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X ーthe another storyー

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最終話 終幕その八

「そうなの」
「成程な」
「それでね」
 小鳥はさらに言った。
「少し待ってね、すぐに出来るから」
「俺も手伝っていいか」
 神威は準備をする小鳥に申し出た。
「そうしても」
「神威ちゃんもなの」
「人手は多い方がいいな」
 こう小鳥に言った。
「だからな」
「そうね、それじゃあ」
「一人より二人でな」
 そうしてというのだ。
「もっと言えばな」
「皆でよね」
「やればな」
 そうすればというのだ。
「早くそして確実にだ」
「終わるわね」
「だからだ」
「今もなのね」
「俺もだ」
「お手伝いしてくれるのね」
「そうさせてもらう」
 こう言って彼も手伝った、そのうえで実際に皆ですぐにバーベキューを食べられたのであった。そして。 
 天の龍達から少し離れた場所で地の龍の面々も楽しんでいた、バーベキューの焼いた肉を食べているがここでだった。
 封真は肉を食べてだ、笑顔で言った。
「こうして食べられるだけでな」
「それだけで、ですか」
「幸せだ」
 こう哪吒に話した。
「皆で平和にな」
「確かに美味しいですね」
 哪吒はソースに漬けた肉を食べつつ応えた。
「こうして食べますと」
「そうだな」
「ですから」
 それでというのだ。
「幾らでも食べられます」
「そして飲めますね」
 遊人は紙コップで赤ワインを飲みつつ笑顔でいた、そのうえでの言葉だ。
「こうして」
「そうね、ただワインだけでなく」
 颯姫が応えた。
「ビールもね」
「美味しいですか」
「ええ、とてもね」
「それではこのワインを飲みましたら」
「次はビールね」
「そちらをいただきます」
 是非にというのだ。
「そうさせていただきます」
「それではね」
「しかし颯姫さんはビールも飲まれますか」
「この前お父さんとお母さんと一緒に飲んで」
 家族でというのだ。
「美味しかったから」
「それで、ですか」
「こちらも飲む様になったの」
「ビールも美味しいですね」
「とてもね」
「酒も甘いものだな、俺は」
 草薙は今は焼いた南瓜や茄子を食べている、そういったものを食べてそうしてカルピスサワーを飲んで話した。
「お菓子も好きでな」
「確かに美味しいね」
 牙暁もカルピスサワーを飲んでいる、そのうえで草薙に応えた。
「こうしたお酒も」
「そうだよな」
「お酒を飲むことも」
 牙暁は微笑んで述べた。 
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