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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第1章 ニルヴァーナ編
  到着?

その頃、コージは・・・

「たく、戦ったせいで、どこにあるんだったか忘れちまったぜ。」

どうやら、道(?)に迷っていた。

「ん?ふん、ふん、これは・・・わずかだがウェンディの匂い!あっちか!」

俺は全速力で行った。






















その頃、ナツ、シャルルはウェンディとハッピーを救出へ洞窟へ入った。
しかしそこでは、・・・ジェラールがいた。
ナツは攻撃したが、倒された。
しかし、近くにいたブレインという男も倒し、どこかへ行ってしまった。
ナツは後を追うとしたが、シャルルに「エルザを助けるんでしょ!」

っと言われ、仕方なくエルザの元へ行く事となった。

グレイは・・・

「くっ!」

ズドォン!

「ちっ」

カッ、カッ、カッ

「なんて速さだ・・・野郎・・・。」

「俺のコードネームは“レーサー”。誰よりも速く、何よりも速く、ただ走るだけ。」

現在、六魔将軍(オラシオンセイス)の1人、コードネーム“レーサー”と闘っていた。

「ん?」

「!!」

2人が上を見上げると、ナツとハッピー、シャルルとウェンディが見えた。
ただし、ウェンディは今、気を失っていた。

「助け出したか!!」

「バカな!!!中にはブレインがいたハズだろ!?どうやって!!」

レーサーは驚いていた。

「くそっ!!行かせるか!!!」

「ナツ、よけろぉ!!」

「!?」

バキイィィ!

「きゃ!」

「うお!」

「わっ!」

ズドーン!

「がっ!」

「よし、今だ!」

レーサーはものすごいスピードでウェンディの方へ向った。

しかし・・・

ビュン!

「!?」

ガシ!

「危なかった・・・。」

コージが間一髪でウェンディをキャッチした。

「何だぁ!」

「翼が・・・!?」

「ん?」

誰だ、こいつら・・・。

「シャルル!」

シュルルが倒れていた。そかも、もう1匹、雄の猫も倒れていた。

「ハッピー!」

1人の男の人はその猫を運ぶ。

「(あの人の猫か・・・。)」

「おい。」

「ん?」

誰だ、こいつ・・・?

「貴様・・・この俺より速いとは・・・!」

「それがどうしたんだよ?」

「許さねぇんだよぉ!!!」

シュン!

「甘い!」

ビュン!

「な・・・に・・・!」

「どれだけ速かろうと・・・光の速さに追いつけれないな。」

ビュン!

「お、おい、待て!」

「くそ!逃がすか!!」

「アイスメイク城壁(ランパート)!!!!」

「ぐほっ!」

巨大な氷の壁が現れた。

「グレイ。」

「行けよ・・・こいつぁ、俺がやるって言ったろ。」

「けど・・・お前今ので魔力を使いすぎただろ!!」

「いいから行きやがれ、あいつに話をしてきてくれ。
 ここは死んでも通さねぇ!!!!行け!!!!エルザの為に!!!!」

「・・・・うおおお~~~っ!!!!必ずエルザを助けるからな!!!!」

「当たり前だ。」






























「ウェンディ、シャルル!しっかりしろ!!」

俺は2人を起こそうとするが、起きない。

「くそ・・・俺がもっと早く行けば・・・!」

「おい!」

「!?」

「頼む!エルザを救ってくれ!!!」

な、何だこの人・・・?

「俺は妖精の尻尾のナツだ!」

「ナツ!?火竜(サラマンダー)の!?」

しかも、妖精の尻尾(フェアリーテイル)って、連合するギルドの1つ・・・!

「そうだ!仲間がやばいんだ!!
 救えるのはウェンディだけだってシャルルから・・・。」

「・・・そうか・・・わかった俺も行こう。」

『ナツ君、聞こえるかい?』

「「!?」」

何だ!?頭の中から声が・・・!?

『僕だ・・・青い天馬(ブルーペガサス)のヒビキだ。』

青い天馬・・・そのギルドも連合の・・・。

『よかった・・・誰もつながらないからあせってたんだ。』

「どこだ!?」

『静かに!!敵の中におそろしく耳のいい奴がいる。』

「何!?」

『君は・・・?』

化猫の宿(ケット・シェルター)のコージだ・・・。」

『そうか!君がコージ君か!!』

「シャルルから聞いたんですか・・・?」

『ああ。』

「やっぱり。しかしなんでこんな・・・。」

『言いたい事はわかっている。先も言ったように敵の中に耳のいい奴がいる。
 だから僕たちの会話はつつぬけている可能性がある。
 だから君たちの頭に直接語りかけてるんだ。ウェンディちゃんは?』

「ここにいる。」

『よかった!!これからこの場所までの地図を君たちの頭にアプロードする。
 急いで来てくれ。』

「何言って・・・おお!!?」

「ん!?」

なぜかわからないが、ヒビキさんの今いる場所がわかってきた。

「何だ何だ!!?エルザの場所がわかる!!」

「何か、元から知っているみたいな感じです。」

『急いで2人とも。』



































「しかし、猫が3匹倒れているとはな・・・。」

「3匹?」

「俺の連れている猫だ。ほら、俺のバックの中にいるよ。
 今は気を失っている。途中で戦闘になってな。」

「そうか。なぁ1つ聞いていいか?」

「なんですか?」

「イグニールを知らねぇか!」

「・・・あなたの親ですか・・・。」

「ああ!」

「すいません・・・俺は知りません・・・。」

「そうか・・・ありがとうな。」

「いえ、何も知らなくってすみません。」

「そう言えば、お前のドラゴンがいなくなったのも、7月7日なのか?」

「・・・いや、俺はちょっと違うかもしれません・・・。」

「どういう事だ?」

「・・・それは・・・ちょっと・・・。」

「言いずれぇんならいいけどよ。」

「すみません。」

ゴゴゴゴゴォン・・・

「な、何だ・・・今の音・・・!?」

「まさか・・・まさかな・・・。」

「どうかしましたか?」

「いや、何でもねぇ、急ごうぜ!!」

「はい!」

俺とナツさんは急いで、そのエルザって人の所へ行く。
ちなみに、さっきの音はレーサーの持っていた魔水晶の爆弾が爆発した音だった。



































「着いたー!!!!」

「ナツ!!!!」

そこには茶髪の男の人と、金髪の女の人がいて、赤髪の女の人が寝込んでいた。

「君が・・・コージ君?」

「はい、そうですけど?」

「コージって名前だったから、女の子だとは思わなかったわ。」

カチン

「誰が女ですか!!俺はこれでも男だ!!!!!」

「ええっ!!?そうなの!!!」

「意外だね・・・少し残念でもある。」

「ご、ごめんなさい!!」

「まったく!!」

「でもよう、一体どうなってんだ!?
 急に頭の中にここまでの地図が・・・・・・・!」

「それより早くウェンディちゃんを。」

「そうだ!!起きろウェンディ!!!頼むエルザを助けてくれーーーーー!!!!」

ナツさんはウェンディを激しくゆさってそう言った。

「ちょっと!」

「落ち着いてナツーーーーー!!」

そうやっていると、ウェンディが目を覚めた。

「ひっ!」

「!!!」

「ごめんなさい・・・私・・・。」

「ウェンディ!俺だ、俺!!」

「!お兄ちゃん・・・!!」

「お兄ちゃん!?」

女の人は驚いてそう言った。

「大丈夫だったか?」

「わ、私・・・。」

「ウェンディ!」

ナツさんがウェンディに声をかけた。

「エルザが毒ヘビにやられたんだ!!!!助けてくれ!!!頼む!!!」

ナツさんは土下座をしてウェンディにそう言った。
寝込んでいる人がエルザっていう人なんだ・・・。

「毒?」

六魔将軍(オラシオンセイス)と戦うにはエルザさんの力が必要なんだ。」

「お願い・・・エルザを助けて!!!」

これを聞き、ウェンディは・・・。

「も・・・もちろんです!!!はいっ!!!やります!!!がんばりマス!!!」

「よかった~~~~。」

「いつまでのびてるのよ、だらしない!!」

「気がついたのかシャルル。」

「あんたも遅いわよ!!」

「すまんすまん、途中で闇ギルドと戦闘になって、遅れてしまった。」

「まったく。」

「それじゃ頼んだぜ、ウェンディ。」

「うん!!」

ウェンディはエルザさんに魔法をかける。

「コージ君。」

「はい?」

「先は本当にごめんね。私はルーシィ。妖精の尻尾の魔導士よ。」

「どうも。」

「僕がヒビキだ。」

「さっきは助かりました。あなたの魔法のお陰で。」

「いや、大した事はないよ。」

「お~い、コ~ジ~。」

「お、目が覚めたのかミント。」

「う~ん・・・。」

「猫!?」

「ハッピーとシャルルと同じ・・・!」

「始めまして、ミントで~す。」

「あんた何寝ていたのよ。」

「いや~、闇ギルドの岩の魔法に当たって・・・。」

「まったく・・・。」































ちょっとたって・・・

「終わりました。エルザさんの体から毒は消えました。」

「「「で!?」」」

「ん。」

「おっしゃー!!!ルーシィハイタッチだーっ!!!」

「よかった~~~?」

ぱんっ!

「シャルル~~!!」

「1回だけよ!」

ぱん

「ウェンディ、コージ。」

ナツさんは俺達にハイタッチをする。

「ありがとうな、2人共。」

「あ、ああ・・・。」

「・・・しばらくは目を覚まさないかもですけど、もう大丈夫です。」

「すごいね・・・本当に顔色がよくなってる。これが天空魔法・・・。」

「近すぎ!」

「いいこと?これ以上天空魔法をウェンディに使わせないでちょうだい。」
 
「見ての通りだが、この魔法はウェンディの魔力をたくさん使ってしまうんだ。」

「私の事はいいの、それより私・・・。」

「ん?」

「後はエルザさんが身ざめたら反撃の時だね。」

ウェンディは何かを言おうとしたが、ヒビキさんが先に話を進めた。

「うん!!!打倒六魔将軍(オラシオンセイス)!!!!」

「おーーーーーーーーっ!!!!ニルバァーナは渡さないぞぉ!!!!!」

カッ

「!?」

突然、何かが光り出した。

「何!?」

そこに見えたのは・・・

「黒い光の柱・・・。」

「まさか・・・。」

「あれは・・・。」

「間違いない・・・ニルヴァーナだ!!!!」

マスターから聞いた・・・あれは最初黒い光の柱が出てくると・・・。

「ニルヴァーナなのか・・・!?」

「まさか六魔将軍に先を越された!?」

「あの光・・・ジェラールがいる!!!!」

「!?」

「ジェラール!?」

だーっ

「ナツ!!!!ジェラールってどういう事!!?」

「ジェラール・・・!!!」

あいつが・・・いるのか・・・!

「私の・・・私のせいだ・・・。」

「会わせるわけにはいかねえんだ、エルザには!!!!
 あいつは俺が・・・潰す!!!!」

「!!?」

どういう・・・ことだ・・・!?
ナツさんは何か知ってるのか・・・でも・・・何でジェラールの事を・・・。
ジェラール・・・お前は一体・・・どうしたんだ・・・。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。今回の話、いかがでしたでしょうか?次回もお楽しみに! 
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