新ヘタリア学園
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第三千三百七十九話 心配しても
第三千三百七十九話 心配しても
スイスはリヒテンシュタインによからぬ人が来てそのうえで彼女におかしなことをしないかと不安で仕方ありませんでした。
「大丈夫であるか」
「いや、大丈夫ずらよ」
そのスイスにモルドバが言ってきました。
「状況を見るとずら」
「そうであるか?」
「そうずら、というかずら」
モルドバはさらに言いました。
「周りが大国ばかりだとどうずら」
「それを吾輩に聞くであるか」
「スイスはよくわかるずらな」
「吾輩も同じである」
周りは大国だらけなのです。
「フランス、ドイツ、イタリアとである」
「大変ずらな」
「今でも注意を払っているである」
「だからずら」
「何かわかってきたである」
「おいらなんかそこにお金もないずら」
モルドバの場合は一国だけですが。
その大国があのロシアです、そしてお金もないということが彼をさらに困った状況に追いやってしまっています、今もそのことを言うのでした。
第三千三百七十九話 完
2024・4・27
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