| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生と桜島

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八幕その五

「沢山の失敗を糧として」
「成功すればいいね」
「一歩後退しても二歩進む」
 ホワイティも言いました。
「そうしたらいいね」
「一歩後退が失敗だったら」
 チーチーも言います。
「その糧で二歩進んだらいいね」
「例え二歩分の失敗をしてもね」
「それなら三歩進む糧にすればいいんだよ」
 オシツオサレツは二つの頭で言いました。
「それならね」
「どんな失敗をしてもいいね」
「失敗から学ぶことが大事であって」
 ジップも今言いました。
「失敗ばかりであることを駄目だって思うことはないね」
「ましてや宇宙開発なんて未知の世界に進むことだから」
 それでと言うガブガブでした。
「失敗も当然だよ」
「それで駄目だ無理だ止めようなんか言ったら」
 老馬も言います。
「人間は無限の夢を捨てることになるよ」
「夢を捨てるなんて絶対にしたら駄目だよ」
 先生は言いました。
「学問はその夢を手に入れる為のものでもあるからね」
「そうだよね」
「それならね」
「是非共ね」
「宇宙開発はしていかないと」
「失敗しても学んでいって」
「そのうえで」
「やっていくべきだよ」
 先生は言うのでした、そしてです。
 ロケットのことも学びます、見れば日本のロケットもです。
「凄いね」
「こんなに色々な技術が使われているんだ」
「最先端の技術が」
「そうなっているんだ」
「ロケットは最先端技術の塊だよ」
 先生はここでも皆に言いました。
「まさにね」
「そうだよね」
「無限の可能性が秘められた」
「そうしたものだね」
「そうした意味でも夢があるんだ」
 宇宙開発はというのです。
「本当にね」
「そう思うと素晴らしいね」
「宇宙開発は」
「そしてロケットは」
「そうだよ、あらゆる最先端技術が集められて」
 そうなっていてというのです。
「夢を適えるものだよ」
「人類の夢を」
「そうしてくれるものだね」
「それじゃあね」
「これからもね」
「開発していくべきだよ」
 こうお話して今度はあらためてです。
 ロケットの歴史も教えてもらいました、するとでした。
「そうそう、ドイツ軍のヴイロケットもね」
「一号も二号も」
「後で宇宙開発につながってるんだよね」
「フォン=ブラウン博士が開発したからね」
「そう、あの博士の功績は大きくて」
 先生はフォン=ブラウン博士のお話についても言いました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧