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おぢばにおかえり

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第七十八話 教会長さんその十二

「どうもね、ただちっちのお家は女の子だけだったね」
「はい、それが何か」
「いえ、そうだったらね」
 それならというのです。
「お婿さん迎えないといけないわね」
「それは絶対なんですよね」
 私がいつも思っていることの一つです。
「女の子だけですと」
「お婿さん迎えてね」
「その人に教会長さんになってもらって」
 そうしてです。
「私と一緒にです」
「夫婦揃ってね」
「おみちを通らせてもらってです」
「教会をやっていかないといけないわね」
「そうです」
「私のお家も教会だけれど」
 同じ兵庫県のです。
「お兄ちゃんが継ぐからね」
「先輩のお家はそうですね」
「潤ちゃんや佐野もなのよね」
 高井先輩それに佐野先輩もというのです。
「あの娘達もお兄さんいるから」
「お兄さん達が継がれますね」
「そうなの、おみちって子供多いでしょ」
 私に言ってきました。
「教会でもね」
「五人も六人もおられますね」
「ちっちのとこも三人もいるでしょ」
「今三人って結構多いですからね」
 私のところもです。
「私のお家にしても」
「だからね」
「先輩達もご兄弟多いですね」
「そうよ、私達皆ね」
 私にこのこともお話してくれました。
「だからね」
「先輩達の教会はですね」
「何処も男の人が継ぐわ」
「そうですね」
「男の人がいたら」
 教会はそれならです、布教所もそれは同じです。 
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