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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第三幕その八

「日本の街って結構入り組んでいるけれど」
「京都は違うけれど」
「舞鶴は違うね」
「整ってる感じがするわね」
「軍港の街だからね」
 それでとです、先生はお話しました。
「こうして駅から街並みはね」
「整備されているんだ」
「道は」
「そうなのね」
「そうだよ、日本は確かに入り組んでいるけれど」
 街並みはというのです。
「こうした街もあるんだよ」
「そうなのね、ただね」
 ここでガブガブはこんなことを言いました。
「肌寒いわね」
「そうね、神戸と比べても」
 ポリネシアはガブガブの言葉に頷きました。
「そんな感じがするわ」
「京都駅に出た時よりも寒いよ」
 ホワイティはこう実感しました。
「舞鶴に出たら」
「何でこんなに寒いのかな」
 トートーは思わず首を傾げさせてしまいました。
「同じ京都府なのに」
「神戸ともそんなに離れていないのに」
 それでもとです、ジップも言います。
「結構寒いね」
「流石に北海道程じゃないけれど」
「確かに寒いね」
 オシツオサレツも二つの頭で言いました。
「神戸や京都よりも」
「どうもね」
「そういえば先生スーツの下にセーター着てるね」
 ダブダブはこのことに気付きました。
「そうしてるね」
「そういえばそうだね」
 チーチーも見て気付きました。
「王子もセーターにマフラーだしね」
「寒いからだね」
「実際にそうだし」
 チープサイドの家族も言います。
「それでなんだ」
「着たんだ」
「こんなに寒いなんて思わなかったよ」
 老馬は本音を言いました。
「まさかね」
「うん、日本海側は雪が多くてね」
 先生は皆にお話しました。
「それで気候もね」
「寒いんだ」
「そうなのね」
「この舞鶴も」
「そうなんだ」
 こう皆にお話します。
「日本海もあるしね」
「そういえば日本海って荒れやすくて」
「風が強くて」
「そのこともあってなのね」
「太平洋側より寒いんだ」
「そうなんだ、だから同じ京都府でも」
 それでもというのです。
「京都市よりもね」
「舞鶴市は寒いんだね」
「京都市も冬寒いけれど」
「舞鶴市はもっとなんだ」
「寒くてね」
 それでというのだ。
「僕達もセーター着たんだ」
「そういうことだね」
「じゃあ僕達も気を付けないとね」
「この寒さにはね」
「そうしてね、じゃあまずはホテルに入ろうね」
 先生は舞鶴駅から宿泊先のホテルに向かいました、途中歩きましたがそこで海が見えました。その海はといいますと。 
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