしまったのでパンの対戦相手がいないのでそのままパンは不戦勝。
そこから悟天と悟林の試合になる。
「あーそうだった。まだ姉ちゃんがいたんだった」
「そう落ち込まないの。適当にやったら負けてあげるから」
「ええ!?良いの!?ありがとうお姉ちゃん様!!」
2人は武舞台に移動すると、同時に構えて審判の合図と共に始まった。
「たあっ!!」
「おっと!!」
悟天の横薙ぎの手刀を腕で受け止めると、反撃の拳を放っていくが悟天もそれを手で掴み止めると激しい肉弾戦を始める。
「うん、ちゃんと教えたことは活かせてるようだね。これでしっかり修業してくれれば文句はないんだけどね」
「僕には僕の人生があるからね!」
「うん、それは分かってるよ。ただし、パレスちゃんのことを考えるならしっかりしなさいね」
姉弟らしい会話をしながら観客が唖然となる激しい試合に審判は興奮している。
「(す、凄い…やはり彼の子供だけあってとてつもない強さだ…さっきの孫悟空君とウーブ君の試合も見事だったし、今回の大会は選手が少ないことを除けば凄いレベルだ!!)」
凄いレベルなのだが、それだけに大会選手が実質4人だけと言うとんでもない状況なのが本当に心底残念でならない。
悟林と悟天の激しい攻防戦にパレスが頬を赤く染め、キラキラとした視線を向けている。
当然そのことに気付いている悟天はにやけそうになるのを堪えつつ悟林はそろそろ頃合いと思って悟天の良い蹴りを喰らってそのまま吹き飛び場外へ。
「あらら、負けちゃった」
「よーし!ありがと姉ちゃん!!」
「うんうん、おめでとう。ついでに次の試合のパンちゃんのことよろしくね」
「え?あっ!そうだ!僕の次の相手パンちゃんじゃん!!はっ!?」
悟天は姉を振り返ると意味深な笑みを浮かべて鼻歌を歌いながら向こうへ歩いていく。
「ぼ、僕に面倒事を押し付けていった…!」
悟天はこの時点で全てを察した。
姉が負けてくれたのはパレスのことだけでなく、この大会最年少のパンとの試合が面倒だったからだ。
娘の大会の活躍を楽しみにしていた悟飯のことを考えると確かに面倒臭い。
「あー、確かにパンちゃん相手だとやりにくいよな…御愁傷様」
「いやいや!トランクス君も他人事じゃないでしょ!?」
「俺はそこそこやって棄権するよ。父さんも棄権したから俺が棄権したって困ることはないし。それに悟飯さんに絡まれたくないし…諦めろ、末っ子に生まれた時点で姉弟間での人権なんてないんだ」
「何でだよ~~~っ!!僕が何したって言うんだよ神様~~~っ!!!」
「だから神様って言ってもデンデさんだからな?」
パレスに格好良いとこを見せたい気持ちと姪のパン相手に大人気ないことはしたくないことの板挟みになる悟天であった。
因みに更に間が悪いことに悟林にぶっ飛ばされていた悟飯が戻ってきたのも同時である。
今日はどこまでも運がない悟天であった。
後書き
悟天の叫びにはデンデも困惑してます。
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