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ドリトル先生とラーメン

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第十幕その五

「覚えておかないとね」
「いけないね」
「それもまた歴史だね」
「日本の野球の」
「大阪のね。そしてこの人達も大阪で生きて歩いていたんだ」
 南海の人達の写真を見て言うのでした。
「野村さんも杉浦さんもね」
「僕達が今いる場所を」
「難波の街を」
「そうしていたんだね」
「そうだよ」
 そうだったというのです。
「昭和の頃はね」
「昭和だね」
「平成じゃなくて」
「その頃なのね」
「ホークスは昭和が終わるまさにその直前に福岡に行ったんだ」 
 そうなったというのです。
「親会社がダイエーになってね」
「それで福岡に移って」
「親会社がダイエーからソフトバンクになって」
「今に至るのね」
「平成から令和は」
「そうなんだ、昭和の頃はね」
 本当にその頃はというのです。
「ホークスはね」
「ここにあったんだね」
「大阪に」
「それで南海の人達も難波を歩いていたんだ」
「ここで活躍して」
「江本さんもね」
 この人もというのです。
「そうだったよ」
「ああ、政治家さんの」
「あの阪神のピッチャーだったよね」
「けれど南海にいたんだ」
「そうだったんだ」
「最初は東映、今の日本ハムにいてね」
 そうしてというのです。
「南海に移って野村さんとバッテリー組んだんだ」
「ここでも野村さん出るね」
「凄いね」
「杉浦さんだけじゃないんだ」
「野村さんはずっと南海のキャッチャーだったからね」
 それでというのです。
「色々なピッチャーの人とバッテリーを組んで」
「それでなんだ」
「江本さんともなんだ」
「バッテリーを組んでたのね」
「それで江本さんは才能を開花させてね」
 野村さんとバッテリーを組んでというのです。
「エースにもなったんだよ」
「そんなことがあったんだ」
「江本さんには」
「南海にいたことがあって」
「野村さんとバッテリー組んでたんだ」
「それで難波も歩いていたんだ」
 この街をというのです。
「そして阪神でね」
「活躍して」
「皆が知る人になったんだ」
「あの人は」
「そうだよ、江本さんもホークスにいた」
 このことはというのだ。
「そのことも覚えておかないとね。江夏さんだってね」
「ああ、江夏豊さん」
「阪神の大エースだった」
「黄金の左腕と言われた」
「この人もだしね」 
 ホークスにいたことがあったというのです。
「それで野村さんともね」
「つくづく野村さんよく出るね」
「まさにホークスの顔だったんだね」
「あの人は」
「うん、鶴岡さんと杉浦さんと」
 それにというのです。 
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