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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第三百七十一話 原子力発電所 その1

第三百七十一話 原子力発電所 その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

新日本国内に存在する原子力発電所の数は、全部で9基。
姫先ユイナを除く、全34人からなる紅軍連合は9つの部隊に分かれて行動を開始した。
俺、能沢エーイチロウは、国内でも最大の原子力発電所である、木白崎原子力発電所の襲撃班に所属している。
木白崎原子力発電所の襲撃班のメンバーは下記↓の通りだ。
広末シューサク、料理がめっちゃうまいデブ。
鳥羽リョーコ、男遊びが激しい、しかし付き合う男の顔面偏差値が皆、低い。
労速ジュン、鳥羽リョーコの彼氏。鳥羽リョーコが広末シューサクと浮気している事実を知りながら、見て見ぬふりをしている。
能沢エーイチロウ、音に敏感な、紅軍連合の狂戦士。
木白崎原子力発電所襲撃班の4人は、広末シューサクが運転するトラックに乗って木白崎原子力発電所に向かう。
広末シューサクが運転するトラックが木白崎原子力発電所の門に激突。
そのまま、門を破壊して、猛スピードで木白崎原子力発電所の敷地内に突入、施設に向かって直進する。
木白崎原子力発電所の敷地内に不法侵入者の存在を知らせる、耳障りな警報が鳴り響く。
広末シューサクが運転するトラックが木白崎原子力発電所の入口に激突。
運転席のエアバック機能により、一命をとりとめる、広末シューサク。
他の3人は、自作爆弾が大量に積まれたトラックの荷台から下りて、施設内の警備員たちと対峙する。
俺は警備員たちに向かって大声で警告する。
「このトラックには大量の爆発物が積んである!お前たち施設の職員が、俺たちに抵抗の意思を示した場合、トラック内の爆発物を爆破する!そうすれば、この原子力発電所は爆破され、爆発によって世界中にホーシャノウが放出される‼命が惜しい者はとっとと、この場所から立ち去れ‼」
俺の警告に一斉に、施設から逃げていく警備員と職員たち。
しかし、ただ一人、逃げずに施設のロビーにとどまる男がいた。
「貴様ァ!俺の警告を聞いていなかったのかァッ‼」
俺の警告に物怖じしない男が、俺の警告に対して反論してくる。
「僕は木白崎原子力発電所の責任者だ、責任者として僕はここから逃げるわけにはいかない‼」
「お前!俺の警告を聞いていなかったのか?俺がここを爆破すれば、国内だけじゃねぇ!全世界がホーシャノウで汚染されるんだぜぇ‼おめぇ、それでもいいのかァッ‼」
「僕には君たちが、本気でこの原子力発電所を爆破するとは思えない」
「なんだとぉ‼」
「だってそうだろ?よく考えてごらん、この原子力発電所が爆破されれば、君たちもタダではすまない、君たちの目的はいったいなんだ?」
「俺たち紅軍連合の目的は、この原子力発電所の占拠だ‼」
「紅軍連合...紅軍...そうか、あの、前ソーリダイジンの義死田を爆殺した反政府組織の...でも、こんなことをして、いったい何に意味がある?ホーシャノウに恨みでもあるのか?君たちの本当の目的はここの爆破じゃない、君たちにそんな度胸はない‼」
「うるせぇ!」
俺はナイフで、木白崎原子力発電所の責任者の男の右目を突き刺す。
俺は責任者の男に問いかける。
「お前、家族は?」
「ゔおおおお...痛い...!妻と娘が1人だ...」
「確かに俺たちは、この原子力発電所を爆破するつもりはない、でも、仮にお前が、生き残ったとしても、俺が今度はお前の左目を潰せば、お前はもう二度と、その目で大事な家族を見ることができねぇ、そして、視力を失ったお前を雇ってくれる会社なんでどこにもねぇ!働けなくなった、おめぇはおめぇの嫁と娘にとって何の価値もない、役立たずゥッ‼そうだァッ!おめぇの妻や娘にとって、おめぇの存在は所詮、ATMと同じだァ‼おめぇの妻は仮におめぇが視力を失っても、口と股使ってまた次の男、つまりATMと結婚すりゃあいいッ‼てめぇの代わりなんてどこにでもいるんだよ‼家族と人間社会のお荷物になるのが嫌なら、ここからとっとと立ち去れ‼」
「ぼ、僕はここから逃げない...僕はお前たちテロリストの社会不適合者とは違う、僕はちゃんとした社会人だ、僕は自分の責任を放棄しない、なぜなら僕は社会人だからだ‼」
俺はナイフで、責任者の男の左目を突き刺す。
「ゔおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ‼」
「これでおめぇはもう、社会人じゃねぇッ‼視力を失ったおめぇはこれで、この会社からも、社会からも、家族からも、もう二度と必要とされることはないだろう、いいか?社会人ってのはなァ、社会に貢献して金を稼ぐことができる人間のことだ、視力もねぇおめぇがこの先いったい、どうやって社会貢献するんだよ?つまりだァ‼この人間社会じゃ、金が稼げない人間は死んで当然なんだよ‼俺たち紅軍連合はそんなクソみてぇな世の中を変えるために戦ってるんだ‼金なんかで人の命の価値が決まっちまうようなクソったれな世の中を浄化するために戦ってるんだ‼俺たちの革命活動は、おめぇみたいなマイノリティーの幸福と自由を勝ち取るための聖戦なんだ‼」
俺たち4人は、視力を失った自称社会人の責任者をロビーに残して、制御室を目指す。
遠くから、パトカーのサイレンの音が聞こえてくる。

次回予告 原子力発電所 その2

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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後書き
次回もお楽しみに 
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