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ハッピークローバー

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第百十六話 半ズボンの有り難さその十四

「その悪事許してもね」
「同じだしね」
「しかもオウムが権力握ったら」
「あの教祖さんの思うままね」
「尊師とかいうね」
「そうなって」
「とんでもない世の中になってるよ」
 確信を以て言うのだった。
「今よりも遥かに酷い」
「無茶苦茶な世の中よね」
「ましてあの教祖さんとんでもない人だし」
 このことは当時広く言われていたがおおむね事実であった様だ、自身の欲望に実に忠実な輩であったのだ。
「尚更ね」
「酷いことになってたわね」
「そうだったよ」
 間違いなくというのだ。
「本当にね」
「それでそう言ってたって」
「考えれば考える程馬鹿で」
「ばれないと思ったら何でもする人ね」
「隠せて」
 悪事をというのだ。
「そして脅してね」
「なかったことに出来るなら」
「もうね」
「何でもするわね」
「そうしていたよ、暴力だってね」
 政府が行うというそれには口を極めて批判してもというのだ。
「自分はね」
「ばれないならね」
「振るうよ、学校の先生だってね」
「生徒殴ったり蹴ったりする人多いし」
「罵ったりね」
 言葉も暴力も横行しているのが日本の教師の世界である、生徒への教育と言ってしまえば何とでも言えるのだ。
「挙句床の上で背負い投げしても」
「お咎めなしね」
「そんな下手したら死ぬ様な暴力振るっても」
「隠せれば問題ないなら」
「普通に振るうよ」
「そんな人は」
「性犯罪も同じでね」
 そう考えられるからだというのだ。
「いや、ブルマなくて」
「よかったわね」
「今の体操服でね」
 半ズボンでとだ、古田は理虹にクレープ屋で話した。
 そして理虹は家に帰って妹にブルマ穿けるかと聞いたが。
「無理に決まってるでしょ」
「そうよね」
「何あれ」
 全否定の顔と声で言うのだった。
「あれ下着でしょ」
「デザインそうよね」
「あんなの穿いて動き回れってね」
「体育の授業ね」
「他にも制服着てないとでしょ」
「ブルマよ」
「あのね、露出狂じゃないから私」
 姉に真顔で言った。
「だからね」
「絶対に穿かないわめ」
「昔何であんな体操服だったか」
 このことがというのだ。
「全くね」
「わからないのね」
「ええ、半ズボンでいいでしょ」
 こうも言うのだった。
「あれで」
「そうよね」
「アニメでもないでしょ」
「そうよね」 
 今はそうなっているのだ。 
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