| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊超決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三話 ヨドンヘイムの戦いその十六

「その通りだ」
「だからその都度ね」
「僕達変身したりしなかったりだよ」
「ぬいぐるみって言ってお外に出る時もあるわよ」
「それで通じるしね」
「その場合は着ぐるみでしょ、けれど確かに通じるわね」
 ういもそれはと応えた。
「私のチャンネルに出ても通じるわ」
「そうね。ただ貴方達敵だったのよね」 
 オトはこのことを指摘した。
「最初は」
「ええ、そうよ」
「デーボス軍にいたからね」
 二人もその通りだと答えた。
「最初は敵だったよ」
「キョウリュウジャーの人達と戦ったわ」
「あまりそうは見えないけれど」
 首を傾げさせつつ言うのだった。
「そうだったのね」
「何か敵といってもな」
「あまりというか全然迫力がないな」 
 メルトもトウも思った。
「少なくともこの二人はな」
「どうもな」
「それでもそうだったんだよ」
 ラッキューロが答えた。
「僕幹部だったんだよ」
「私の部下でね」
 キャンデリラも言ってきた。
「そうだったのよ」
「あの頃からこうでしたね」
「基本そうよね」
「どうもピンとこないな」 
 腕を組んでだ、カナロは思って言った。
「この二人が敵になることはな」
「クレオンもそうしたところがあるけれど」
 アスナはそれでもと言った。
「この二人はね」
「尚更だな」
「そうよね」
「それでも結構激しく戦ったのよ」
 キャンデリラが話した。
「私なんか寝込む位になったことあったしね」
「あの時は大変でしたね」
「それでラッキューロが頑張ったわね」
「起死回生でしたね」
「敵にとって起死回生ってことか」
 コウはここまで聞いて頷いた。
「そういうことか」
「そうだね、まあね」
 龍井はコウの言葉に頷きつつ言った。
「今は仲間だしね」
「それでいいですか」
「邪気は全くないな」
 長老が見てもだ。
「むしろ愛嬌があるな」
「そう言ってくれて嬉しいわ」
「凄くね」
 二人は長老の言葉に機嫌をさらによくさせた、そのうえでリュウソウジャーの面々にさらに言うのだった。
「皆とは仲よくやれるね」
「そう思うわ」
「じゃあこれから宜しくね」
「あらためて言わせてもらうわね」
「こちらこそ。じゃあ行こう」
 コウは笑顔で応えて言った。
「これからね」
「ええ、それじゃあね」
「キョウリュウジャーの皆のところに行こうね」
 こうして一行は出発した、だが。
 残った長老は羨ましそうにだ、こんなことを言った。
「出来れば私もだ」
「行きたいですか」
「そうも思った」
 オトに対して答えた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧