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おぢばにおかえり

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第七十九話 残さないことその二十五

「それが何と言ってもですね」
「そういうことだからね」
「そうしていきますね」
「是非ね、しかし新一君男の子だけあって」
 二杯目もぺろりと平らげたのを見て言いました。
「よく食べるわね」
「駄目ですか?」
「いいわよ、見ていて元気が出るから」
 私は新一君ににこりと笑って答えました。
「だからね」
「そうですか、じゃあこれからも食べますね」
「ええ、運動系の部活でなくても」
「毎日身体動かしてますからね」
「あちこち歩いて」
「大体一日二万歩は歩いてるみたいです」
 それだけだというのです。
「休日も夏休みも冬休みもおぢばに帰らせてもらってますし」
「そうしてなのね」
「ひのきしんもさせてもらって」
「特に回廊ひのきしんね」
「それをさせてもらっていまして」
 それでというのです。
「やっぱりです」
「かなり身体動かしてるのね」
「はい、ですから」
 それでというのです。
「僕はです」
「よく食べるのね」
「よく動いてよく食べる」
「そうしてるのね」
「部活は入らないですが」
 この子はこのことも一貫しています。
「それでもです」
「身体は動かしてるのね」
「そうしています、ですから」
「よく食べるのね」
「すぐお腹空きますから」
 だからだというのです。
「食べずにいられないです」
「そうなのね」
「はい、それで今もです」
「カレーおかわりしたのね」
「大盛りで」
 量もかなりでした。 
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