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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第十話 バカとテストと仮面ライダーその一

               第十話  バカとテストと仮面ライダー
 天道はまずはだ。加賀美新、交番にいる彼に話していた。彼は立ちだ。交番の椅子に座って丁度書類整理をしていた加賀見に話したのである。
 彼は警官の制服を着ている。しかしその話を聞いてすぐにだ。書類に書くその手を止めてそのうえで顔を強張らせて天道に応えた。
「じゃあその校門を潜ってなんだな」
「あちらの世界に行く」
「そのワームがうじゃうじゃ出て来る世界にか」
「今から行く」
 天道は加賀美にこう言い切った。
「俺はだ」
「それで俺も誘いに来たんだな」
「嫌なら別にいい」
 ここでは素っ気無く返す天道だった。
「しかしだ。来たいのならだ」
「わかってるさ。俺も仮面ライダーだからな」
「来てくれるか」
「ああ。あと探偵事務所の矢車さんと影山さんに連絡して」
 加賀美はまずこの二人の名を挙げた。
「あとはゼクトの」
「田所司令達には俺が話しておく」
「ああ、頼めるかそっちは」
「御前は神代を頼む」
 神代剣については加賀見だった。
「そして風間だが」
「何だ?探しているみたいだな」
 名前が出るとすぐにだった。交番に風間大介が入って来た。相変わらずその手にはバイオリンがある。そしてゴンも一緒だ。
 その彼がだ。天道に対して言ってきたのだ。
「噂がしたんでこの交番に来たんだがな」
「相変わらず勘がいいな」
「仮面ライダーだからな」
 だからだとだ。風間は天道に返す。
「勘がよくないと死ぬからな」
「その通りだな。戦いでな」
「門に行くんだな」
 風間からだ。門について言及してきた。
「あの学校の校門みたいな門にか」
「それも知っているのか」
「さっき戦ってきた」
 丁度その門のところでだ。そうしてきたというのだ。
「それで知った」
「出て来たのはワーム達だな」
「それとネイティブだな」
 やはり彼等だった。しかしだ。
 風間はここでだ。天道達にこんなことを話した。
「連中には実体がなかったな」
「実体がない」
「というと」
「何か数字が出てそれを零にすると倒せた」
 そうなったというのである。
「俺は何千点かあったけれどな」
「何か違うな」
「テストか。学校の問題を解かさせられた」
 風間は今度はこんなことをだ。天道と加賀美に話す。
「それで勝った」
「あの、それ何なんだ?」
 話を聞いた加賀美はだ。眉を顰めさせて風間に言い返した。
「学校のテストで敵を倒す」
「雑魚ばかりだったので何ということはなかった」
 風間はここでこんなことも言う。
「これでも学校の成績はよかった」
「当然だな。仮面ライダーには知力の必要だ」
 天道はこのことには冷静に返した。
「学校の勉強位は何でもない筈だ」
「まあ俺も高校までの勉強なら」
 どうかとだ。加賀美も話す。
「いけるしこれでも警官の試験はパスしてるし」
「今は警視正だったか」
「そこまで昇進したさ」
 そうなったとだ。彼は天道に話す。
「仮面ライダーとしてだけでなくペーパーテストでも成績出してな」
「では学校の勉強も問題はないな」
「ああ、特にな」
 そうだとだ。加賀美は天道に答える。
「けれど何で勉強なんだ?」
「あちらの世界の戦いのルールだな」
 天道はこのことについても冷静に述べる。
「それでそうなっている」
「何か変わった世界だな」
「その世界それぞれのルールがある」
 天道の冷静なコメントは変わらない。 
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