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星河の覇皇

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第八十六部第一章 貴族達の嘲笑その四十七

「滅多にいない」
「それを悪用してですね」
「脅して来るのですね」
「そうした宗教団体は」
「左様ですね」
「そうしたことはまともな団体ならしない」
 それこそというのだ。
「少なくとも些細なことではな」
「左様ですね」
「そこでもわかりますね」
「その教団がカルトかどうか」
「そのことがですね」
「わかる、だからだ」
 それでというのだ。
「そこを見極めることだ」
「それが大事ですね」
「そしてそうした手の団体はですね」
「首相としては」
「金の出所を掴んでだ」
 そしてというのだ。
「そのうえでな」
「そこから衝いてですか」
「潰していきますか」
「その様にしていきますか」
「私自身は動けない」
 カミュはこのことも話した。
「首相、公人だからな」
「政教分離ですね」
「そうしますね」
「だからですね」
「そこは動かない」
「左様ですね」
「だから家の者で信頼出来る者達がいるからな」
 カミュ家の中にというのだ。
「だからだ」
「それで、ですね」
「そのうえで、ですね」
「潰していきますね」
「そうする、金の出所だ」
 まさにそれがというのだ。
「そこから潰す」
「ではそうした団体もですね」
「潰していきますね」
「エウロパの為に」
「癌細胞は除去することだ」
 こうも言うのだった。
「それを行うのも政治だ」
「左様ですね」
「さもないと将来国がおかしくなりますね」
「だからですね」
「そこは手を打ちますね」
「そうする、カルト教団はまだいいが」 
 しかしというのだ。
「そこにおかしな野心がある連中はな」
「存在を許してはいけないですね」
「断じて」
「左様ですね」
「エウロパの為に」
「そうすべきですね」
「政教分離は守らなくてはならない、だがそれと共にだ」
 スタッフ達は腹心達なので話した、こうした話もだ。ここでコーヒーを一杯飲んでそれからまた言った。
「国を守る」
「それも必要ですね」
「外だけでなく内もですね」
「守る必要はありますね」
「左様ですね」
「そうだ、だからだ」
 それでというのだ。
「そうしたこともする」
「それが首相のやり方ですね」
「エウロパの癌は除去する」
「そうしますね」
「そうする、しかし政教分離は当然にしても」
 それでもというのだ。 
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