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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

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大宴会 皆で祝え!異変後のお楽しみ!後編

「え~それでは、異変解決を祝って、乾杯~!!だぜ!!」
「「「「「かんぱ~い!!!」」」」」

夜であるのにも拘らずに、博麗神社は活気に満ちていた。それもその筈、異変解決後のお楽しみである宴会が開かれているのだ。しかも今回の宴会は唯の宴会ではなかった

「おおお!さとり様見てください!御馳走がいっぱいですよ!!」
「そうね、流石覇狼さんね。これだけの料理をあっという間に用意するなんて・・・」
「うにゅ~、どれから食べようか迷っちゃいますねこいし様!」
「そうだね~」
「おおお!?旨そうな酒がたんまりあるじゃないか!!」
「貴方のそのテンションが妬ましいわ・・・」

今回の宴会には覇狼が参加していた。覇狼が参加するとほぼ100%の確立で最上級のご馳走とお酒にあり付ける、その為宴会に参加している者のテンションは凄まじく高かった。

「あらら、やっぱり覇狼様のお料理は美味しいですね」
「あっナズーリン、すみませんがそこの唐揚げとって貰って良いですか?」
「む?これでいいのかご主人?」
「そうだね~聖。あちょっとぬえ!それ私が食べようと思ってた奴じゃない!!」
「へへ~んだ早い者勝ちだよ~」
「なんですか雲山?・・・そうですね、賑やかですね」

とある宴会の一角では命蓮寺に住まいを置く、聖 白蓮、虎丸 星、ナズーリン、村紗水蜜、封獣ぬえ、雲居一輪&雲山などといった姿も見られた。
そして地霊殿の古明地 さとり、火焔猫 燐、霊烏路 空、古明地 こいしなども参加している。そして鬼の四天王、星熊勇儀や水橋 パルスィなどの姿も見られた。なんと幻想郷のパワーバランスを担う妖怪などが博麗神社に集結していた。

「・・・あれ?ここって神社だよな。神社に妖怪って集まるもんだっけ?」

そんな事を考える閃輝は、皆が楽しそうな雰囲気を醸し出しているので考えるの止めて宴会を楽しむ事にした

「やっぱり賑やかですね~、覇狼さんがご参加する宴会は♪」
「え?そうの?」

シャルロットは早苗と共に料理を取って一緒に食べながら雑談を楽しんでいた。

「ええ、覇狼さんは甘味処を経営なさっていますがお料理の腕は本当に高いんですよ、☆5つでは足りないぐらいですね」
「本当に幻想郷って、常識に囚われてないよね~・・・」
「「でもそこが良い!!」」

何故か、ノリノリでとっても仲良しになった早苗とシャルロット、2人はどんどん料理を口に運んでいった。だが

「シャ、シャルロット~!たすけてくれぇええ~!!」

その時、ラウラの助けを求める声が聞こえてきた。早苗とシャルロットはその方向を見ると・・・ラウラが橙と藍、パチュリーと共に食事を取っていたのだが、橙が強いお酒を飲んでよってしまいラウラにじゃれ付いていた。ラウラは膝の上から橙が動いてくれずに困っているようだ

「橙!頼むから退いてくれ!私はお兄様の元に向かいたいのだ!」
「うにゃ~ラウラさんの膝とっても暖かいなり~」
「おやおや、すまないがそのままでいさせてやってくれかラウラ。橙は君に甘えたいようだ」
「ラウラ諦めたら?貴方にはこの言葉を送るわ。激流に身を任せて同化せよ」
「そ、そんな・・・シャルロット~!!早苗~!!」

ラウラは二人に救援を求めるが、二人は満面の笑みを浮かべてサムズアップした

「「グットラック!!」」
「裏切り者~!!!」

ラウラが悲鳴をあげている中、とある場所では飲み比べが行われていた。そのメンバーは・・・

「ングングングング・・・プッハァ!!瓶じゃ間に合わん!樽ごと持ってこ~い!!」

一升瓶をあっという間に飲み干した勇儀。一升瓶をブンブンと振りながら酒樽を持ってくるように催促する。それに負けじと酒盛りをするのが2人。1人は勇儀と同じように角を生やした小さい少女のような鬼、伊吹 萃香であった。鬼であると言っても、勇儀と違い、角は2本生えている。

「まだまだぁ!萃香!2樽めいっきま~す!!」
「あたいだって負けてられないね」

そして、その鬼達と互角に飲み比べしているのは死神である小野塚 小町であった。上司である英姫は参加していないが、小町は最近真面目に働くようになり、英姫から宴会の参加を許されている。

「おお、やるじゃないか死神」
「あたいだって年がら年中とは行かないけど酒は良く飲むし強い方さね」
「ほう?それは面白い、2人と私についてくれるか!?」
「「愚問!!」」

そして場所は移って・・・

「へぇ!お前結婚する事になったのか!それはおめでたいな!!」

結婚する事になった劾はその事を、一緒に酒盛をしている魔理沙に報告した
劾は恥ずかしそうに魔理沙の言葉を受け止めていた。

「あ、有難う御座います///」
「それでそれで?何時式は挙げるんだ!?」
「し、式って!!?まだそんな事考えてませんって!!俺達まだデートぐらいしかした事無いんですよ!?」

その告白を聞いた魔理沙は呆れた

「デートしかしてない?よくそれで告白したなぁ・・・私なんて愛しの兄ちゃんにキスも一緒に寝たりもしたぜ」
「いや、それは兄妹ですし、寝たって文字道理に寝ただけでしょ?っていうか兄妹でじゃ結婚とか無理なんじゃ・・・」
「それは外界の常識だぜ!この幻想郷にはそんな常識は無いぜ!!」

その言葉を聞いて劾は呆れた

「駄目だこりゃ・・・」

再び場所は変わり

「ハフッハム!ガツガツガツガツッ!!」
「霊夢、もう少し落ち着いてらどうなのよ?」

霊夢は一心不乱に覇狼が作ってご馳走に食らいついていた。まるで誰かど勝負でもするように、それを近くで見ているレミリア、咲夜、フラン、閃輝、雛は呆れたようにそれを見ていた。

「落ち着くなんて無理だわ!久しぶりにお父さんのご馳走が食べれるのよ!?落ち着く暇があったら料理に食らいつくまでよ!!」
「だめだこりゃ」

閃輝は止めるだけ無駄だと悟り、レミリアやフランなどの料理を能力を使って回収してきた。

「さっ、召し上がれ」
「あら、ありがと閃輝」
「わ~い!ありがとお兄様!」

レミリアとフランは嬉しそうに料理を受け取って食し始める。そして閃輝は雛と咲夜にも料理を渡した。

「一緒に食べましょう」
「それはいいわね」
「でも私は・・・「咲夜、今日は羽目を外して楽しみなさい。主からの命令よ」・・・解りましたお嬢様。じゃ許可も下りたし食べましょう」

咲夜も料理を受け取って食べ始めようとした時、霊夢が居る方から大きな歓声が聞こえた

「な、なに?」

3人がそちらを向くと・・・と霊夢が大食い競争をしていた。

「「モグモグッ・・・あむっ、パクパクッ・・・」」

オオオオオオオオオオッ!!!周りからは歓声が響き渡っている。二人の周りにある料理は次々と彼女らの胃袋へと納められていく。その光景は圧巻で観客はおおっ!っと言葉を漏らしながら見守っている。3人は呆れたのか自分たちの料理に目を移した

「なにをやってんだか・・・霊夢さんも幽々子さんも・・・」
「流石暴食巫女と悪霊ね。あの食欲には圧倒されるわね」
「それよりも閃輝君」
「はい?」

咲夜に名を呼ばれた閃輝は其方を向くと、料理を箸で挟んで此方に差し出している咲夜が目に写った
閃輝は若干うろたえたが、口を開けて箸に挟まれていた料理を口にした

「美味しいかしら?」
「ええ、とても」
「じゃもっと美味しくしてあげるわ」

咲夜は料理を口に含んで、そのまま閃輝に抱きつくように閃輝を押し倒した。

「おわぁ!?さ、咲夜sむぐぅ!!?」

閃輝の両腕を強く押さえ込まれた体制のまま、咲夜は閃輝に唇を重ね、口に含んでいた料理を閃輝に口移しした。その際に、閃輝の口内を散々舐め回して唾液を大量に送り込んだ。その様子を見せ付けられた雛は大口を開けてショックを受けた

「な、なぁああ!!!??」
「ちゅる・・・むん・・・ちゃるちゅる・・・んちゅ・・・」
「うぅん・・・ぷはぁ!さあ、咲夜さん・・・//////」

咲夜は上から照れる閃輝を見下ろしている。照れている閃輝はとても可愛らしく愛しかったようだ。
だが雛が大声を上げた

「ちょっと咲夜!!貴方いきなり何をやってるのよ!!?」
「あら、この前、閃輝君と2人っきりで寝た事があるのを私に秘密にしたのがいけないのよ?」
「あ、あれは魔理沙から依頼されて・・・それにこの事は魔理沙が貴方に伝えてくれるって!!」
「知らないわよ、だから罰よ。さぁ閃輝君」

咲夜は再び閃輝の方を向いた。閃輝はまだ顔を赤くしていた

「もっと美味しいキスをしてあげるわ」
「ちょ!わ、私にもさせて~!!!」


「何やってんだがあの3人は・・・」

閃輝達を遠くから酒を飲みながら眺めている闇夜、その周りには紫と幽香が座っていた。二人はとても幸せそうな笑顔をしている。だが2人の内心はどうやって闇夜との既成事実を作るかという考えだった。

「ふぅ、やっぱり酒は旨いな。永遠亭じゃ酒なんて飲みなかったからな」
「それは当たり前でしょ?一応病人だったんだから、でも元気になって良かったわ」
「本当ね、それより闇夜」

そういって幽香は闇夜の顔を自分の方に向かせて、至近距離で誘惑するような妖艶な笑みを浮かべた

「いい加減に私の永遠の伴侶となりなさい。寿命なら心配しなくて良いわ、私の力を流し込んであげれば私と同じ存在になれるわ」
「おいおい相変わらずドストレートな奴だな、流石幽香。だが俺は「そうよ幽香、闇夜の正妻の座は譲らないわよ」おい、そこ。他に言う事があるだろっておわ!?」

紫は力尽くで闇夜を自分の方に引っ張って、闇夜を自分の豊満な胸に埋めさせる様に抱きしめる

「闇夜・・・貴方は私の夫になるべき男なのよ・・・貴方が愛おしい、貴方の為なら今此処で夫婦の契りを交わしてあげたって良いわ・・・」
「まてまて・・・あんたらまだ諦めてなかったのか・・・俺は結婚とかする気は一切無いし、それに妖怪になる気もねぇって」

闇夜はなんとか紫の抱擁から抜け出して、酒を飲んでいる。だから、その後ろから幽々子が闇夜に抱きつく

「だったら私と一つになるのはどうかしら?」
「亡霊になるのも勘弁だ・・・ならこんなのどうだ?」

闇夜は一枚のスペルカードを取り出して3人に見せた

「俺たち4人のバトルロイヤル形式の弾幕ごっこで勝った奴が好きな命令を出せるってのは」
「「「乗ったわ。勝つのは私よ」」」

闇夜は絶対的な自信があるのか、3人が乗ったという言葉を聞いた途端に、笑みを浮かべた

「良し・・・じゃ勝負は宴会後に開始だ」



「皆さん、とても楽しいそうで何よりです」

覇狼は1人、博麗神社を空高い所から見下ろしていたが、覇狼の後ろに妙に煌びやかな光が現れる

「さてと、いいのですかこんな所にいて」
「問題ありませんよ、それより」
「今直ぐに消えなさい、次に何か喋れば問答無用で存在自体を無へと返してあげましょう」
「・・・解りました、それでは・・・」

光は直ぐに消えた。まるで覇狼の力に脅えるように。覇狼は宴会に戻ろうとした時に、閃輝から念話が送られてくる

「(覇狼さん、宴会後にあれを俺につけてください)」
「(正気ですか?貴方なら耐えられる事も出来るでしょうが、リスクが余りにも・・・)」

覇狼が気が進まないように言葉を出す。だが閃輝は強い意志の元に言葉を出す

「(覚悟の上です。俺はあの境地に辿り着きたい)」
「(それは自分の為ですか?)」
「(いえ俺の夢の為です)」
「(・・・ふぅ、どうして私の弟子はこんな風に癖が強い子が多いのでしょうね。解りました、用意しておきましょう)」
「(有難う御座います)」

覇狼は念話を切って、今度こそ宴会に戻った 
 

 
後書き
ゆ「さあ、ハイパー次回予告タイムだよ!
貴方にとって、最も大切な物とは何ですか?愛する家族?
今まで大切にしてきた愛用の道具?
それとも・・・

遂に、幻想郷へ完全なる敵意をむき出しにした者達が襲来する。
それぞれが様々な思いを胸に秘めながら、足を前に進める。

幻想郷にて、様々な感情が入り混じり名状し難い色へと変化していく

怒り、憎しみ、怒り、悲しみ、狂気・・・

それらが描く物語の終末とは!?遂に飛び立つ光、クライマックスへ!!!

閃「次回、IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光

無名の有名人

消えていく・・・全てが・・・」 
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