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X ーthe another storyー

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第四十六話 結想その二

「お酒のおつまみにもや」
「合うんですね」
「これがな」
「そうですよね」
 征一狼も言ってきた。
「たこ焼きは実はです」
「お酒のおつまみにも合って」
「そちらでも美味しくて」
「ええですね」
「お仕事で関西に行った時は」
 まさに本場にというのだ。
「たこ焼きを食べまして」
「お酒も飲んで」
「楽しませてもらいます」
「そうでんな」
「お好み焼きや焼きそばもいいですが」
 そうした食べものもというのだ。
「たこ焼きもいいですね」
「それでわいもです」
「お酒のおつまみにもですか」
「よおします」
 たこ焼きをというのだ。
「それで楽しんでます」
「それは何よりですね」
「それで今度の戦いから帰ったら」
「たこ焼きをですね」
「皆で食べましょう」
 こう言うのだった。
「その時は」
「いいですね、それでは」
「はい、行ってきますわ」
「では何かあれば」
「宜しゅう頼んます」
 こうした話もしてだった。
 空汰は工場地帯に向かった、それは地の龍達も同じで封真は仲間達に確かな声で話していた。
「今から」
「お願いするわ」
「わかりました」
 庚に確かな声で答えた。
「戦ってきます」
「そして勝ってきてね」
「そうしてきます」
「今は本当によ」
「天の龍をですね」
「一人でも戦えなくしたいから」
「はい、やっていきます」
「そうしてね。出来れば」
 庚は切実な声で話した、封真はまだ都庁にいて庚はその彼を見送っているのだ。草薙と哪吒もそこにいる。
「二人そうして」
「互角の状況に持って行きますね」
「それが出来れば」
 それならというのだ。
「有り難いけれど」
「今回相手は一人ですね」
「途中でまた誰か出て来たら」
 その時はというのだ。
「こちらもまた一人送って」
「そうしてですね」
「天の龍の二人をね」
 その彼等をというのだ。
「戦えなくしたいけれど」
「今はですね」
「ええ、一人出ることは確実だから」
 それでというのだ。
「その一人をね」
「何とかします」
「お願いね、ただ命を奪うことはね」
「その必要はないですね」
「何度も言うけれど勝てばいいのよ」
 自分達はというのだ。 
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