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金木犀の許嫁

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第七話 同居のはじまりその十五

「本当にね」
「悪事はしないことですね」
「どうしてもしてしまうけれどね」
 人間はというのだ。
「悪いことしてしまうけれどね」
「それは確かに」
「何かしらね」
「悪いことをしたことがない人は」
「まずいないでしょ」
「そうですね」
 白華もその通りだと答えた。
「私も沢山です」
「私だってよ」
「悪いことしてきました」
「そうよね」
「間違った悪いことも」
「人間本当にね」
 真昼はさらに話した。
「生きているとそれだけでね」
「悪いこともしてしまいますね」
「命をいただくことも」
「食べる為に」
「これもね」
「悪いと言えばですね」
「悪いことになるし」
 そうであってというのだ。
「人を傷付けることもね」
「ありますね」
「けれどこの場合は悪事を楽しむ」
「人を傷付けたりして」
「そうしたことをするとね」
 そうした場合はというのだ。
「やがてはね」
「報いを受けますね」
「そうなるのよ」
「因果応報ですね」
「誰も見ていないと思っていても」
「そうした悪いことをすると」
 白華は言った。
「最後はですね」
「やがてはね」
「報いを受けますね」
「そうなるのよ、そうしたこともね」
「意識することですね」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「やっていかないとね」
「生きることですね」
「そう、それじゃああらためて」
「これからですね」
「宜しくね」
「こちらこそです」
 白華は笑顔で応えた、そうして四人が四人共これからも宜しくと挨拶をした。そうして飲み終わって食べ終わった後片付けもしてパーティーを終えたのだった。


第七話   完


                     2023・12・23 
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