| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

バカとテストと召喚獣 ~失った少年~

作者:一騎
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第1章 僕と文月学園。
  二時間目    自己紹介

 
前書き
織斑 一騎目線で行きます。 

 
「では自己紹介でも、始めましょうか。」
福原(?)先生だったかな?
「では、廊下側からお願いします。」
「木下秀吉じゃ。 演劇部に所属しておる。」
はい、待ってください。あなたは男ですか?女ですか?
独特の言葉遣いと女子のような容姿だけど、男子の制服を着ている。
やばい。考えれば考えるほど頭がオーバーヒートしそうだ。
「と、いうわけじゃ。今年1年よろしく頼むぞい。」
微笑みを作る木下さん(?)
わかった!あの子は女子だ!
「・・・・・土屋康太」
言葉数少な!う~ん特徴は少ないな。
「島田 美波です。海外育ちで―」
よかった...今度はちゃんとした女子だ...。
「趣味は、吉井明久を殴ることです☆」
前言撤回。女子の言うことではない。吉井明久っていう人、可哀想に...
ん~と、次は、
「―コホン。えーっと、吉井明久です。」
あ、いたよ。自分の目の前に。
「気軽に『ダーリン』ってよんでくださいね♪」
えっ?
『ダァァァーーリィィィィーン』
えっ? 野太い声の大合唱が...おそるべしFクラス...。
と、次は僕か。
「埼玉から転校してきた織斑 蒼空です。部活は特に入ってません。
趣味は運動と釣りetcです。よろしくお願いします。」
あれ?なんかクラスの男子から舌打ちが...
「霜原 霰です。転校してきました。よろしくお願いします...」
あれ?今度は大喝采が...
「若松 直道です。趣味はテニス、試合が多くて学校のはなかなかこれませんがよろしくお願いします。」
すごい人キターーーーー。
学校来れないほど試合あるってどれぐらいうまいんだろ...
「前崎 隼人です。趣味はリア充を破壊することです。」
なかなか、ダークな趣味をおもちで...
「今年1年よろしくお願いします。」






前崎くんの自己紹介が終わったあとは特に特徴のない人たち(悪く言うと地味)が続き、そろそろ寝ようかなと思ったとき、教室のドアが開いた。
「あの、遅れて、すいま、せん....」
『?』
びっくりしたので、周りを見ると、みんな同じように、驚いていた。
「ちょうど良かったです。今自己紹介をしているところなので姫路さんもお願いします」
福原先生よく平然としてられたなと思う。
「は、はい!あの姫路瑞希といいます。よろしくお願いします....」
姫路さんっていうのか~。小柄だが出るところはしっかりとでていて、
長い髪とその可愛い容姿....てやばい!
「はいっ!質問です!」
どうしたんだろ?
「あ、は、はいっ。なんですか?」
驚く仕草がまた可愛い...
「なんでここにいるんですか?」
なっ...なんて失礼な質問なんだ...!
「そ、その...」
...?
「振り分け試験の最中、高熱を出してしまいまして.....」
熱...?大丈夫なのかな...?
そしてなぜか、クラスのあちらこちらから言い訳の声が上がった。
『そういえば、俺も熱が出たせいでFクラスに』
『ああ。化学だろ?アレはむずかしかったな。』
『俺は弟が事故に遭ったと聞いて実力を出しきれなくて』
『黙れ一人っ子』
『前の晩彼女が寝かせてくれなくて』
『今年1番の大嘘をありがとう』
バカばっかりだ。※自分も
「で、ではっ、1年間よろしくお願いしますっ!」
姫路さんは逃げるように僕の左前の席に着いた。
近い...これは近い...!
「き、緊張しましたぁ~...」
話しかけるべきだろうか。
と、ぼくの前の吉井くん(?)が口を開いた。
「あのさ、姫―」
「姫路」
吉井くんの声にかぶせるように吉井くんの隣にいた人が声をかけた。
これはまた...野性味たっぷりなひとだな...
「は、はいっ。何ですか?えーっと...」
「坂本だ。坂本雄二。よろしく頼む。」
へぇ~。坂本くんっていうのか~。
「あ、姫路です。よろしくお願いします。」
礼儀正しいんだな~姫路さん。
「ところで、姫路の体調は未だに悪いのか?」
「「あ、それ僕も気になる」」
しまった!つい口をはさんでしまった。
あ、吉井くんも気になるんだな。
「すみません。織斑って言います。よろしくお願いします。」
「坂本だ。よろしく頼む。」
おお、いい人だ!
「吉井です。よろしくっ」
おお、やっぱりいい人だ!
「坂本くん、姫路さん、吉井くんよろしく。」
挨拶が終わったところで吉井くんがはなしだした。
「で、姫路さん大丈夫なの?」
吉井くんが聞くと、
「よ、吉井くん!?」
姫路さんが驚いていた。なぜだろう。
「姫路、明久がブサイクですまん。」
「どんまい、吉井くん。結構イケメンだから安心して。」
ついはげましてしまった。
「うう..ありがとう織斑君。でもどんまいのあとにそれってなにかおかしい気が..」
「そ、そんな―」
姫路さんまで励ましているらしい。
「そういわれると、―」
坂本くんまで何かいっている。
「俺の知人にも明久に興味を持っている奴がいたような気もするし」
羨ましい。
「え?それはだれ―」
「そ、それって誰ですかっ!?」
さすがは年頃の女の子。この手の話題に敏感だね。
「たしか、久保―」
さて、木刀は持ってきたかな。
「利光だったかな。」
「どんまい、吉井くん。」
多分、名前からして男だろう。
「.........」
「おい、明久。声を殺してさめざめと泣くな」
本当に...どんまい...。
「半分冗談だ。安心しろ。」
残り半分はなんだ?
「え?残り半分は?」
「ところで姫路。体は大丈夫なのか?」
「あ、はい。もうすっかり平気です」
「ねぇ雄二!残りの半分は!?」
吉井君..そんなに大声だしたら...
「はいはい、そこの人たち、静かにしてくださいね」
そのせいで、先生が教卓をたたいて警告を発してきた。
「「あ、すいま―」」
バキィ、バラバラバラ。
僕と吉井君が謝ろうとすると、ぼくたちの目の前で教卓が木屑と化した。
え、教卓って...あんなに壊れやすい...もの...なの?
教卓が木屑になって驚いていると
「え~.....替えを用意してきます。少し待っていてください。」
このクラスの...設備って...どんだけひどいんだよ...
「あ、あはは...」
斜め前で姫路さんが苦笑いしていた。
はぁ...もうちょっとマシな設備が欲しいよ...
そういえば...
「.....雄二、ちょっといい?」
僕がちょっと考え事をしていると、吉井くんが、坂本くんに声をかけていた。
「ん?なんだ?」
「ここじゃ話にくいから、廊下で」
「別に構わんが」
吉井くんと坂本くんが立ち上がった。
廊下で何を話すつもりなんだろう?
そのまま数分待ったところで、吉井くんと坂本くん、教卓を持った先生が入ってきた。
「さて、それでは自己紹介の続きをお願いします。」
壊れた教卓を取り替えて、(それでもかなり、ボロいけど...)HRが再開する。
「えー、須川亮です。趣味は―」
特に何もない、自己紹介に時間が流れる。
「坂本くん、君が自己紹介最後の一人ですよ。」
「了解」
やっと最後か。って坂本君だ。
「坂本くんはFクラスのクラス代表でしたよね。」
へぇ~。坂本くんがクラス代表なんだ。
※クラス代表や試召戦争のルールなどは飛ばします。
「Fクラス代表の坂本雄二だ。俺のことは、代表でも、坂本でも好きによんでくれ。」
「さて、みんなに一つ聞きたい。」

みんなの視線を集めた坂本くんの視線が教室内の各所に移り出す。

かび臭い教室。

古く汚れた座布団。

薄汚れた卓袱台。

釣られて僕らも坂本くんの視線を追い、それらの備品を順番に眺めていった。
「Aクラスは冷暖房完備の上、座席はリクライニングシートらしいが...」
1呼吸おいて、静かに告げる。
「...不満はないか?」
『大アリじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!!!!!!」
2年Fクラスの魂の叫び。
「だろう?俺だってこの現状は大いに不満だ。代表として問題意識を抱いている」
『そうだそうだ!』
『いくら学費が安いからといって、この設備はあんまりだ!改善を要求する!』
堰を切ったかのように次々と上がる不満の声。
「みんなの意見はもっともだ。そこで」
みんなの反応に満足したのか自信に満ちた顔に不敵な笑みを浮かべ、
「これは代表としての提案だが―」
これから戦友となる仲間たちに、野性味満点の八重歯を見せ、
「FクラスはAクラスに『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う」
僕らの代表坂本雄二は戦争の引き金を引いた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧