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新オズのリンキティンク

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第六幕その二

「知的ですらりとしていて整ったお顔立ちでね」
「イメージ通りですね」
「物凄い美形って感じなんですが」
「漫画や小説とかだと」
「陰陽道も凄くて」
「天才って感じで」
「うん、だから明日は楽しみにしておいてね」
 五人に笑顔のままお話します。
「本当にね」
「そして今はじゃ」
 リンキティンク王がまた言ってきました。
「こうしてホルモンを食べようぞ」
「何というかね」
 カエルマンはそのホルモン、木の串に刺されて焼かれたそれを次から次に食べながらリンキティンク王に応えました。
「癖がある味と食感だけれどね」
「その癖がじゃな」
「実にね」
 まさにというのです。
「いいね」
「そうじゃろう、普通の肉とはな」
「また違うね」
「普通の肉より固かったりぐにゃりとした食感でじゃ」
 リンキティンク王はまず食感からお話しました。
「そして味もな」
「癖があるね」
「実にな」
「内臓の部分はね」
 生きもののというのです。
「こうしてだよ」
「癖があってのう」
「これはこれでだよ」
「美味いのじゃ」
「そうだね」
「それでだね」 
 魔法使いも言ってきました。
「お酒ともだね」
「合うのじゃ」
「そうだね」
「またビールを飲んでおるが」
 リンキティンク王の手には今夜も大きなジョッキがあります、そこには並々と注がれたビールがあります。
「ビールともじゃ」
「合うね」
「お好み焼きや串カツや関東煮もじゃが」
 それと共にというのです。
「このホルモンもじゃ」
「ビールと合うね」
「この街の食いものはビールとよく合う」
 実に、そうした言葉でした。
「最高じゃ」
「全くだね」
「いや、わしは甘いものが大好きじゃが」
「お酒もだね」
「大好きでな」
 魔法使いにそのビールを飲みつつ答えます。
「ビールもそうでな」
「それでだね」
「うむ」
 まさにというのです。
「今とても満足して折るぞ」
「そういうことだね」
「焼かれた匂いもいいですよね」
 クッキーはこちらも堪能しています。
「ホルモンは」
「匂いがまたのう」
「食欲をそそりますよね」
「全くじゃ、それで今夜もじゃ」
「楽しみますね」
「そうじゃ、皆で飲んで食べてじゃ」
 その様にしてというのです。
「楽しもうぞ」
「それでは」
 クッキーも笑顔で応えてでした。
 皆はこの日も美味しいものを満喫しました、そうしてです。
 皆で飲んで食べて満喫してでした。
 この日もホテルでゆっくりと休みました、お風呂とお布団も最高でした。
 翌日朝ご飯を食べてでした、リンキティンク王は皆をその神社に案内しました。その途中にでした。
 皆曲がりくねった坂を通りました、王女はその坂を歩きながらこんなことを言いました。 
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