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八条学園騒動記

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第七百三十七話 シュールリアリズムの植物その七

「思ってるわ」
「そうなのね」
「それでこれからよね」
「アマゾンのコーナーに行って」
 この自然環境のというのだ。
「その植物達をね」
「観るのね」
「いや、本当に凄いのよ」
 レミは七海に真顔で話した。
「冗談抜きでね」
「シュールリアリズムね」
「こんなのこの世にあるんだって」
 その様にというのだ。
「思う位にね」
「凄いのね」
「観て。私でもね」
「ブラジル人のあんたでも」
「驚く位よ」
「ブラジルって殆どの星にアマゾンあるのよね」
 彰子はレミにこのことを尋ねた。
「それでどの星でもアマゾン広いのよね」
「星によってはほぼ全部がアマゾンなのよ」
 レミは彰子にも答えた。
「それで人がいてもね」
「少しなの」
「星の九割がアマゾンか海か川で」 
 そうなっていてというのだ。
「残りにね」
「人が暮らしているの」
「そんな星もあるのね」
「そうなの、そこに街があって」
 残る一割にというのだ。
「農地とか工場がね」
「あるのね」
「それこそ街のすぐ傍に」
「アマゾンがあるの」
「もう一歩出たら」 
 街をというのだ。
「そこはね」
「アマゾンで」
「そこのアマゾンは黄色だけれど」 
 植物の色はそうなっているがというのだ。
「黄色の地獄ってね」
「呼ばれてるの」
「アマゾンは過酷なのよ」
 その自然環境がというのだ。
「冗談抜きで特撮ヒーローでもないと」
「人は生きていけないの」
「そんな環境で」
 それ故にというのだ。
「地獄っていうと」
「その通りなの」
「そうなの」 
 まさにというのだ。
「猛獣は一杯いるし」
「危険なお魚もよね」
「モヒカンが入ったら」
 連合の悪役のステレオタイプの一つである。
「バイクに乗ってね」
「ヒャッハーーーーッて言って」
「もう一瞬でね」
 それこそというのだ。
「お陀仏よ」
「そうなるのね」
「そうした場所だから」
 アマゾンはというのだ。
「ちょっとどころじゃなくて」
「滅茶苦茶よね」
「危険なのよ」
 そうした場所だというのだ。
「虫も多いし」
「危険な」
「疫病だってね」
 これもというのだ。 
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