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転生!DORAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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???編
  第十六話 伝説を超えろ!とびっきりの最強対最強

 
前書き
カカロットが楽しすぎて小説が手につきませぬ(´・ω・`)

後数話ぐらいオリジナルストーリーが続きます。
シリアスが暴れまわっています。
 

 
とある星で青年が倒れていた。その青年は急に意識が覚醒し、ゆっくりと体を起こす。
「...なんだ...ここは?」
「あの世か?」
だがその青年が見た光景はどう見てもあの世ではなくこの世のものだった。
その星は酷く荒れており、露呈した岩肌と砂漠、そして少量の水で構成されているようだった。まるでその星には命は宿っておらず、どこを見渡しても非文明の星であった。

その青年はナメック星が崩壊し、共に命を終わらすかと思われていた。
なぜ急に別の場所に飛ばされたのか、本当はこれは夢ではないかと困惑していた。
走馬灯にしては身に覚えは全くなく、現実にしては少々不可解な点が多すぎた。
とりあえず、何か動かなければ何も始まらないと思い行動をしようと考えたとき、一つのドローンがこちらへやってきた。

「やぁ!ワサビくん...だったかな?急に呼び出してごめんね?驚いたでしょ!」
そのドローンはまるで知識をもったように話し始めたが、その声には聞き覚えがあった。

「あっ!ごめんごめん。自己紹介がまだだったね。僕の名前は...」

「フュー。だろ?」

「...!!あってるよ。にしてもどうして僕のことを知っていたんだい?」

「こっちにもいろいろ事情があってな。」

そう、彼の名前はフュー。今回はゼノバースシリーズで説明を簡単にするが、こいつは∞の歴史編で初登場し、様々なドラゴンボールでのIFを作り上げ、その歴史改変によるエネルギーを集めている研究者だ。性格は気楽だが研究のことになるとちょっと暴走する。一応暗黒魔界の王子らしいが当人はそのことに興味がない...って俺は誰に説明してるんだ?ったく...まだ死にかけてすぐだから脳がおかしくなってやがる。

「知ってるなら話が早いや!だったら僕の目的も知ってるよね?」

「ああ。」

「じゃあ話は簡単だよ!僕の歴史改変を手伝ってほしいんだ。実は僕さっきのナメック星での戦いを見ていてね...君に興味が出てこっちに連れてきたんだ。」

「まあそれはいいが俺は何をしたらいいんだ?」

「そうだね...それは後でのお楽しみかな?それに君が僕のことを手伝ってくれるなら僕もいろいろとサービスしてあげるよ!あ、あと君の体力もここに来るときに全回復しておいてあげたよ!」

「だからさっきから体が軽く感じるのか。ありがとうな。で、そのサービスってのはどういったもので?」

「そうだね...敵が敵だし超サイヤ人になる手助けをしてあげようかな。あとは戦いが終わったら一ついいものをプレゼントしてあげるし、地球にも送ってあげる!どう?悪い話じゃないんじゃないかな?」

「超サイヤ人か...ついに俺も...」

「フューは期待に満ちた子供のような表情で俺を見てくる。

「乗った。面白そうじゃねぇか。」

「よし!じゃあ決まりだね!」

「で、この星には一体だれがいるんだ?」

「ソイツは宇宙を恐怖に陥れるフリーザ一族の長男。クウラだよ!」

「クウラか...ちょっと...だいぶきつくねぇか?」

クウラといえば絶望の文字が頭をよぎる人も多いだろう。
戦って分かったことだが、フリーザでここまで瀕死なのにあと一回変身できるクウラに...勝てるわけがないよ! クウラップは好きだが、クウラと戦うのは恐ろしい。
「大丈夫!ギリギリ死なないようにはサポートするし、君は君自身で思っているよりだいぶ強くなってるよ!」

相変わらず能天気に答える奴だがまぁ..悪気はないんだろう。
大丈夫、死にかければ最終奥義もあるし超サイヤ人になるための試練と思って頑張るか...。
...タイマンだぞ⁉あのクウラと!!ふざけんなよ!

そんなこんなでフューと話していた俺はギリギリまで敵の奇襲に気付かなかった。
瞬間的に俺は敵の殺気を察知し、首を下げると敵の蹴りが俺の髪をかすった。
敵が俺の行動に驚いているすきに手から気弾を三つ出し三人に一つずつ命中させる。
気弾の爆風を煙幕代わりにし、近くにいた異星人に近づき拳と蹴りを数発入れた後、
正拳突きで相手を吹き飛ばす。さらに手に気を貯め気弾を連射した。
しかし敵は対して効いていないように戦闘服についたほこりを払い口の血を拭うとほかのメンバーと合流した。

「なんだお前は?この星の住民にしてはなかなかやるようだな。」

「俺か...俺はワサビだ。この星の住民ではないがな。」

「旅行者か...残念だったな。この星は俺たちクウラ軍のものとなった。」

「戦闘力...7万か。直ぐに殺してやる。この星にいるのは貴様が最後だ。」

「おいおい、お前たちのことを入れてないぞ。はなからやられるつもりか?」

「ふん...雑魚ほどよく吠えるとは言ったものだ。」

「じゃあ雑魚かどうか試してみやがれ...」

「行くぞ!クウラ機甲戦隊」
彼らはギニュー特戦隊のようにおかしなポーズをすると俺に向かってきた。

「チェィ!」「オァッ!」「ダァッ!」

俺は突進してきた三人を躱し、一番大柄なやつを蹴り上げ両足を掴み茶色の異星人に投げ飛ばした。茶色の異星人はよけれずにダメージを食らったがその陰からサウザーが手に気を纏い急接近してきた。そのせいで俺は判断が一瞬遅れ眼前まで腕が迫った。何とか咄嗟に腕を掴み捻り上げ、気功波を放ちサウザーを吹き飛ばす。
サウザーはすぐに体制を整え全員で俺を囲み気弾を乱射する。すぐさま俺は空中へと飛び上がり、気弾を回避する。それでもクウラ機甲戦隊はすぐに俺に焦点を合わせ気弾を放つ。中でもレーザーに近いサウザーの気弾は巧みに俺の行動を制限し、それでいて体を貫けば致命傷になりうるエネルギーを秘めていた。

このままだとらちが明かないので体を捻り放たれる気弾の方を向くと、右手を前に出しフルパワーエネルギー波を茶色の異星人に向かって放った。
エネルギー波は異星人の頭を狙い直進し、頭部を破壊した。ように見えたが、彼は特殊な性質を持っていて、首を引っ込めてエネルギー波を躱していた。

(そういえば首引っ込めれるんだったな...忘れていたぜ。まずは映画通りにアイツから仕留めるか。)

そう考え俺は大柄な異星人に向かって直進し飛び膝蹴りを入れた。
異星人は「グハァッ!!」とうめいたが、すぐに不敵な笑みを浮かべ俺を腕で拘束しそのまますりつぶそうとしてきた。その力は物凄く俺が力を入れてもびくともしなかった。
「ヒッヒッヒ...そのまま抑えてろよドーレ。」
茶色の異星人は笑いながら手に赤紫色の気をため両手で俺に放った。
その気功波には電撃の効果があり、体全体がしびれ、さらに力が入らなくなった。

(このままだとクウラ戦の前に消耗しちまう...仕方ない...)
俺は全身に気を流し込み気を増幅させた。

「界王拳!!」
赤色の気のオーラが全身からあふれ出し、同時に物凄い力が湧いてきた。拘束を振りほどき、ドーレの腹に拳を入れ全身から気を解き放った。その解き放たれたエネルギーは大爆発を起こしドーレを包む。爆裂魔波によってドーレは骨も残らず消し飛んだ。

「バ...バカな..ドーレがあんな奴に...」

狼狽えるサウザーの前に一瞬で移動し右の頬を思い切りぶん殴る。
茶色の異星人から受けていた気功波でまだ全身がしびれていたが、その帯電をサウザーに受け流した。サウザーは全身が痺れまともに動けなくなった。

「どうだ?全身が痺れてつらいだろう?今楽にしてやる。」

右手に特大の気弾を作りサウザーに向かって投げつける。
気弾は大きな爆発を起こし煙が明けるとサウザーが力を失って地面に急降下していた。

「サ...サウザーまで...貴様!殺してやるぞ!」
茶色の異星人は激怒し俺に向かってくるがその攻撃が俺に届くことはなかった。

その代わりにとんでもない質量の詰まった光線が俺を襲う。
光線は茶色の異星人を貫き俺に迫っていた。
俺は驚き両手を前に出して光線を受け止めようとするが、そんな程度では全く止まらなかった。
一気に界王拳の倍率を10倍に引き上げることで何とか左に光線をそらすことができた。
俺は界王拳を解き光線が放たれた方を睨みつける。

「クウラ...!!」

「ほう、俺の名を知っているのか。」

「これは貴様一人でやったのか?」
クウラは辺りに倒れている機甲戦隊を指さした。

「それはそうだが、もう一人はあんたがやったんじゃねぇk....ガハァッ⁉」
気づくとクウラの拳が深々と腹に入っており俺は岩場にたたきつけられた。

「口の利き方に気を付けろ。俺は今すぐに貴様を殺すこともできる。」

「どうかな...?」

「減らず口を...」
クウラは人差し指に気を貯め俺の心臓をとらえる。

「フリーザは惑星ベジータを破壊したのか?」

クウラは急に訳の分からないことを言われ気を貯めるのを止めた。

「ちょうど今破壊したぐらいだろう。それがどうした?」

やはりこの時代は過去のようだ。クウラが別の星を侵略している時点でなんとなく察せていたが。

「今さっき宇宙戦..ポッドにのったサイヤ人のガキがいただろう?」

「...。」

「未来でお前の弟フリーザはそいつとその父親に殺された。」

「ふん、戯言を。フリーザはこの俺には届かないが宇宙で二番目に強い。たかが猿負けるはずがないだろう。」

「もしそいつが超サイヤ人になれたとしたら?」

「そうか、だったら貴様の言ってることはあながち間違えではないのだろう。だが...アイツと俺を同じにするな。この俺は宇宙最強なのだからな。」

「笑えるぜ、魔人ブウと破壊神に怯えている一族が大きく出たもんだ。」

クウラはその言葉が逆鱗に触れたのか拳を作り俺に突撃してきた。
その拳を右手で向けとめクウラを両足で蹴り飛ばしクウラの上空へと移動し両腕で地面にたたき落とす。

俺は自分の胸の前で右手を握りしめると界王拳を20倍に引き上げた。
空気が割れ石が振動で宙に浮く。

「始めようぜ。戦いをな。」

俺がクウラを嘲笑するとクウラは笑い「貴様ごときがこの俺に勝てるわけがないだろう。」と言い、気を開放し突っ込んできた。

クウラは俺の顔面をめがけて殴ってきた。
だがその速度はなぜか遅く感じられた。
俺は体制を低くしクウラに足払いを入れるとクウラの隙だらけの腹部を数発殴り気合砲で吹き飛ばす。さらにクウラを追いかけ体を空中で捻り回し蹴りを入れて、もう一度今度は両足で川へと蹴り落とした。

クウラは流れる岩で受け身を取り滝の真下の岩場に着地した。
俺は追いかけてその近くの足場に降りた。

「なかなかやるな...この俺の部下にしてやってもいい。」

「そいつは嬉しいが、すでに誘いを受けているんでな。」

「ほう?そいつは誰だ?まさかフリーザか?」

「そのまさかだ。」

「馬鹿め...フリーザのただ人数の多いふざけた軍より少数の精鋭によって構成された俺の方がいいに決まってるだろう。それに使えるものはより強い方がいいだろう?」

「だったら尚更フリーザに軍配が上がるな。」

「まさかフリーザがこの俺を超えるというのか?笑わせるな。アイツに甘さがある限りこの俺を超えることは一生をかけてもできぬ。」

「まあいい、そう思うなら結果を楽しみにしておくんだな。地獄で。」

「この俺を殺すつもりか...いいだろう。まだ実力の差が理解できない愚かなお前にさらなる絶望を与えてから殺すとしよう。」

そうしてクウラは人差し指を出して言った。

「あと一回...あと一回俺は弟よりも多く変身ができるんだ。」

「光栄に思うがいい...俺の究極の変身を見られるのは...お前が最初で最後だ!!!」

クウラは気を貯め始めた。川波は荒れ、瓦礫が川に落ち、クウラを中心に肌を切り裂くような気が渦を巻く。
クウラの背は急激に伸び上半身が肥大化する。足も大きくなり、頭部からは鋭い角が数本生えた。

「なんて気だ...こいつは想像以上にやばいかもな...他人ごとに思いピコピココントローラーをはじいたり、クウラップで笑えてたあの頃が懐かしいぜ...」

クウラの目が残虐性を秘めた赤色に輝き、肩は硬い殻のようなもので覆われた。
手首に生えた角のようなものは更に鋭く、大きくなり背後に流れる滝を割く。
そうして全身が更に大きく、体表は固く覆われたクウラは第五形態へとついになった。

「さあ、始めようか。」
強者の余裕と言わんばかりの不敵な笑みでこちらを睨みマスクを装着し口元を覆ったクウラは地を蹴りこちらへと強襲してきた。

「チッ...こいつはヤバい...」
俺は距離を離そうと後方へ地を蹴って全速力で飛んだが背中に何か固いものが当たり背後を振り向く。

「ク...クウラ...」
冷汗が頬を伝う。圧倒的威圧感を曝け出す敵に俺はまるで蛇ににらまれたカエルのように動けなくなった。3mは優にある体格から大振りの拳が背中を捉える。
その大きさに見合わないスピードとパワーが俺を襲い意識が飛ぶほどの衝撃を受ける。
クウラは直ぐに俺の正面へと移動し腹に飛び膝蹴りを入れて強引に岩壁に叩きつける。
「ガハッ..‼」
脳へ苦しみ、痛み、そして振動が同時に送られ意識が朦朧としていた。
体をその場に固定する力も無く前に倒れようとしたとき、クウラに横へと思い切り蹴飛ばされた。
俺はスーパーボールのように地面を転がり跳ねた。
やっと動きが止まり、俺はなんとか力を振り絞って立ち上がった。
既に界王拳は解けていた。

「驚いた、本気を出していないとはいえまだ立ち上がれるとは。」

「今ので本気でないのかよ...ったく、バケモノが。」

「お前こそまだ余裕はありそうだな。」

「馬鹿野郎。今の俺だと小石をぶつけられるだけで死んじまうよ。」

「...お前は何がしたいんだ?」

「⁉...驚いた。あのクウラ様がそんなことを言うなんてな。」

「さっきから俺のことを、そして未来のことも知っているように話し、挑発ばかりしてまるで殺されたいようにも見える。ただの馬鹿なら話は早いが、お前は一体何者だ?」

「...そうだな、俺はお前の言う通りただの馬鹿だ。」

「ふん...」

「だから馬鹿は馬鹿らしく最後まであがかせてもらうぜ?」

「ほう、まだこの俺と戦うというのか。その体で。」

確かに俺の体は傷だらけで血がたれ、どう見ても満身創痍だった。

「俺に流れるサイヤ人の血が戦いを欲しているからな。」

「サイヤ人だと..?」

「あっ...」(ヤべェ‼こいつサイヤ人絶対殺すマンだった‼超サイヤ人になる前に殺されちまう‼)

「サイヤ人は皆殺しだ...。だがそうせお前はそのうち死ぬ。どうせなら少し遊んでやろう。」

「あ..あ?ありがとうございます?」

「なんだ..?ふざけたやつめ..。まあいい。お前は戦闘力だけ言えばフリーザを超えている。俺を殺す気で来るんだな。」

「いいのか?一瞬で殺しちまうかもしれねぇぞ?」

「面白いやつだ。この俺を前に少しも臆さないとは。馬鹿にしても肝が据わっている。」

「いいや?めちゃくちゃビビってるけどな!!」

俺は界王拳を使いクウラへと近づきクウラの周りを超高速で飛び回った。
更にバリアブレイクダッシュも混ぜることで2倍の界王拳でも超スピードで動くことが可能になった。
俺は中心にとらえたクウラをサイヤ人の驚異的な動体視力で視界にとらえ隙を伺う。
ちなみにサイヤ人になってから瞬きしなくてもデメリットがないし人間の時は眼鏡をつけていた俺もその必要がなくなるほど視力が上がったがまあそれはおいておこう。

僅かな隙を逃さなかったワサビはクウラの背後から迫る。
クウラは後ろを見もせずに最低限の動作だけで裏拳をかまそうとしてくる。
(だが、そのことはわかってるんだよ!)
俺はクウラの右手に向けて気弾を放つ。そして音速を超えたスピードでクウラを背後から上に蹴り飛ばし両手で輪を作りクウラへと向ける。
「気功砲!!」
両手に凝縮された気と生命エネルギーがとてつもない爆発力を生みクウラに着弾した瞬間巨大な爆発が起こった。目を腕で覆い、煙が晴れるのを待つとクウラは少しほこりがついたようだがダメージはあまり入っていないようだった。

「どうした?お前の力はこんなもんなのか?」

「い~や、まだだね!」

「ならばとっととこい!」 

「そうか...ならば本当に終わらしてやる。」
俺はクウラへと近づいた。
額に両手をかざしクウラを見る。
「太陽拳!!」
辺りを閃光がつつみ一時的にクウラの視力を奪った。
「クソッ!!」
クウラは目を覆い苦しんでいた。

その隙に俺は片手をあげ気を集中させある形状を作り上げる。
「終わりだ!クウラ!」
右手で気が凝縮された円盤を作りながら俺は左手でクウラの周りに気弾を乱射する。
こうすることで簡単には気が読めないだろう。
「気円斬!!」
とてつもない気を含んだ鋭利な円盤はクウラの胴体を真っ二つにするほどの威力があった。
ネットでも多くの人が言っている太陽拳×気円斬の即死コンボは格上にも通用すると思っていた。しかしクウラは自分から気の爆発で衝撃波を放ち気円斬を打ち消した。

クウラの視界が明け、俺をさっきの含んだ目で睨む。
お前も結局は卑怯な技を使うか。やはりサイヤ人はくだらん。半端者が力を身に着けて調子に乗り無謀な戦いを挑んで悪あがきをする。弱者の悪あがきほどつまらん物はない。クウラは絶望しかけている俺を殴り飛ばし、俺は洞窟の中に入った。
クウラはゆっくりと歩きこちらに向かっている。

「おい...フュー。聞こえるか?聞こえたら返事をしてくれ。」

「はいは~い!けっこうやばい感じだね!そろそろ超サイヤ人になろうよ!さあ怒って‼」

「おいおい...怒れって言われても怒れるわけねぇだろ?」

「それもそっか...じゃあ背中をゾクゾクさせてみたら?これでも超サイヤ人になれるらしいよ?」

「そのやり方は嫌いだ。超サイヤ人は怒りによって覚醒するものだ。」

「案外厳しいんだね...君って。じゃあちょっと君の脳の中を見させてもらうよ?
君がどんなことで起こるのかわかるかもしれないからね!」

「ああ...たの...む...⁉」
(おいおい、ただでさえフューは全時空を知ってるのに俺の知識まで見てしまったら名にしでかすか分からんぞ⁉ま..まぁいいか...フューなら害はなさそうだし。)

「凄い...凄いよ君は!まさかこの世界に別の異世界から来ていたなんて!しかもそこでは....っといけないいけない。とりあえずとってもいいものを見つけたからちょっと幻覚を見せるね。クウラを別の者のように見せてあげるから君の怒りが本物なら絶対覚醒すると思うよ‼」

「まったく...誰になるんだろうか。」

「見つけたぞ。こんなところに隠れていたとは。」
クウラは俺の場所へとたどり着いた。
「殺してやろう。サイヤ人は皆殺しだ。」
クウラは殺気を放ち俺に人差し指を向け気を貯めるがその状況の中でクウラの姿が別物に代わっていった。」

紫色の体表に、胸に刻まれた謎の斜め十字。目はキモく、歯が鋭く、気持ち悪い腐った青色の舌は醜い化け物。そこに吸収された最強のヒーローの面影はなく、邪悪で醜い世界一のゴミと呼んでいいもはやドラゴンボールに出てきたキャラと呼べない。呼びたくない存在が立っていた。
フィンとかいうふざけた野郎が俺の目の前に立っていた。

「あ...ああ...ああああああ!!」
その姿を見たとき、俺の何かが切れた。咆哮を叫び、視界が真っ赤に染まった後、激しい怒りが気を増幅させオーラは金色へと変わった。
練り上げられた最大限高まった密度の高い鋭利な気は地表をえぐり空気を揺るがす。
俺は完全に超化する前に怒りのあまりその醜いバケモノに殴りかかりに行っていた。

俺を殺すために放たれた紫色の光線を躱し俺は背後をとった。
敵が俺の存在を意識した瞬間に背後へと回し蹴りをして化け物を吹き飛ばす。
俺は両手を握りしめ気をさらに開放し化け物が吹き飛んだ先にその場から消えるようにして移動した。
「ダダダダダダダ!!」
一発一発に怒りと憎悪を含んだ乱打が化け物を襲う。激しい怒りだけで俺は動かされ
猛攻を浴びせる。
俺は化け物を蹴り飛ばし、その先に先回りをしてまた蹴り飛ばし...それを何度も何度も繰り返した。疲労は全く感じられず、化け物を殴り敵が苦しむことに快感と喜びを感じられていた。
俺は飛んできた醜い化け物を右手の拳で殴り受け止め、そいつを浮かしてドロップキックを入れて岩壁目掛けて本気で蹴り飛ばした。
敵が岩壁にたたきつけられた後も岩が衝撃でどんどん凹むほど殴りつけ、さらにゼロ距離でエネルギー弾を乱射する。
そして最後に目の前でかめはめ波を放ってそれと同時にクウラにかかっていた幻影が解け、俺の怒りは一度落ち着いた。

少し冷静になり俺の腕を見るとそこからは金色のオーラが放たれてて、自分がついに伝説の存在、超サイヤ人になれたことをやっと理解した。

「はは...あの野郎少しは考えたじゃねぇか。目覚め方は最悪だったが、俺はついに...なったのか。」
小さい頃から夢見ていた存在。圧倒的安心と興奮を与えてくれる究極のパワー。
成長し一度は夢物語と諦めたが、この世界にきて、夢が叶った。

「俺は...伝説の戦士。超サイヤ人ワサビだ!!」

クウラはゆっくりと起き上がる、さすがに今の猛攻は堪えたようだ。

「その変わりようは...そうか...お前が...」

「いいだろう、俺も本気でやってやる。」

クウラは瞬間的に俺の視界から消えた。
そしてクウラ背後から迫る。俺は少しも焦らずに背後に裏拳を入れた。
その拳はクウラの頬に深く突き刺った。
「おのれ...」
クウラはすぐさま俺の腕を掴み横凪に投げ払おうをした。
俺はその掴んでくる腕を使い、鉄棒の要領でクウラの真上を取り、蹴り落とす。
体はずいぶんと軽やかに動き自分でも気が満ち溢れているのが分かった。
クウラは落ち、地面と接する瞬間に両手で受け身を取り、尻尾を思い切り地面にたたきつけることで急激に俺に再び向かってきた。
あまりのスピードに反応が奥でモロに頭突きを食らった。
クウラはたたみかけるように乱打を繰り出す。
とてつもないパワーと尻尾を絡めた巧みで手数の多い攻撃には超サイヤ人になったとしても防戦一方。さらには防いでるはずなのにダメージが通っていた。
ずっと腕でガードをしていたため一瞬で防ぐのに限界が来た。
簡単に腕がはじかれ、がら空きになった腹部に容赦なく蹴りを叩き込まれる。
「ちくしょう...」
俺は回転しながら衝撃を抑え、壁を足場にして蹴り、クウラへと突っ込んだ。
金色のオーラを体に身にまとい全速力でクウラへとタックルをする。
「リベリオンエッジ!!」
しかしクウラは右の後方へとバックステップをし躱されてしまった。
だが...このリベリオンエッジは追尾が可能なんだよ!
俺はクウラの方向へと向きを変え勢いそのままにタックルをぶちかます。
バックステップの後隙で一瞬硬直したのが命取りとなり、クウラに無視のできないダメージが入る。クウラのあの硬い体表には少しひびが入った。

「....!!貴様...よくも...この俺にダメージを与えるとは...」
クウラは目に見えて動揺していた。

「いいだろう...お遊びはこれまでだ。貴様を跡形もなく木端微塵にしてやろう!」

クウラは一瞬で俺の視界から消えた。
反射的に俺は背後に来ることだけを思って確認せずに後ろへ腕を薙ぎ払った。
しかし予想は外れ俺の拳は空を切る。
「チッ...」体制を少し崩し舌打ちをした時、クウラはすでに上空から迫ってきておりボールのように蹴り飛ばされた。
俺は滝を真っ逆さまに落ち川へと墜落する。
さらにクウラは滝から飛び出し両手で頭の上に気を溜めて俺へと放ってきた。
気弾は広範囲に爆発を起こし川の水を干上がらせる。
俺はなんとか間一髪のところで空へ飛びあがり気弾の爆発から逃れた。

「ハァ...ハァ...まさか覚醒したのに苦戦することになるとはな...しかも超サイヤ人も界王拳ほどじゃねぇが消耗がひどい...こりゃ一気にかたずけねぇと...」

俺は全身から金色のオーラを目いっぱい開放しクウラへと光速にも迫るスピードで突き進む。クウラはそんな俺から距離を話そうとバックステップをしたが、そんな程度では俺からは逃れられない。クウラの横腹にモロに蹴りを叩き込んだ。

そして俺は両手を合わせ構えをとる。全てのエネルギーをここで使うつもりで気をギリギリまで溜めた。超サイヤ人の気はとてもすごく、何かきっかけがあればすぐにでも大爆発を起こしそうなほどのエネルギーが溜まった。
「か..め..は..め..」

「波ァァァーーーーーーッッ!!!!」
手に集まったエネルギーはクウラを目掛けて直進する。
フルパワーのかめはめ波ならクウラを倒せる。

そう思っていた。
だがクウラは不敵な笑みを浮かべ余裕そうに自らかめはめ波へと突っ込んだ。
この時点で俺は理解してしまった。
クウラが何をしようというのかを。
俺は抵抗をしようとさらに気を上げ本気でかめはめ波を打ち続けた。
しかしそれでもクウラは止まらず俺の眼前まで迫っていた。
クウラはそのまま頭突きを入れ目から光線を放つ。
朱色の光線は俺に着弾し爆発の吹き飛ばしで俺はずいぶんと遠くまで行った。
受け身を取り何とかダメージは減らせたがそれでも無視できないほどにはダメージを受けていた。

「フュー...聞こえるか?」

「はいは~い!聞こえるよ!どうしたんだい?」

フューと会話している間、クウラはしらみつぶしに気弾を大量にばらまき俺をさってきしているようだった。
見つかるのも時間の問題だろう。

「ちょっとだけこっちに来ることとかってできるか?」

「あ~そうだね、そっちの時空はちょっとややこしくてね....でも数秒だけならいけるけどそれでどうにかなるの?」

「まあ十分だ。クウラが俺を見つけこっちに来ている。俺が合図したらこっちに来て俺を地中に送って数十mほどの穴を作ってくれ。地上からは見つからないようにな。」

「オッケー!この状況で君がどんなことをするのかにも興味があるし。協力してあげるよ。」

「サンキュー。もうあと十秒だ。気がこっちに近づいてきている。頼んだぜ?」

「フハハハハハ!こんなところに隠れていやがったか。今楽にしてやろう。」

その時、目の前の空間が歪み紫色のひびが入った。
そこからはフューが現れ俺を紫色の霧で包む。
「サプライズブレイド!」
フューは空間をクロスに切りこの星のどこかの地面をえぐり取ってその場所に俺を送った。

「さてと、じゃあ君の戦略を見させてもらうよ。じゃあねぇ~!」
クウラの目の前からは一瞬で二人が消え去った。
さすがのクウラでもこの謎な状況に少し戸惑ったが、再び気弾を大量にばらまきワサビを見つけようとした。

「さてと、じゃあ始めるとするか。」
俺はボロボロになった道着の上半身部分を右手で破りさき、
気を整えると両手を天へと掲げた。
「この星の草木や花、地下に眠るマグマ、そして周りの星々とそこに住む生命たちよ、俺にちょっとでもいいから元気を分けてくれ!」

今にも倒れそうな体は元気を集めることで徐々に体力が回復していく。
あらゆるところから元気が送られ、元気玉はぐんぐんと大きくなっていった。
(まだだ...まだクウラを超えるにはもっとエネルギーがいる...もう少し元気を分けてくれ...)
俺の言葉に答えるようにさらに多くの元気が届き元気玉をさらに大きくする。

「超サイヤ人の状態にしては結構集まったもんだ。だがこれ以上やると小さくなるだけだな。」
そういうとワサビは元気玉を体に取り込み始めた。

「スゲェ...元気玉のエネルギーってのはこんなにも大きいのか...」
超化した状態でも体に取り込んでしまえば一時的に元気玉の威力を持ったまま戦える。
「だが、このあふれる気がクウラに見つかる前に全部取り込んじまわないとな。」
元気玉の気の量はすべてたった一人の人間に取り込めるほど小さくなく、残りは全て気のオーラとして体外にあふれ出ていた。
その気はとてもけたたましく、特大の台風の中で突っ立っているような轟音と暴風が巻き起こっていた。

「これでまだ半分か...」

ドラゴンボールにおける切り札として最も有名で強力なこの技の強さを間近どころかその身で体験できたワサビはその強さに若干ひいてもいたが、これぐらいしないと奴は倒せないので考えることをやめた。

1分してついに元気玉を全て体に取り込めた。

「これで全部か...気のコントロールを少しでも間違えれば体が爆発しそうだせ...
 だが、ボロボロの状態とは思えないほどの力があふれ出てくる...」
ワサビは超サイヤ人の金色の気の外側に元気玉の純粋な白色の気を纏う。

「さてと、行くか。」
俺は力み気を開放した。
元気玉の莫大なエネルギーは地下から地面を突き破り極太の光の柱となって地上に姿を現す。

「なんだ⁉あの光は...」
クウラは光の柱が立つところへと赴いた。

俺は気の放出だけで出来た穴から地上へと飛び上がり、クウラへと向き合った。

「まだ力を隠していたか...それもこれほどとは...鬼ごっこは終わりだ!ここで息の根を止めてやる。」

「クウラ、これが今の俺のありったけの力だ。最終決戦といこうじゃねぇか。」

「調子に乗るな!猿がぁーっ!」

クウラは空を切るようにして飛び、俺の頬を殴る。
打撃音は轟音となって鳴り響き、衝撃波は俺を超えて後ろにまで貫通した。
だが、この程度の攻撃では全くと言ってダメージにはならなかった。
クウラは戸惑いこそしたものの直ぐに追撃で拳を振り下ろす。
それを俺は左腕だけで受け止め、体を捻り回し蹴りをクウラの腹へ叩き込む。

クウラは超スピードで地面へと墜落した。

(バカな...動きが全く見えなかっただと...?この俺が⁉)

クウラはあの一瞬でここまで変化したサイヤ人に驚いた。
僅かな時間思考に入った後、サイヤ人がいたところを見ると既に彼は消えていた。

「いないだと...どこだ⁉」
クウラは周りを見て、上空を見上げるが敵はどこにもいない。
少し気味が悪く、飛び上がって地上を離れると、背後から殺気を感じた。

「き...貴様...いつの間に⁉」
クウラは動揺し、サイヤ人に乱打を入れるが彼の体はびくともしない。

「な...なんだと...⁉」

「どうした?さっきまでの勢いは...」

俺はクウラの顔面に肘内を入れる。
そして、手に気をため、指の間で五分割にし、クウラへと投げつける。

「いいもんやるよ!」
五つの気弾はクウラを追尾し着弾した。
五つの気弾は連鎖するように爆発を起こす。
煙が明けた先にはダメージを受けたクウラが立っていた。

「バカな...こんなことがあり得るか⁉」

クウラは戦闘力の差を認めずに、近距離で気功波を放った。
「ハァァァーーッ!!」
気功波は俺を包み込むが、俺は全くのダメージを受けていなかった。
だが、それはフェイントでクウラは俺のはるか上空へと飛び上がっていた。

クウラは右腕を上げ太陽と見間違えんほどの巨大なエネルギー弾。
スーパーノヴァ・クウラをこの一瞬で作っていた。

「オレは弟のようには甘くはない。ここで貴様はこの星とともに朽ち果てるのだ!
この星ごと消えてなくなれ!!!!」

クウラは右腕を地上へと振り下ろす。
まるで巨大な星のようにも見えるエネルギー弾はゆっくりと風圧で地面に圧を加えながら近づいている。

「悪いが...一気にケリつけさせてもらうぞ!!!」

俺は両手の手のひらを上に掲げ気を溜め込み、そのまま手を腰に構え、気を練り上げる。

その気は今までで一番大きく、希望に満ちていた。

気がどんどんとでかくなり、気の半径も今までの2倍ほどあった。

そして、元気玉のエネルギー、超サイヤ人のエネルギー、そしてワサビ自身のエネルギー全てを込めた気功波が完成した。

その気は元気玉のごとく善には希望を与えるが、悪には破壊と滅亡をもたらす破壊力があった。
そして今、その気は特大な気弾を打ち破り、悪を打ち倒そうと牙をむく。

「これで終わりにしてやる....
 これが今の俺の全力の!!!
 スピリット...かめはめ波だ!!!!!!」

大量に集めた気は両手から放たれるものとは思えない極太の気功波として、スーパーノヴァ・クウラに衝突した。
この星と、近くの星から集められた、最強のパワーにクウラは押されていた。

だが、その事実を認めたくはなかった。
「俺が...宇宙最強だ!!」

クウラはスピリットかめはめ波を押し返そうと気を振り絞るが、そんな体力はすでになかった。
そして、そして、スピリットかめはめ波は気弾を破壊し、クウラへと迫る。
今のクウラにはこれを破壊しきる力は無く、星を離れて宇宙へと押し出された。
だが、クウラはなかなかにしぶとく、気功波を食らっても、なお体の形を保っていた。その執念と耐久は宇宙最強を自負するだけのことがあったが、ここでクウラへと悲劇が襲い掛かる。その気功波に押し出された方向は運が悪いことに太陽へと向かっていた。太陽には近くない星のはずだったが、あのサイヤ人の気がものすごく、はるかに長い距離を数十秒で押し出されていたことに気づいた。
そして太陽は容赦なくクウラを飲み込む。
身体が溶け、死を思い浮かべる中、クウラは敵への慢心から本当に甘かったのはフリーザだけでなく自分もだったことに気づき、儚く肉体を焼却されそこに命を落とした。



クウラを吹き飛ばした跡地にはこの星を半周するほどの長いクレーターができており、打ったところから50mほどえぐれた地面の上にワサビは仰向けで倒れていた。
元気玉のエネルギーはすでに全て放っており、超化も解けてしまっていたが、
ワサビには満足感が募っていた。

しばらく寝て休憩していると、ドローンがやってきた。

「凄い!凄いよ!まさか元気玉を体内に吸収してパワーアップするなんて!全く思いついてなかったよ!」

「ははっ....でも俺一人では絶対に勝てなかったな...やっぱ強かった。フリーザの兄なだけはあったな。」

「それは仕方ないよ。戦闘力差が界王拳を使ったとしても3倍ぐらいはある敵の前で戦ったんだからね。」

「三倍差...だと⁉それじゃあ超サイヤ人になっても勝てなかったってことじゃねぇか!いったいどうするつもりだったんだ⁉」

「その時は歴史改変のエネルギーを使ったり暗黒魔界の結晶を使おうとしたけど...まあ勝てたからいいじゃない!」

「おいおい...副作用とか絶対あるだろ。」

「大丈夫!僕は安全第一がモットーだからね。」

そんな雑談をしていると、岩陰から一人の宇宙人が姿を現した。

そのことに気づいた俺は声を上げる。
「サウザー⁉生きていたのか!」
俺は立ち上がろうとするが、全力を出し切っていて体を動かすことさえできなかった。
絶体絶命と思ったその時、隣にいたドローンが光線を放ちサウザーの心臓を貫いた。

「これはおまけだよ。流石に僕も目の前で動けないのに殺されるのは見ていて気分が悪いからね。」

「ああ、助かった。」

やっぱりフューは悪い奴ではないんだなと思いながら感謝を述べた。

「さてと、全部終わったし約束通り地球に返してあげるよ。」

「ちょっと待ってくれ。この星に連れてきたときに俺に言った言葉。わすれてないだろうな。」

「安心してよ、ちゃんとプレゼントしてあげるから。地球に戻ったらわかると思うよ。」

「そうか、じゃあその言葉を信じよう。」

「じゃあまた機会があったら実験を手伝ってもらうよ!ばいば~い!」

フューの声が聞こえた後、俺の意識は急に消えた。

























「...よ~し、それじゃ、次の実験を始めようか!」 
 

 
後書き

・時系列
 フリーザが惑星ベジータを破壊してちょっとした後ぐらい。
 クウラが悟空を見逃した後惑星に降り立ち地上げをし終えたときにワサビが送られたって感じです。
・フュー
 今回はゼノバース2時空を採用。ワサビが言った世界は特別な時空だったらしく、フューが行ける時間に制限があるようです。ちなみにクウラを倒した後はドローン越しに改編エネルギーを集めたらしい。改編内容はもしもクウラが原作開始前にサイヤ人に殺されていたらという感じ。
・超サイヤ人になれたきっかけ
 原作を知っているものが超サイヤ人になるために激しい怒りを覚えるにはどうしたらいいかを考えたときに思いついたのがこれでした。フィンが好きな方がもしいたら申し訳ない。ちなみに作者はヒーローズをまあまあやりこんでいて、最近のムービー、特に三大親子かめはめ波とかはめっちゃ激熱で鳥肌立ちまくりだったけれどフィン及び昔のヒーローズの黒歴史は大嫌いです。超サイヤ人4ゴジータという全てにおいて最強の合体戦士が負けるはずないだろぉぉぉぉん⁉
・元気玉吸収
この瞬間だけクウラを大幅に上回りました。星々から集めたエネルギーを超化の時に全て体内に取り込みものすごい爆発力を作り出します。
私はこの元気玉吸収を知ったのはPS2のドラゴンボール、インフィニットワールド(だったっけ?)での超サイヤ人3悟空の究極技龍拳です。
龍拳にしたはずなのにいきなり元気玉を作り始め何やってんだ?と子供ながらに思っていたら「元気玉が消える...」っていって体に元気玉を取り込み龍拳を放った時のカッコよさは忘れられません。
ちなみに超サイヤ人4ゴジータを好きになったのはこの時です。ビックバンかめはめ波とかまじでコントローラーが震えて...ああああ!!マジでよかった。
いまだにドラゴンボールで最強なのはゴジータ4と信じています。

・スピリットかめはめ波
元気玉を吸収したエネルギー全てをかめはめ波に乗せ放つ技です。
名前の由来は元気玉の英名、スピリットボム×かめはめ波から。
多分悟空がやったらバチクソかっこええ...

戦闘力一覧
ワサビ:700万(ナメック星での瀕死からのフューの計らいによる復活パワーアップ)
界王拳:1億4000万
超サイヤ人:3億5000万
元気玉吸収超サイヤ人:7億
スピリットかめはめ波時の瞬間戦闘力:10億

クウラ第四形態:2億
第五形態:5億
スーパーノヴァ・クウラ時の瞬間戦闘力8億

クウラって結構な絶望感ありますよね。映画見てて思いました。
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ぜってぇ見てくれよな!(案件ではない)

次回はカカロットの追加エピソード、たった一人の最終決戦をクリアしたら執筆します。気長にお待ちください..._(._.)_ 
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