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GSネギま

作者:星 ハヤト
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停電の夜に

 
前書き
停電します! 

 
老師との死闘を切り抜けた横島だった。
『死ぬかと思った!ほんとにあの猿は』
『さすが老師でしたね、横島さん♡』
ニコニコする小竜姫を見てどこかホッとする横島だった。
『そういえば明日ですが、停電するみたいですよ』
『なら準備だけしときますね』
横島は停電に向けた準備を開始する。
(待てよ、確かこの学園の結界って電力使ってるはずだよな、それが無くなるってことは)
嫌な予感しかしない横島だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いよいよ停電になる時間が近づいてきた時だった。
『小竜姫様、俺ちょっと見てきますね』
『そうですね、ネギ先生だけでは難しいかと思います』
『ついでに生徒達が危険に巻き込まれないように見回りもしてきますので、小竜姫様は不測の事態に備えておいてください!なんか嫌な予感するんで』
そう言うと横島は外に出た。
(横島さんの勘って当たるんですよね、また何かに巻き込まれなければいいけど)
どこか不安な小竜姫であった。
しばらく見回りしていた横島の前に意外な人物が現れた。
『横島さん…実はお話が』
『のどかちゃん!どうしたんだ?もうすぐ停電するぞ』
『はい、わかっていますが、どうしても聞きたいことがあって』
『どうした?俺に聞きたいことって』
『実は、魔法について質問があるんですが』
『なんだ!魔法の事か!……何故??』
横島は急に魔法と言うワードを言われて何も考えずにいたが
のどかが何故知っているのかに驚いていた。
(まさか、ネギ先生の方となんかあったのか?)
って考えているとのどかがカードを見せてきた。
『これを渡されたんです』
『まさか…このカードは!!』
横島はのどかの持っているカードに驚いた
(カモのやつあれだけ忠告したのにな、一般人を巻き込むのはあかんだろう)
『のどかちゃん、それは……』
『はい、カモさんに貰いました』
『それがどういう物か理解してるのかな?』
『詳しくは聞いてませんが、特殊な物だってのは理解していますし、実は…』
のどかは全てを打ち明けることを躊躇っている。
そんなのどかに対して横島は笑顔で話しかけた。
『言いにくいことは話さなくていいよ、元は俺が悪い訳だし、のどかちゃんを危険なことに巻き込むのだけはしたくないんだ、だからそれを渡してくれないかな』
『危険なこと?』
『そうなんだ、魔法のことについて知ってしまったら責任とか出来てしまうから、重荷を背負わせたくないんだ』
横島が真剣な表情になったことにのどかは気づいた
少し考える時間が欲しいなとも感じた。
そんな時だった
『こちらは放送部です。これより学園内は停電となります。学園生徒のみなさんは極力外出を控えるようにしてください。』
停電の時間になってしまったのだ。
『封印結界への電力停止。予備システムハッキング開始…成功しました。全て順調、これでマスターの魔力は戻ります』
茶々丸によってシステムはハッキングされてしまい
エヴァの魔力は予定通り復活したのだった。
(ちっ!エヴァの魔力ここまでの物か、さすがと言ったところだな、それよりのどかちゃんを1人にする訳にも行かんし、どうやらネギ狙いみたいだな)
横島は文珠を使いエヴァの様子を伺っていた
『停電が始まったみたいだし、のどかちゃんみたいな可愛い子を1人で帰らせる訳にも行かないから寮まで送って行くよ』
『でもまだまだ話が…』
『気持ちは分かるがまた今度にしよう、きちんと話す時は作るから、約束するよ』
『分かりました』
のどかを説得し寮に送り届ける。
(エヴァは寮に向かっているのか、厄介な事するな)
(結局何も聞けなかったな、ネギ先生と横島さんはどんな関係なんだろう、やっぱり横島さんも魔法使いなの?)
のどかは自分なりにいろいろ考えているようだった
『のどかちゃん、これ持っててくれないか』
『はい?』
横島は護と示された文珠をのどかに渡した。
『これは?凄く綺麗!!』
『他の人には内緒にしてくれ。秘密がバレるのは極力避けたい。でものどかちゃんが万が一危険な場面に遭遇したらきっと守ってくれるお守りだと思って持ってて欲しい』
『分かりました。』
『じゃあとりあえず帰ろう』
横島はのどかを連れて帰ることにするが
寮にはエヴァも向かっている。
果たしてこのまま無事にのどかを送り届けることが出来るのか。
その頃小竜姫は
(エヴァさんの魔力が復活しましたか。この世界でも最強の部類に入ると聞いてますが、一度お手合わせしたいところですが、横島さんならきっと上手くやってくれるはず)
『さて、停電の準備は出来ました。私も動きますか』
小竜姫も寮へ向かって動きだした。 
 

 
後書き
次はエヴァとの戦いが始まる予定です! 
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