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星河の覇皇

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第八十六部第二章 教育改革その十九

「その後の四半世紀程はどうなるか」
「二十数年より遥かに長いです」
「その間も学べばです」
「かなりの成長が見込めます」
「そしてさらに優れた人材になれます」
「その通りですね」
「生涯学習は」
 まさにそれはというのだ。
「連合にとってもです」
「よいことですね」
「是非です」
 マックリーフは強い声で言った。
「連合はこれまで以上にです」
「それに力を入れるべきですね」
「確かに人の脳の動きは年齢と共に落ちますが」
 それでもというのだ。
「やはりです」
「学ぶとです」
「それだけで違います」
 それも全く、というのだ。
「ですから」
「生涯学習はより力を入れるべきである」
「このことに異論はないどころか」
「賛成ですか」
「私としても」
 キロモトに強い声で答えた。
「左様です」
「そうなのですね」
「ですから」
 それでというのだ。
「このこともお話していきましょう」
「議論をしていき」
「改善していきましょう」
「二十代で人間の成長が止まるなら」
 グリーニスキーはシニカルに笑って言った。
「人間は何と下らないものか」
「人生がまだあるというのに」
「二十五で、です」
 この歳でというのだ。
「はじまりだともです」
「いいますね」
「ですから」
 それでというのだ。
「やはりです」
「連合もですね」
「生涯学習に力を入れ」
「人材を育てましょう」
「今以上に」
「連合としてです」
 この国の考えでというのだ。
「そうした人材を」
「自由を尊重しながら」
「はい、それぞれが進むべき道を歩み」
「そうして成長していく」
「国家としてそれを助け」 
 それぞれの道を歩む市民達をというのだ。
「成功してもらい」
「その成功した力を、です」
「連合の為に使ってもらう」
「その富や能力を」
 そうしたものをというのだ。
「連合に入れてもらう」
「そうしていけば」 
 まさにというのだ。
「連合の力になります」
「全く以てその通りです」
「左様ですね」
 こうした話をした、そしてだった。
 キロモトは各国の元首達に確かな声で話した。 
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