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ドリトル先生の落語

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第四幕その十一

「そうなるよね」
「そうそう」
「自然にね」
「お笑いも関西のものがいい」
「落語だってね」
「そうなるよ」
「そうだね、東京のものも悪くないけれど」
 それでもというのです。
「関西にずっと住んでいるとね」
「そうなるよね」
「関西にお笑いの芸能事務所の大手があるし」
「それも幾つも」
「そのこともあるしね」
「そうだね、何かテレビのお笑いは面白くなくなっても」
 バラエティー番組のそうしたものはというのです。
「けれど舞台やユーチューブだと健在でね」
「それでだよね」
「実際に面白いし」
「関西の方のものも」
「いいよね」
「いいと思うよ、女の人の落語もね」
 こちらもというのです。
「面白いよね」
「所謂落語女子?」
「そういえばそうした漫画もあったね」
「落語をやる女の子の漫画も」
「アニメにもあったし」
「お笑いは面白いこと、笑えることでね」
 それが大事でというのです。
「性別はね」
「関係ないよね」
「昔はあったかも知れないけれど」
「今はないよね」
「性別に関係なく」
「それでやればいいね」
「そうだよ、女の人もどんどんだよ」
 それこそと言う先生でした。
「本当にね」
「落語していいよね」
「女の人がするな」
「そんなことは言うものじゃないね」
「絶対に」
「僕にはそうした考えもないしね」
 先生ご自身にです。
「やって楽しいならね」
「やるべきだね」
「そうだよ」 
 まさにというのです。
「落語もね」
「他のものもそうで」
「お笑いも然り」
「そして落語もだね」
「やっていくことだね」
「そうだよ、面白ければね」
 そうであるならというのです。
「本当にね」
「やるべき」
「まさに」
「そうだね」
「男の人も女の人も」
「皆が」
「やったらいいよ、特別なことがないと」
 さもないと、というのです。
「日本人でなくても女の人でもね」
「落語をすればいいね」
「楽しめばいいね」
「他のことも」
「そうだね」
「そうだよ、そして面白かったら」 
 その人のお笑い特に今のお話では落語がというのです。
「それでいいと思うよ」
「そういうことだね」
「じゃあ皆で落語や漫才を楽しめばいいね」
「面白いと思ったら」
「それで」
「そうだよ、それでいいんだよ」
 先生は笑顔でお話しました。
「皆でね」
「そうだよね」
「それじゃあね」
「僕達も観て楽しもう」
「日本のお笑いをね」
 皆も先生のお話に頷きます、そうしてでした。
 先生はその皆に囲まれたうえで落語の本を読んでいきました、そしてどんどん落語の素晴らしさを知っていくのでした。 
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