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ドリトル先生とラーメン

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第四幕その五

「僕としてもね」
「行けないよね」
「わざわざね」
「遠いから」
「どうしても」
「ラーメンを食べる為だけにね」 
 まさにそれだけでというのです。
「神戸から水戸までって」
「新幹線を使っても結構時間かかるし」
「日帰りで行けても」
「新幹線もお金かかるしね」
「運賃がね」
「そうしたことも考えると」
 どうにもというのです。
「行きにくいよ」
「全くだね」
「じゃあ水戸に行く機会があれば食べてみるか」
「こっちで再現するか」
「どちらかだね」
「そうなるね、ただね」 
 さらに言う先生でした。
「本当に食べてみたいとはね」
「思ってるね」
「先生も」
「そうだね」
「そう思ってるよ」
 まさにという先生でした、そうしたお話をしてです。
 お昼まで学問に励んでその後でお昼ご飯となりましたが。
「今日はラーメンじゃないね」
「最近ラーメンのお話よくして食べてもいるけれど」
「それでもね」
「うん、それはね」
 どうしてもというのです。
「今は止めておくよ、ラーメンばかり食べてもね」
「偏食でね」
「よくないよね」
「そちらも」
「それで今は鯖味噌定食だよ」
 こちらを食べているというのです。
「美味しいよ」
「そうだね」
「鯖味噌定食もいいわね」
「このお料理もね」
「美味しいから」
「ラーメンだけでなくて」
 他にもというのです。
「食べてこそね」
「いいね」
「栄養バランスもよくて」
「それで色々な味も楽しめる」
「そうだからね」
「今日のお昼はこちらだよ」
 その鯖味噌定食を前にして言うのでした。
「それで夜はね」
「トミーが作ってくれた晩ご飯を食べる」
「今夜は麻婆豆腐だって言ってたわ」
「じゃあそれを食べてね」
「楽しみましょう」
「そうしようね、麻婆豆腐もいいね」
 このお料理もというのです。
「本当に」
「そうだよね」
「美味しいし栄養があるから」
「お豆腐だしね」
「とてもいいね」
「お豆腐も好きになったよ」
 先生は笑顔で言いました。
「日本に来てからね」
「イギリスでも日本料理店で出て」
「中華街でも食べられるけれど」
「基本アジアの食べものなのよね」
「日本とか中国の」
「元々中国の食べものでね」 
 お豆腐はというのです。 
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