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神々の塔

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第六十話 酔いどれ詩人その五

「かなりわかりにくい場合もあるけど」
「はっきりわかる詐欺師とかにか」
「騙されるのがおるな」
「何処でもな」
「あからさまな嘘ばかり吐いて」
 シェリルは具体的な例を話した。
「ヘイトを煽る」
「そうしたこと言う奴おるな」
「言ってることを検証したら」 
 そうすればというのだ。
「すぐにや」
「嘘や出鱈目ばかりってわかるな」
「そんなのを信じるな」
 そうしたというのだ。
「アホがおるな」
「常にな」
「それこそぱっと見て」
 その輩をというのだ。
「怪しいってな」
「思う様なやな」
「そして発言を聞いたら」
 次にそうすればというのだ。
「尚更な」
「胡散臭いってわかるな」
「そうしたな」
 それこそというのだ。
「変なのにや」
「騙されてな」
「盲信して」
 そうもなってというのだ。
「利用されてな」
「ポイやな」
「もうそうした奴はな」
「人を惑わせるのが仕事やな」
「騙してな」
 そのうえでというのだ。
「利用するのがな」
「金とか巻き上げたりな」
「自分の信者にしてな」
「操ったりするな」
「利用するわ」
「そうしてくるな」 
 深刻な顔で話した。
「そう思うとつくづくタチ悪いな」
「そんな奴もおる」
 芥川も言ってきた。
「それも世の中や、というかな」
「というか?何や」
「うまい話には裏があってな」
 こうトウェインに話した。
「そして煽る奴はや」
「信用せんことやな」
「やけに好戦的で敵を指示してヘイトを言う」
「そんな奴はやな」
「そこでさらに具体的なこと言わんとな」
「詐欺師やな」
「もう自分のことだけでな」
 その頭にあるのはというのだ。
「それでや」
「他人は惑わして利用する」
「騙してな」
「そうした奴等やな」
「そうした奴等もおるって考えたら」
 芥川はさらに言った。
「世の中も迷路や」
「こうした場所やな」
「そや、分かれ道は一杯あって」 
 そうした状況でというのだ。 
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