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ドリトル先生と不思議な自衛官

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第二幕その七

「幹部の人は紫だよ」
「色でわかるんだね」
「階級も」
「そうなのね」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「作業服の色でもわかるんだ」
「階級が」
「そうした風になってるんだ」
「軍隊は階級社会で」
「自衛隊も同じだから」
「当然階級章もあるしね」
 こちらのお話もしました。
「それを見たら」
「その人がどの階級かわかる」
「自衛隊も同じだね」
「他の国の軍隊と」
「そうなんだ、ただ軍隊とはまた違う組織ということになっているから」
 自衛隊のこのこともお話します。
「呼び方が色々違うね」
「そうだね、自衛隊って」
「そこも特徴よね」
「一等兵とか二等兵とか言わなくて」
「一等海士とか二等海士って言うね」
「それぞれの自衛隊で」
「陸空海があるね」
 自衛隊にはというのです。
「そして一等二等三等でね」
「分けられているんだよね」
「兵隊さんも下士官の人達も」
「それで幹部の人達も」
「そうなっているわね」
「尉官、佐官でね」
「そこに陸空海のそれぞれの呼び名が付くんだよ」
 先生はそうなっていることをお話しました。
「自衛隊ではね」
「他の国では海軍中佐とかになるけれど」
「自衛隊だと二等海佐だね」
「同じ様な呼び名だけれど」
「また違うのよね」
「そうなんだ、第二次世界大戦が終わって」
 そうなってというのです。
「日本軍は一度解体されたね」
「連合軍がそうしたね」
「イギリスもその連合軍の中にあったけれど」
「そうなったのよね」
「それで暫くは日本に軍事組織はなかったけれど」
 それでもというのです。
「けれどね」
「いろいろ事情があって」
「それでまた軍事組織を持つことになって」
「それでだね」
「最初は警察予備隊と呼ばれていてね」
 そこからはじまってというのです。
「そしてね」
「それでだよね」
「今の自衛隊に至るんだよね」
「そうだよね」
「そうなんだ、そうした歴史があるんだ」
 自衛隊にはというのです。
「実はね」
「色々あるんだね」
「自衛隊にも」
「ただそこにあるだけじゃない」
「自衛隊にも歴史があるんだね」
「そうなんだ、そして海上自衛隊は」 
 こちらはといいますと。
「元々海軍出身の人も多かったし」
「海軍の伝統が色濃く受け継がれている」
「そうなんだね」
「そうした組織なんだね」
「陸上自衛隊はかなりアメリカ軍の影響を受けているみたいだけれどね」 
 それでもというのです。 
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