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アメリカに来た犬

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第一章

                アメリカに来た犬
 アメリカのミシガン州で二人でコンピューター関係の仕事をしながら暮らしているマギー=ジョーとメイヴ=クラリスは今自転車で欧州を旅していた、その二人がモンテネグロに来た時のことであった。
 まずメイヴ、金髪の短い髪で面長で背の高い彼女が気付いた。
「マギー、見て」
「どうしたの?」 
 マギー、茶色の長い髪を後ろで束ねた彫のある顔の彼女が応えた。彼女も背が高い。二人共三十代で共にラフな格好で自転車に乗っている。
「一体」
「あそこに犬がいるわね」
「あっ、そうね」
 マギーはメイヴが指差した方を見て頷いた。そこには茶色と白で垂れ耳の中型犬がいた。
「野良犬かしら」
「さっきから私達についてきてるのよ」
「そうなの」
「ええ、まあそのうちね」
「ついてこなくなるわね」
「野良犬みたいだけれど」
 それでもというのだ。
「旅行したらわかるけれど欧州って野良犬多いわね」
「そうね、どうもね」
「よくないわね」
「ちゃんと飼うか保護しないとね」
 こうした話をだ、二人で犬を見てから自転車を走らせつつした。そして夜はテントを出してその中で寝たが。
 朝起きるとだった。
「クゥ~~ン」
「あら、昨日の」
「あの子ね」
 二人はテントの傍に昨日の犬が座っているのを見て驚きの声をあげた。
「まさかと思うけれど」
「私達についてきたのかしら」
「懐かれる様なことしなかったけれど」
「それでもね」
「まあそれならね」
「ご飯あげる?」
「そうしましょう」
 こうした話をしてだった。
 二人は自分達のご飯をあげた、すると犬はそのご飯を嬉しそうに食べてそれからだった。 
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