『自身』

作者：零那

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『15の年』

泣きながら交わした約束
二度と叶わない守れない。
逢えない人､逢いたい人
叶えたい守りたい約束。
憧れたもの､帰りたかった場所。

悲しみは永遠に繰り返される。
理不尽も当たり前。
正しさは都合良く排除
されてしまう。

此の世に桃源郷なんてなくて
愛なんてものもなくて。
今すぐにでも貴女の居る処へと
命を差し出したくて。
其れも叶えられずに
生かされ続けてるだけ。

でも本当は解ってる
其れだけがすべてじゃないことも。

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