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魔法少女リリカルなのは 異形を率いる男

作者:天麩羅
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1.プロローグ 被害者

 
前書き
息抜きで書いているものなので、不定期の上に更新が遅いかもしれませんがよろしくお願いします。 

 
「俺の…死体?」

 目の前の惨状を見た感想は意外にも落ち着いたものだった。
 彼が見たのは言葉の通り彼の死体である。
 なぜ死んでいると分かったのか。
 その答えは簡単で鮮血に赤く染まった長い肉塊、つまり小腸と思われるものが腹部から伸びているからである。
 その上体は民家のコンクリート塀にぶつかったのか血が飛び散り周辺に血だまりを作っている。
 後片付けが大変そうだな。
 などと完璧に他人事な事を考えていると、何故こんな状態で俺は死んであるのだろうか?
 そんな疑問が浮かんできた。
 確か本屋に行った帰りに見た男とすれ違った時に腹に焼けるような痛みが走って…。
 そこから先の記憶は無かった。

「その後にあなたの体をその塀に叩き付けた後に腹を掻っ捌いた後がそれですよ」

 後ろから何の前触れもなく後ろから聞いたことない男の声が聞こえ。

「あんた誰?もしかして俺を連れて行く死神?」

「私は貴方を転生させるために来た神の使いです」

 男の返答は彼の予想とは違っていた。

「ご丁寧にどうも。転生ってもは俺の知ってる別世界に記憶持ったまま生まれるみたいな解釈のものでいいの?」

「その通りです。あなたはわしの上司に気に入られあなたを殺した方とともに同じ世界に転生してもらいます」

 その言葉を聞いた瞬間、それではまたあの男にあった場合また殺されるのではないのか?という考えが本能的に脳裏を横切り、

「拒否権は?」

と言ったが、

「ないです」

 男は営業スマイルとともにバッサリ切り捨てられたが、転生なのだから体は別のものになるのだからばれる危険は無い上に現在の記憶を持っていればそれなりのことはすることができ、利点が多いのだと今更ながらに気付き、さらにそこからどんなところに転生するのかと、ようやく考えが及ぶ。

「どんなところに転生させてもらえるんですか?」

「アニメの魔法少女リリカルなのはという世界です。それと丸腰で出したらつまらないと上司の考えで何かしらの力程度なら与えることはできます」

 転生する世界がまさかアニメの世界で、その上リリカルなのはであることが分かった瞬間、彼の脳内にある生存本能36%、嬉しさ21%、欲望25%、殺されたことに対する復讐心18%で構成された思考が死ぬ直前に呼んだ小説の情報を引き出し、言葉として発そうとしたが男の言葉により遮られた。

「それと転生する肉体の情報などはこれを使ってください」

 男はそう言い何処からともなく水晶玉を取り出し渡してきた。

「それに情報を入れてください。やり方は分かりますから」

 確かに男の言った通りそれに触れた瞬間に知らないはずの使い方が理解できた。
 直後、彼は生前に呼んだ小説の設定をリリカルなのはの世界に適したものにし直し、それを自在に扱う能力。
 自分の肉体の情報を数値化し、任意に変化させる能力。
 最後にあれば便利と思いあらゆるテクノロジーの産物を解析、改造、製造、実験のできる機材のある空間に出入りできる能力を肉体のスキルとして入れた。
 その後、自分の出生時期、場所を設定し、彼は一息ついた。

「この設定でお願いします」

 そう言い彼は水晶を男に手渡した。

「分かりました。それでは第二の人生をお楽しみください」

 男がその言葉を発すると同時に男の横に光が集まりそれが固まると無駄に豪奢なデザインの木製と思われる扉が出現した。

「ありがとうございました」

 彼はそう言い扉を開けた。
 扉をあけたとき中からは明るい光が出ていた。
 だが入った瞬間、彼の意識は黒に塗りつぶされた。 
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