| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

輪郭を見て

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二章

「本当に」
「この仕事してるとな」
「どういった目的で来たかもわかって」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「どう変わるかもな」
「わかるんですね、ただ」
 焼き鳥を食べる栗原に言った、食べているのはつくねで加藤のところにはハツがある、他には唐揚げや枝豆がある。
「どうしてわかるのか」
「それがか」
「俺わからないですが」
「雑誌読んでたらな」
「お店に来た目的がわかって」
「そしてな」
 そのうえでとだ、栗原もビールを飲みつつ話した。
「奇麗になるかどうかはな」
「顔立ちはわかります」
 加藤はそれはと答えた。
「俺も」
「元のな」
「ノーメイクでも」
 それでもというのだ。
「わかります」
「そうだな、元がいいとな」
「わかります」
「お顔はな、お顔立ちがいいとな」
「それならですよね」
「そこから似合う様に髪型を整えたら」
「よくなりますね、俺もそれが仕事ですから」
 加藤はそれでとハツを食べつつ答えた。
「そこはちゃんとです」
「合せたな」
「はい、ですが」
 それでもというのだった。
「あの」
「それでもか」
「はい、よくです」
「どうしてファッションまでわかったが」
「それがです」
「輪郭だよ」
 栗原はビールを飲んでから話した。
「身体のな」
「輪郭ですか」
「ああ、スタイルっていうかな」
「身体の輪郭っていいますと」
「スタイルと姿勢だな」
「姿勢、そういえば」
 加藤も言われて頷いた。
「あのお客さん猫背でもなくて歩き方も」
「悪くなかったな」
「そうですね、最初に店に来てくれた時から」
「スタイルにな」
 それと共にというのだ。
「姿勢とか歩き方がな」
「輪郭で」
「そういうのがいいとな」
 それならというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧