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夢幻水滸伝

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第三百三十六話 アリゾナのカウボーイその八

「そしてや」
「そのうえで、ですか」
「州も統一されますか」
「そちらも目指されますか」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「今はな」
「軍も強化され」
「そのうえで、ですね」
「統一を進められますね」
「今はそうする、州の統一をな」
 何といってもというのだ。
「今は目標にして」
「内政面ですね」
「治安も産業も」
「そうしたことをですね」
「よおしてな」
 そしてというのだ。
「民に安全で豊かな生活を送ってもらうわ」
「民の為ですか」
「全ては」
「そうなのですか」
「そや、政は誰の為にあるか」
 それはというと。
「ほんまな」
「民の為ですね」
「まさに」
「そうだというのですね」
「そや、それで議会もあるな」
 立法を司るその場所の話もした。
「各市町村に」
「そして勢力にも」
「選挙で選ばれた議員の人達が働いています」
「そうしています」
「おいら達がおってな」
 星の者達がというのだ。
「そしてな」
「そのうえで、ですね」
「民の人達が選挙で選んだ議員の人達もいる」
「それは何故か」
「それはですね」
「民の為の政やからや」
 それ故にというのだ。
「民も参加してるんや」
「そうですね」
「ではホイットマン様もですか」
「民の為に政をされますか」
「そうされますか」
「そうするわ」
 こう言ってそうしてだった。 
 ホイットマンは議会の意見も聞いて彼等の立法にも応えつつ政を進めていった、そして勢力が拡大されるにつれ。
「いや、やることがな」
「増えていますね」
「そうなってるな」
 フェニックスで自宅でホワイトバファローに応えた。
「どうも」
「はい、それが政です」
「治める規模が大きくなるとやな」
「その分です」
「やることが増えるな」
「アリゾナ州を統一されますと」
 その時はとだ、ホワイトバファローは今はシャワーを浴びた後自室でビールを飲んでくつろいでいる主に話した。
「その時はです」
「まさに一国治めるだけのか」
「ことをされます」
「起きた世界のアメリカは合衆国や」
 ホイットマンは自分の隣に立っているホワイトバファローに述べた。
「即ち国家連合や」
「ユナイテッドステイツオブアメリカですね」
「そや、五十の国家により構成されるな」
「国家連合ですね」
「州の一つ一つがな」
 それがというのだ。 
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