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ティギーおばさんのお話Ⅲ

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第一章

                ティギーおばさんのお話Ⅲ
 ティギーおばさんはお家でご主人に言われていました。
「運動した方がよくないか?」
「太ったかしら」
「いや、お前最近ずっと選択の仕事と家事ばかりだろ」
 ご主人は奥さんの最近のことを言うのでした。
「だから運動不足じゃないかってな」
「思ってなの」
「毎日多少でも散歩でもしてな」
「身体を動かすことね」
「仕事や家事もいいけれどな」
 こうしたものだけでなくというのです。
「運動もしないと健康に悪いだろ」
「それもそうね。確かに最近お買いものの時以外はね」
 おばさんもご主人の言葉に頷いて言いました。
「碌に動いていないわ」
「そうだろ、じゃあ朝か夕方にな」
「お散歩するのね」
「その時はわしも一緒に行くよ」
 お散歩にというのです。
「かく言うわしもな」
「最近運動不足なの」
「そのことが気になっていたんだ」
 自分自身のこともというのです。
「だからな」
「ここは一緒に」
「歩いていこうな」
「わかったわ」
 おばさんはご主人の言葉にまた頷きました、そうして実際にお散歩をはじめましたが一緒に歩いてみるとです。
 いつもご主人と一緒なのでおばさんはご主人にある日お散歩の後でお家に戻ってからこんなことを言いました。
「何か若い頃を思い出すわ」
「どうしてだい?」
「だって朝か夕方に毎日一緒に歩くなんて」
 こうしたことはというのです。 
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