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追悼コンサートで

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第一章

             追悼コンサートで
 大ファンだった海外の歌手の追悼コンサートを日本でも行うことになった、栗原直美はそのことを聞いてだった。
 即座にコンサートに行くことにした、それを家で夫の悠一に言うとだった。
「いいんじゃない?行くなら。というかね」
「というか?」
「僕も言っていい?」 
 一五四位の背でスタイルがよく丸顔で童顔に黒髪を短くしている妻に言った。夫の外見は細面で細く長い眉であり切れ長の小さめの目と唇を持っている。黒髪を短くしていて背は一七二程で痩せている。
「僕もその歌手好きだったし」
「じゃあ夫婦で行く?」
「そうする?」
「それじゃあね。コンサートの日と時間は」
 ここで妻はその二つをチェックした。
「平日の夜だから」
「お互い仕事が終わって待ち合わせて」
「それで行きましょう」
「そうしようね、あとね」 
 夫は妻にさらに言った。
「コンサートの詳しい内容知りたいから」
「それでなのね」
「今からチェックさせてくれるかな」
「どんな場所でやるか」
「それでチケットの値段もね」
「ええ、これよ」
 コンサートについて書かれている雑誌のページをそのまま開いて夫に渡した、夫もそれを受け取ってだった。
 そのページを読みはじめた、すると。
 夫の顔は見る見るうちに驚愕のものになってだ、こう言い出した。
「嘘だよね」
「嘘って?」
「いや、追悼コンサートの参加者にね」
 それにというのだ。
「フレディ=マーキュリーがいるって」
「いや、何言ってるのよ」 
 今度は妻が驚いて言ってきた。 
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