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中二病サマナー魔法少女が、キモいモンスターを使役してる件

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2話 中二病魔法少女のお宅訪問 ②何かが「いる」

ばしゃー
ホースで水をかけられる。
大まかにべとべとは取れた。
「良かろう、ようこそ深淵へ」
何が深淵なんだろう
見た目は、完全に普通の一戸建て。
(……ほんとに普通?)
さっきのことがあるせいで、
何もかも信用できない。
闇乃がドアに手をかける。
「どうぞ」

ガチャ
扉が、開く。

(……いやいやいやいや)
(絶対、普通じゃないよね?)

「そこシャワー、体冷えたでしょ?」
「うん、ありがとう」
寒いのでありがたく借りることにした。
「制服、そこの洗濯機で洗って」
助かる、全て洗濯機に投入
一つ目・緑のスライムと目が合った。
「うわああああ!」
「いちいちスライムくらいでおどろかないで」
「驚くよ!」
私は浴室に逃げ込みシャワーを浴びた。

…あれ?
制服、きれいになってて
しかも乾いてる…
「水スライムが洗って、火スライムが乾かす」
いや、モンスターを家電にしないで
「そのパジャマ着ていいわよ」
「ありがとう」
ディスカウントストアで買ったようなベージュのパジャマ
普通のものがあると落ち着く(凡人だな私)

リビングに入る。
一見、普通。
ソファ、テーブル、テレビ。
(なんだ、普通じゃん)
少し安心する。

ぬるっ
「……え?」
視界の端で、何か動いた。
振り向く。
床、テーブルの下。
黒い、何か。
「……」
目が合う。
ぷるん。
(いやいやいやいや)
「それ、踏まないでね」
「……いや無理でしょ!!」
「なんでいるの!?」
「いるよ?」
(会話成立してない!!)

カサッ
今度は壁。
小さい何かが這ってる。
水槽の中にも、ぬめっとした何か。

「……何ここ」
「家だけど」
「飼ってるの」
「え?」
「この子たち」
黒いスライムを指さす。
「いい子だよ?」
ぷるん。
(いい子……?)
スライムが近づいてくる。
「うわっ!」
「大丈夫だって」
闇乃が手を出すと、ぴたっと止まる。
撫でる。
ぷるん。

「この子、掃除してくれるし」
「……え?」
「汚れ、食べる」

(……いや)
(便利だけど)
(絶対ダメなやつだろこれ)

「……ないない」
「そんなのあり得ない」
「あるよ。ここに凡百の現実を超える異界がね」 
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