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スーパー戦隊総決戦

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第四話 また巡り合いその七

「今気付いたぞ」
「何で今気付いたんだよ」
「細かいことはいいじゃねえかよ」
 自分で言っておいてこんな態度である。
「全くよ。とにかくよ」
「いい加減御前は何がしたいんだ」
「そんなの決まってるじゃねえかよ、オルグの世界を作るんだよ」
 それが目的だとは言う。
「俺達オルグのな」
「その為にこの遊園地を征服するつもりか」
「そうだよ、ここからオルグの世界を築くんだよ」
「そんなの無理だから諦めろ」
 ガオイエローも容赦がない。
「絶対にな」
「ちっ、何でどいつもこいつもそう言いやがるんだ!」
 今度は切れた。
「俺達だってな、必死に考えてやってんだよ!」
「じゃあもうちょっとましなことしろ!」
 言いながらヤバイバのその攻撃を受けてみせた。攻撃自体は素早くトリッキーであるがそれでもだ。戦闘力自体はかなりのものである。
 ガオイエローはそれを受けてだった。さらに闘う。そしてツエツエは。
「相変わらず手強いねえ」
「それはこっちの台詞よ」
 ガオホワイトの言葉を受けながら闘っていた。得物はその手にある杖である。それを手に守りそうして攻撃を繰り出しているのだった。
 その中でだ。ツエツエはまた言う。
「とにかく。私達だって意地があるからね」
「意地って何がよ」
「オルグの世界を作るのよ」
 言っていることはヤバイバと同じである。
「その為にもあんた達には消えてもらうわよ」
「その前にまともな作戦立てたら?」
「いつも立ててるわよ!」
「何処がよ!」
 何処までもその作戦の杜撰さを言われるツエツエとヤバイバである。
「全然駄目じゃないの!」
「ええい、五月蝿いわね!」
 逆キレして杖を突き出すがそれはかわされてしまった。
「とにかくよ、私達の理想のオルグの社会の為には!」
「ふむ、中々見上げた気丈さなりな」
「全くぞよ」
 ここでまた出て来たのだった。
「我はこの二人に強い共感を覚えるなり」
「見捨てておくことはできないぞよ」
「その通りでおじゃる」
 ガイアークの三人が出て来た。遊園地にいても全く違和感がない。
「わらわ達も助太刀させてもらうでおじゃるよ」
「何だこの連中」
「外見だけで悪い奴ってわかるけれど」
「オルグか?」
 ガオレッドとガオブルー、ガオブラックがそれぞれ言った。
「何者なんだ、それで」
「怪しい奴?」
「本当にオルグか?」
「我等はガイアークなり」
「オルグではないぞよ」
「しかしでおじゃる」
 ガイアークの三人はガオレンジャーから見て左手に、オルグ達から見て右手にいた。また彼等の戦闘員達を大勢引き連れている。
「この者達には助太刀するなり」
「生き返らせてもらった恩もあるぞよ」
「義理はちゃんと返すでおじゃる」
 こう言って三人はそのままガオレンジャー達に向かおうとする。しかしここで。
 また出て来たのだった。今度はボウケンジャーの六人だった。それとハリケンジャーの面々だった。
「おっと、久し振り!」
「元気そうね」
 ハリケンレッドとハリケンブルーがガオレンジャーの面々のところに来て言う。
「テトムさんもいるし」
「相変わらず宜しくやってるのね」
「ああ、まあな」
「ところでだが」
 ガオレッドとガオシルバーが彼等に問う。再会の喜びはまず置いておいて。
 
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