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ドリトル先生とラーメン

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第十二幕その五

「時間を見付けてね」
「食べるね」
「そうさせてもらうわ、来てすぐにおうどんをいただいたけれど」
 こちらの麺をというのです。
「きつねうどんをね」
「大坂名物のだね」
「そう、関西新空港を出て電車で難波駅まで行って」
 そうしてというのです。
「そこの立ち食いのね」
「お店でだね」
「いただいたわ」
「それで美味しかったかな」
「とてもね、手軽に食べられて」
 そうしてというのです。
「しかもね」
「それはよかったね」
「ええ、あのおうどんは大阪名物よね」
「その一つだよ」
「兄さんも好きね」
「おうどん自体が好きでね」
「それだけの味ね、立ち食いそばというけれど」
 それでもというのでした。
「けれどね」
「うん、お蕎麦だけでなくてね」
「おうどんもあるのよね」
「それで特に関西ではね」
「おうどんがよく食べられるのね」
「立ち食いそば屋さんでもね」
 お蕎麦といってもというのです。
「そうなってるよ」
「そうね、あと難波には」
 サラはこの街のことからもお話しました。
「立ち食いラーメンのお店もあるわね」
「金龍ラーメンだね」
「あのラーメンもいいわね」
「そう、だから機会があればと言ったけれど」
 ラーメンを食べようとです。
「よかったらね」
「金龍ラーメンね」
「ホテルはあそこだね」
「ええ、難波の八条ホテルにね」
「取ってるね」
「神戸の方の場合もあるけれど」
 こちらの八条ホテルにというのです。
「今回はね」
「難波の方だね」
「あちらのホテルよ」
「だったらね」 
 それならというのです。
「行くといいよ」
「そうさせてもらうわね」
「あと難波だったら」
 さらに言う先生でした。
「ラーメン一座という場所があってね」
「そこに行ってもラーメンいただけるのね」
「それも日本各地の有名な」 
 そうしたというのです。
「お店のラーメンが食べられるよ」
「それじゃあ行ってみるわね」
「うん、そうしてね」
「そうするわ、それで兄さんも」
 ここでサラは。
 先生をじっと見てです、こう言いました。
「行ったかしら」
「行ったよ、いい場所だよ」
 にこりとしてです、先生は答えました。
「色々なラーメンを食べられてね」
「それならね」
「それなら?」
「日笠さんだったわね」
 この人のお名前を出すのでした。 
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